区内一斉防災訓練(荏原第五地区)

更新日:平成25年2月4日

2月2日、品川区ではじめての区内一斉防災訓練が行われました。荏原第五地区では、戸越小学校の家庭科室の中に、仮設の「保健室」「1年1組」「図書室」「ランチルーム」を作って、学校避難所開設・運営の訓練を行いました。

戸越小学校には、豊町1丁目町会と豊町2丁目親和会が避難することになっています。
先ずはじめに、区役所の災害対策本部から学校避難所開設の連絡が学校にありました。
戸越小学校の先生から連絡を受けた豊町1丁目と2丁目の役員の皆さんが本部を開設。次々に避難して来た人の受付をします。
受付の仕方は2つの町会で話し合い、町会別に行うことにしました。
学校職員伝達訓練本部開設受付(豊町1丁目町会)受付(豊町2丁目親和会)
避難者の中には、けがをした人、ペットを連れている人、熱のある人、別の町会の人、帰宅困難者もいます。

けがをしている人は保健室に見立てたテントの中で簡単な治療を受けました。
足の骨折している人には傘の添え木をしました。腕の骨折の人には三角巾を使って体に腕を固定しました。熱のある人にはぬらした三角巾を頭に巻いて、待ってもらうことにしました。
意識のない人を想定してAEDの練習もしてみました。
受付(けが人の対応)けが人発熱の人AEDの訓練
受付をしたら、割り振られた教室で本部の指示を待ちます。
これまで、2町会で教室を割り振ってきましたので、帰宅困難者をどこの教室で待ってもらうかはその場で相談し、要援護者に割り振ってあったランチルームで一時待機してもらうことにしました。
避難してきた人ランチルームで待つ帰宅困難者割り振られた教室で待つ避難民
受付した人数は、区役所職員(方面隊)から区役所内の災害対策本部室にパソコンで連絡します。
方面隊に人数の報告方面隊から区災害対策本部へ伝達方面隊の伝達訓練_2
教室で待っていた避難者の皆さんには、本部の指示により、本当の備蓄倉庫から訓練用物資を運んできてもらいました。中には、備蓄倉庫の位置を初めて確認した人、ミルクの備蓄がないことを心配する人などもあり、良い経験になりました。

運んできた物資は名簿を元に参加者に配られました。この訓練は、万一の災害の時の食糧の配布の際などに役立ちます。
備蓄倉庫物資配布(豊町1)物資の配布(豊町2)
最後に品川区の福田会計管理室長、横溝戸越小学校長、上田荏原第五地区防災協議会会長から「2つの町会が協力して初めてとは思えない良い訓練ができた」と講評がありました。
参加した皆さんからは「実際に災害が起きたときにはもっと混乱するだろう。当日の受付はもっと簡易にするべきだ」「すぐに方面隊は来られないだろう。学校避難所は自分たちで開設しなければ」など感想が聞かれました。
講評(福田会計管理者)講評(横溝校長先生)講評(上田防災協議会会長・戸越小学校避難所会議議長)
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