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水環境

更新日:2017年3月7日

水質汚濁調査

 品川区は、目黒川と立会川、勝島運河、京浜運河があり東京湾にも面しています。この公共用水域では、東京都による水質測定調査が目黒川では太鼓橋(目黒区)、立会川では立会川橋、京浜運河では勝島橋で実施されています。これは、水質汚濁防止法第16条の規定に基づき、東京都が都内の公共用水域の水質測定計画を作成し、水質測定調査を行うものです。

 区では、さらに調査地点を増やし、公共用水域の水質汚濁状況を把握しています。環境基準達成のモニタリングだけでなく、快適な水環境を考える上で必要な調査を追加して、基礎的データの収集と監視をしています。平成28年度は昨年同様、年4回11地点での調査を行っています。

 また、地下水の調査は区内4地区の井戸水で揮発性有機化合物、金属等、環境基準の定められた18項目について年1回調査しています。

 このほか、地下水調査は東京都による概況調査が行われています。これは23区を各区4地区に分け、1年に1地区ずつ実施するものです。

測定地点
水環境 計測地点
測定地点名河川・港湾名
1 市場橋 目黒川
2 居木橋 目黒川
3 昭和橋 目黒川
4 新東海橋 天王洲運河
5 東品川橋 天王洲南運河
6 八潮二丁目 東京湾
7 浜川橋 

立会川 

新浜川橋北  勝島運河 
運河中央  勝島運河 
10  鮫洲橋  勝島運河 
11  勝島橋  京浜運河 

水質の状況

(1)BOD、COD、全窒素、全りん等の経年変化

 BODCODは有機物汚染の代表的な指標であり、有機物の多い河川では溶存酸素が低くなり生物がすみにくい環境になります。全窒素全りんは富栄養化を示す指標となり、赤潮を引き起こす原因として注目される項目です。区では下水道がほぼ完備されています。

 また、大雨などによる下水の越流が起きた時以外の通常時は、目黒川には下水の高度処理後の水を放流され、立会川にはJR東京駅の地下水が導水されています。このため、水質汚濁の指標のBODCODは改善してきました。過去10年間の経年変化をグラフに示していますが、目黒川、立会川のBOD及び運河、海域のCODは、環境基準に適合しています。新東海橋のCODは27年度は環境基準に適合していましたが、28年度は再び環境基準を超過していました。なお、26年度10月22日立会川調査結果については下水の越流により数値が異常となってしまったと考えられるため年度平均からは除外しています。

全窒素全りんについては、東京湾内の環境基準 が全窒素1ミリグラム/リットル以下、全りん0.09ミリグラム/リットル以下であることを考えると、河川部である居木橋、浜川橋における環境基準 はありませんが、どの調査地点でも高値であり、富栄養化していることが分かります。

 

 調査地点別経年変化グラフへ

 

(2)DO、COD、全窒素、全りんの水深による違い

 DOは水に溶けている酸素量で2ミリグラム/リットル以下になると魚などが酸欠を起こし住みにくい状況になります。調査結果を見るとDOは下層の方が少なく、生物が生存しにくい貧酸素の状態でした。

 COD全窒素全りんは目黒川から海に至る調査地点で市場橋を除いて、下層よりも上層のほうが高値でした。なお、平成19年度から調査している新東海橋については、表層水の全窒素が他の運河の調査地点よりも高くなっており、高浜運河に放流されている水再生センターからの下水処理水の影響が考えられます。

 

 水深別年度平均値グラフへ

 

(3)プランクトンや細菌などについて

 目黒川の市場橋付近で河川の水が黄緑色や運河の水が茶褐色になる等の現象が以前から確認されています。そこで平成19年度から赤潮の原因となるプランクトン等の調査をはじめ、平成20年度は5地点、平成21年度からは6地点で行っています。

 細菌数は夏季に増加し、表層に比べ下層の方が低い傾向が見られました。

公共用水域水質汚濁の対策と今後の水質調査

 目黒川、立会川は源頭水源がほとんど無く、下層は潮の満ち引きに関連し比重の重い海水の影響を受け、表層は淡水の層の2層構造になっています。降雨時の下水越流や潮の影響で河川低層部に汚濁物質が滞留して白濁化や硫化水素臭などが発生することが気温の高い春から秋や、大雨の後に起こります。このため平成19年度の立会川環境美化運動を契機に様々な浄化実験を実施し、河川環境保全を図ってきましたが、今後は、この成果を検証し、浄化の方法を検討するなど白濁や悪臭の軽減を目指します。

地下水の水質

 地下水調査は井戸水への合成洗剤の混入について調べるために昭和54年度からはじめましたが、最近では区内の下水道はほぼ完備され、合成洗剤の混入を示す項目(MBAS)は検出されていません。井戸水への混入は認められないため、平成21年度からはMBASの調査を終了しました。

 一方、事業所などで使用されるトリクロロエチレン等の揮発性有機化合物や有害物質は土壌を汚染し、それが地下水汚染を引き起こすことから、環境基準が定められました。土壌から井戸水に混入することが考えられるため、今後も調査し、監視していきます。

 平成28年度の測定結果は、硝酸性窒素および亜硝酸性窒素以外の調査項目で環境基準を満たしていました。

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お問い合わせ

環境課 指導調査係
 電話:03-5742-6751

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