品川区サイバーセキュリティに関する協定を締結

更新日:平成30年2月9日

調印式 記念写真
サインをする区長調印式であいさつする区長調印式につめかけた大勢の報道陣実機訓練 パスワードの重要性を学ぶ実機訓練 パスワードラック被害を体験する参加者
品川区は平成30年2月9日(金)、東京商工会議所品川支部、東京都立産業技術高等専門学校および品川・大井・大崎・荏原の4警察署とサイバーセキュリティに関する協定を締結し、調印式を行いました。

 区民および区内中小企業事業者のセキュリティ意識の向上と、サイバー犯罪による被害の防止を図ることが目的です。なお、教育機関がサイバーセキュリティに関する協定に参画するのは都内初となります。

 調印式で濱野区長は、「サイバー攻撃は年々激しくなっていくと予想される。犯罪の被害を防ぐためには、お互いに協力しあい、自分たちや社会を守ることが大切である」とあいさつしました。

 また、同日の夜にキックオフイベントとして、品川区内の中小企業事業者を対象とした実機訓練を実施しました。これは、参加者が自ら機器を操作し、パスワードクラック(※)被害を実体験することで、サイバー攻撃の脅威と対策の重要性を認識し、自社のセキュリティ対策に生かしてもらうものです。
(※パスワードクラック…他人のパスワードを不正に暴くこと)

 この訓練で、単純なパスワード設定のもろさを体験した不動産経営者の男性は「パスワードを複雑にする理由がわかりました」と話し、「社内セキュリティのルール設定やチェック体制も重要ですね」と認識を新たにしていました。