立会小学校全校児童がイラク大使館員と交流

更新日:平成29年10月6日

全員で記念写真
拍手で迎える全校児童あいさつする参事官画像を使ってイラクを紹介クイズを出す参事官クイズの解答に喜ぶ児童お礼を述べる児童全員で校歌を、指揮する児童金管ブラスによる校歌演奏記念品を贈られた児童代表参事官と民族衣装をまとった勝進校長民族衣装の試着体験記念写真に収まる低学年は指輪ゲームを楽しむ大使館員と握手でお別れ最後は1年生がイラク国旗を振ってお別れ
立会小学校(東大井4-15-9)で平成29年10月6日(金)、「世界ともだちプロジェクト」が開催され、全校児童がイラク共和国について学びました。

 同プロジェクトは、東京2020オリンピック・パラリンピック参加予定国・地域を幅広く学び、実際の国際交流に発展させる取り組みです。この取り組みにより、世界の様々な人種や言語、文化、歴史などを学び、世界の多様性を知るとともに、様々な価値観を尊重することの重要性を理解するものです。立会小学校では、昨年のイスラエル国についで2カ国目の学習となりました。

 立会小学校を訪れたのは、在イラク共和国大使館の参事官で主席公使のラハマーン ムフシンさんを代表とする7人。全校児童574人が体育館に集まる中、大使館の皆さんが入場すると、大きな拍手で迎えられました。
 最初にラハマーン参事官は、プロジェクターを使いイラクについて、国の位置、地形、歴史、気候、産業、料理、国旗の由来等を分かりやすく説明しました。また、国内の風景や古代遺跡、小・中学校の様子等を豊富な写真で紹介しました。
 概要説明の次は全員で参加するクイズ大会です。二者択一、児童全員が赤か白の帽子で答えるものです。「イラクにはいくつ県がありますか」「イラクにはチグリス・ユーフラテスの二つの大きな川がありますが、川の上流の国はどこでしょう」等、参事官から解答が読み上げられると、児童たちは一喜一憂、大きな歓声があがりました。
 続いて、児童から御礼に校歌が披露されました。最初は斉唱、続いて金管バンドを交えたダンスバージョンです。大使館の皆さんは拍手で応え、「ありがとう」と言って、児童代表に記念品を贈りました。

 その後は、低学年と高学年に分かれ、イラクについての学習が行われました。低学年は、メヘーベスと呼ばれる指輪ゲームを、高学年は伝統衣装の試着を体験しました。質問タイムでは、「イラクで人気の料理はなんですか」「イラクに日本料理はありますか」等、児童らしい質問に参事官は丁寧に答えていました。

 最後に参事官は、イラクと日本の似ている点として、「家族を大切にする」「平和を愛する」「子どもを宝物としている」ことをあげ、「イラクと日本の関係は1939年から始まりました。両国は共通の利益のために一生懸命協力関係を積んできました。これからもより一層関係が強くなっていくでしょう。日本の未来は明るいです」と結びました。

 大使館の皆さんが学校訪問を終え、校門を出るとき、1年生全員が手にイラク国旗の小旗を振って「ありがとうございました」と見送ると、大使館の皆さんは笑顔を浮かべ立会小学校を後にしました。