水環境

更新日:令和2年10月8日

水質汚濁調査

 品川区は、目黒川と立会川の2河川に加え、勝島運河、京浜運河があり、東京湾にも面しています。区では、年4回11地点での水質定期調査を行い、これらの公共用水域の水質汚濁状況を把握しています。

このほか、東京都による水質調査が目黒川、立会川、京浜運河で実施されています。これは、水質汚濁防止法第16条の規定に基づき、東京都が都内の公共用水域の水質測定計画を作成し、水質測定調査を行うものです。

東京都の調査結果については「公共用水域水質測定結果について(東京都環境局))(別ウィンドウで表示します)を参照。

測定地点
水環境 計測地点
  測定地点名 河川・港湾名
1 市場橋 目黒川
2 居木橋 目黒川
3 昭和橋 目黒川
4 新東海橋 天王洲運河
5 東品川橋 天王洲南運河
6 八潮二丁目 東京湾
7 浜川橋 

立会川 

新浜川橋北  勝島運河 
運河中央  勝島運河 
10  鮫洲橋  勝島運河 
11  勝島橋  京浜運河 

水質の状況

(1)BOD、COD、全窒素、全りん等の経年変化

 生物化学的酸素要求量(BOD)化学的酸素要求量(COD)は有機物汚染の代表的な指標です。

 平常時、目黒川には下水の高度処理後の水が放流され、立会川にはJR東京駅の地下水が導水されています。水質汚濁の指標のBODやCODはこれらによる水量確保により改善してきました。
 過去10年間の経年変化をグラフに示していますが、平成31年度の目黒川、立会川のBOD及び運河、海域のCODは、新東海橋のCODを除き環境基準に適合しています。新東海橋のCODについては、運河域であり、水が停滞しがちな状況であることが影響していると考えられます。

 調査地点別経年変化グラフへ

 水深別年度平均値グラフへ

 

(2)生物学的調査について

 水中に生存しているプランクトン(特に植物プランクトン)が異常に増殖し、水の色が茶褐色や赤褐色に変わる現象を赤潮といいます。この赤潮の原因となるプランクトンの調査を、目黒川と勝島運河の水質調査地点6地点で行っています。
 31年度は6月および7月の調査で藻類の数が多く、赤潮が発生していたと考えられます。

地下水調査結果

 区内4地区で年1回、揮発性有機化合物、金属等、環境基準の定められた18項目について地下水の水質調査っておりましたが、1地点を除き長期間環境基準を達成しており今後の数値変動も見込まれないと判断されたため、令和2年度からは基準超過が確認されていた区内1地点のみ調査を行い、令和4年度に当該地点の調査を東京都に依頼したため、現在品川区としての地下水調査は行っておりません。

このほか、地下水調査は東京都による調査も行われています。これは23区を各区4地区に分け、1年に1地区ずつ実施するものです。
東京都の調査結果について「東京の地下水質調査結果(東京都環境局))(別ウィンドウで表示します)を参照。
お問い合わせ

環境課 指導調査係
 電話:03-5742-6751
 FAX:03-5742-6853

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