プロ野球昭和名球会の元東京ヤクルトスワローズの宮本慎也さんが、平成29年6月30日(金)、杜松ホーム(豊町4-24-15)のグラウンドで、南ゆたか保育園（豊町4-17）と、ゆたか保育園（豊町1-18）の、5歳児クラスの園児39人を対象に野球教室を行いました。

　この野球教室は、区内在住の宮本さんが、少しでも多くの子どもたちに野球を知ってもらい、野球人口を増やすきっかけになればと、品川区に提案して実現したもので、昨年5月から順次区内の保育園、幼稚園で開催されています。

　「宮本さーん」「宮本先生」と園児たちの声に促され、大きな拍手で迎えられてグラウンドに現れた宮本さん。スワローズのホームゲーム用の縦しまを模したユニホーム姿は現役時代をほうふつさせます。背中には「6」の背番号と「MIYAMOTO」の文字。そして胸の「Shinyas」が光ります。

　教室は、準備体操に続いて、「ボールを投げる」と「ボールを打つ」という野球の基本から楽しく始まりました。使用したのは、園児でも安全に遊べる、大きいスポンジ状のボールと、振ると「カキーン」と音のなるミニバットです。バッティングティーを使った体験では、バットの持ち方や左右どちらの打席で打つかなど、園児一人ひとりに対して丁寧に指導していました。

　最後に試合形式で得点を争うゲームでは、園児たちは、ボールを打って、投げて、グラウンドいっぱいに必死に走り回りながら、“野球”を存分に楽しんでいました。宮本さんも「頑張れ、頑張れ」と声を掛け、笑顔を見せていました。　
　ゲームが終わり、宮本さんから園児全員にサイン入りのミニハンカチとマスコット人形がプレゼントされると、皆大喜び。合わせて、本日ゲームに使用した、ボール、バット、バッティングティー一式も両園にプレゼントされました。園児たちは野球教室、プレゼントに対して大きな声で『夢をかなえてドラえもん』を歌ってお礼の気持ちを表しました。

　初めて野球教室を体験した園児は「ボールを投げるところが面白かったです」「バットを思い切り振って、グラウンドを走ったのが良かったです」と感想を話していました。