弁天通り公園のヒマラヤザクラ

更新日:平成21年12月18日

ヒマラヤザクラ
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品川区立弁天通り公園(品川区中延5-3)のヒマラヤザクラの木が初めて花を咲かせました。

このヒマラヤザクラは、弁天通り公園を作るときに地元の荏原町商店街の人などの声を反映し、平成17年3月にこの公園に植えられたものです。地域の人たちは毎年花が咲くのを楽しみにしましたが、今年初めてピンクの色の花を咲かせました。

ヒマラヤザクラは、ヒマラヤ地方に分布する野生種の1つで、ソメイヨシノに比べ、二酸化窒素吸収率がおよそ5倍と吸収能力が高く、日本の桜の原種といわれています。花の開花時期が落葉直後の11月下旬から12月中旬にかけてと早いために、休眠期間が短く、年間を通して二酸化窒素を吸収することから環境浄化樹木として注目されています。

ヒマラヤザクラの花は12月上旬に咲きはじめ、花のピンク色が濃く、地域の人たちも公園に足を運んでいます。区の公園管理担当者によると「ヒマラヤザクラの木は生育が難しく、花が咲くかどうか心配していたが、きれいな花が咲いてよかった。来年も花が咲くと、木が根付いて毎年花が咲くことが期待できる」と話しています。