福島県富岡町の遠藤町長が区役所を訪問

更新日:平成24年1月26日

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1月26日(木)、東日本大震災で被災し、さらに福島第一原発の事故のために郡山市などに避難を余儀なくされている富岡町の遠藤町長が、品川区役所を訪れました。

品川区と富岡町は、それぞれがニュージーランドのオークランド市と国際友好都市であることが縁となり、平成17年に災害時における相互援助協定を締結しました。昨年3月の震災以降、品川区は富岡町に対し、区民などから寄せられた支援物資や義援金計7000万円を届けるなど、支援を続けています。

遠藤町長は、出迎えた濱野区長、山田副区長に、これまでの支援に感謝の気持ちを伝えるとともに、富岡町で現在行われている放射性物質の除染作業の進捗状況や、町民の近況などを話しました。

濱野区長は、「(除染の進捗など)希望が少しでも出てくれば町民の皆さんもさらに前向きになるのでは」と、現在も避難を余儀なくされている町民の方々を気遣いました。また、1月20日~22日に区内で開催された、品川区立保育園・幼稚園の合同作品展「こどもアートフェスタ」の中で子どもたちが作った“富岡町へのメッセージボード”を遠藤町長に手渡しました。

メッセージボードを受け取った遠藤町長は「これは嬉しい」と、ボードに書かれたメッセージに目を走らせ「よく書けている、涙が出そうだ、町民も元気が出ます」と、濱野区長にお礼を述べました。

品川区では、東日本大震災の義援金を引き続き受け付けるなど、今後も必要な支援を続けていきます。