イオンと災害時防災活動協力協定締結

更新日:平成18年12月6日

イオンと災害時防災活動協力協定締結
12月6日、品川区は、災害時における避難場所の提供など被災者の応急援護活動に関して、イオン(株)ジャスコ品川シーサイド店と「災害時における防災活動協力に関する協定」を締結しました。

区では、大地震など災害が発生した際には、事業所の地域協力が不可欠として地域住民・地域の事業所・区が一体となって防災対策に取り組み、地域の防災力の向上、帰宅困難者対策や相互支援体制の確立などを目指して「地域防災対策三者連絡会議」の発足を推進していますが、イオン(株)は今年8月に発足した「品川第二地区地域防災対策三者連絡会議」の構成メンバーで、10月29日に開催された品川第二地区総合防災訓練では雨天縮小のためパネル展示のみとなってしまいましたが、新潟県中越地震の際にイオン(株)が応急避難所として提供し、活躍したバルーンシェルターの実物の展示を予定するなど、地域の防災力向上に積極的に取り組んで、今回の協定締結に至りました。

協定の内容は、災害が発生、または発生が予想され応急活動が必要な場合に、区がイオン側に要請するもので、水や食料などの生活必需品の提供、店舗における避難場所やトイレ等の提供、応急活動資機材の提供などが盛り込まれています。

締結式では、濱野品川区長、東谷イオン(株)ジャスコ品川シーサイド店長が、協定書を取り交わし、東谷店長は「新潟県中越地震の際に被災地域の住民にバルーンシェルターを設置し、炊き出し、飲料水、毛布、日用品、医薬品などを提供し支援活動をしました。こうした経験から地域住民に安全・安心を提供することは小売業の責務、社会的責任であると考えています」と挨拶し、濱野区長は「今回の協定によって、品川区にとっても、区民にとっても大きな安心の一つが得られました。品川区も区民の安全・安心のために努力をいたしますので、店舗においても区民のために尽力をしていただきたい。」と話しました。