区内一斉防災訓練を実施

更新日:平成25年12月8日

避難所運営訓練の部 仮設トイレ組立訓練の様子
避難所運営訓練の部 避難所運営図上訓練の様子避難所運営訓練の部 避難者名簿作成訓練の様子区管理職職員を前に、訓練の講評をする濱野区長応急対策訓練の部 道路啓開訓練
12月8日(日)、区内一斉防災訓練が各所で行われ、区民、関連団体、区職員などあわせて約2,700人が参加しました。

この訓練は、大地震が発生し、複数の場所で避難所の運営が必要になった場合を想定しています。区内全域が被災した際に、区の災害対策本部と連携しながら、各地域において区民と区職員が協力し、避難所の開設・運営を行うことに主眼を置いており、今年2月に続いて今回が2回目。区内23カ所で行われた「避難所運営訓練の部」、「災害対策本部運営訓練の部」、「応急対策訓練の部」の3部による訓練が、同時に行われました。

訓練に先立ち、濱野区長は従事職員に対し「区民のみなさんにしっかりと(防災への)関心を持っていただくためにも、また我々職員もしっかりした意識を持つためにも大事な訓練です。開始して2回目の訓練で、まだまだ完成された形にはなっていませんが、もっと良い訓練方法を考えながら従事してください」と訓示を述べました。

防災区民組織が主体となった避難所運営訓練は、区内23カ所で行われ、避難所の一つである品川学園(北品川3-9-30)には、3区民組織が参加。避難者名簿用紙に記入後、校内にある備蓄倉庫の場所や設備を確認し、仮設トイレ組立訓練などを行いました。また、避難所運営会議メンバーによる避難所運営図上訓練や物資配給訓練が行われました。

区役所内の災害対策本部室では、災害発生直後から4時間後までの状況を想定し、対策を決定し指揮をとる本部の運営訓練を実施。区管理職らにより、各部の所掌事務に基づいた指揮命令についてシミュレーションを行いました。
また、各避難所や関係機関との通信訓練をあわせて実施しました。その後、陸上自衛隊第1普通科連隊第1中隊長より、講評をいただき、区長の講評で終了しました。

区職員が参加した応急対策訓練は、しながわ中央公園暫定開放広場(西品川1-28)で行われました。荏原消防署・品川建設防災協議会の協力のもと、初期消火訓練ではD級ポンプ、道路啓開訓練ではチェーンソーなどの防災資機材の取り扱いを実施。震災時の職員個々の防災行動力を向上させることを目的に行いました。

また、今回の訓練についてのアンケートを各避難所開設訓練で実施しました。課題や改良点について、今後の訓練に活用させていただきます。