宮古のさんま6,000尾の振る舞いに長蛇の列 「目黒のさんま祭り」開催

更新日:平成26年9月7日

9月7日(日)、目黒駅東口の誕生八幡神社(品川区上大崎2-13-36)周辺で、「目黒のさんま祭り」が開催され、小雨の降る中、焼きさんまの振る舞いに長蛇の列ができた。

平成8年、古典落語「目黒のさんま」にちなんで始められたこの祭りは、ビルが立ち並ぶ目黒駅周辺に、昔ながらの人情とあたたかさを取り戻そうと、目黒駅前商店街振興組合が企画。今回で19回目を迎えた。

今年も、岩手県宮古市から6,000尾の新鮮なさんまが届けられた。炭焼さんまは、和歌山県みなべ町の備長炭で焼き上げ、徳島県神山町のすだちと、栃木県那須塩原市高林の辛味大根で作る大根おろしにべったら漬も添えられるというこだわりの一品。目黒駅周辺は白い煙に包まれ、炭火でさんまを焼くおいしそうなにおいで満たされた。

朝4時に町田市の家を出たという男性は「おいしいです。来たかいがありました」と話し、6時半ごろから家族3人で並んだという荒川区から来た女性は「どうしても1度来てみたかった。炭火で焼いたさんまはサイコーです」と、焼きたてのさんまを堪能していた。

そのほか、新鮮生さんまの無料配布や、宮古市・神山町・高林・みなべ町の物産展や、無料の落語会「目黒のさんま寄席」が開かれ、ラジオ(FM88~89MHz)でも生放送された。

品川区は、「目黒のさんま祭り」が縁で、宮古市と平成14年から災害時相互援助協定を結んでいる。平成23年の東日本大震災発生後には、品川区や商店街で多くの救援物資や義援金が集められ、宮古市へ届けられた。

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