しながわ宿場まつり開催 10万人が江戸風俗を満喫

更新日:平成27年9月27日

~華やかな花魁道中 瓦版屋、火消しに茶屋娘、そして水戸黄門などが旧東海道をパレード~

第25回「しながわ宿場まつり」が、9月26日(土)・27日(日)の2日間、旧東海道品川宿周辺の八ツ山(北品川1丁目)から青物横丁(南品川3丁目)で行われた。
しながわ宿場まつりは、東海道五十三次で最初の宿場町として栄えた品川の伝統と文化遺産を若い世代に伝え、地域を活性化させようと始められた催しで、両日で、約10万人の人出で賑わった。

昨日26日は、「おいらん道中」を開催。5人の花魁(おいらん)が、東海道八ツ山口から品川橋まで約1キロメートルの道のりを、華やかな着物をまとい、高下駄を履いて、吉原流の歩き方「外八文字」で歩いた。

27日は、正午から“江戸風俗行列・交通安全パレード”が東海道八ツ山口をスタート。公募で選ばれた約100人が、武士・町人・茶屋娘・岡引・藤娘・火消しなどに扮して、品川寺(ほんせんじ)まで約2キロメートルにわたり旧東海道を練り歩いた。この日、濱野区長も水戸黄門に扮装し、多くの来場者から記念撮影を求められると気軽に応じていた。また、甲冑を身にまとい火縄銃を携えた森重流砲術鉄砲隊もパレードに参加し、見物客から大きな拍手が送られていた。

交通安全パレードでは、フリーアナウンサーで活躍中の神田愛花さんが品川警察署一日署長に就任。オープンカーに乗車し、交通安全を呼びかけながらパレードを先導した。

江戸風俗行列で“女博打うち”の衣装をまとい参加した30代の女性は「昨年に引き続き2度目の参加です。パレード後に、この格好のままでお祭りに参加できるのがとても楽しみなんです。来年も申し込み是非参加したいです」と早くも来年の開催が待ち遠しい様子。

パレードを見物していた20代男性は「衣装だけでなくカツラやメークも本格的ですごい」と感動を口にしていた。また、会場には多くの外国人観光客の姿も見られ、興味深げに写真やビデオでパレードの様子を撮影していた。

品川寺では“火渡り荒行”と“野点”が行わるなど、旧東海道を訪れた大勢の来場者は、この2日間、大いに江戸風俗を満喫していた。

※こちらの情報は、上記日付による報道機関向けのプレスリリースを掲載したものです。現在の事業等と内容が異なる場合がございますのでご了承ください。
※写真については、「しながわ写真ニュース」をご確認ください。写真のないプレスリリースもあります。