弁天通り公園のヒマラヤザクラ

更新日:平成22年12月7日

ヒマラヤザクラ
ヒマラヤザクラと東急線ヒマラヤザクラヒマラヤザクラ
品川区立弁天通り公園(品川区中延5-3)のヒマラヤザクラの木が、ピンク色の可憐な花を咲かせ、緑の少なくなった冬の季節に彩りをあたえています。

 このヒマラヤザクラは、弁天通り公園を作るときに地元の荏原町商店街の人などの声を反映して、平成17年3月に植えられたもの。植樹後しばらくは花が咲かず、地域の人たちをやきもきさせていたのですが、昨年始めて開花しました。

 ヒマラヤザクラは、ヒマラヤ地方に分布する野生種の1つで、ソメイヨシノに比べ、二酸化窒素吸収率がおよそ5倍と吸収能力が高く、日本の桜の原種といわれています。
 花の開花時期が落葉直後の11月下旬から12月中旬にかけてと早く、常緑期間が長いため、年間を通して二酸化窒素を吸収することから環境浄化樹木として注目されています。

 濃いピンク色の花が特徴的なヒマラヤザクラは、12月上旬に咲きはじめ、今は7分咲きといったところ。メジロやヒヨドリなども訪れ、地域の人たちの目を楽しませています。