小学生向け国際人育成ワークショップ 4カ国目は“スペイン”

更新日:平成27年11月28日

ハンドゲーム
ホセ先生トマトまつりクイズスペイン版「だるまさんがころんだ」質問する子どもたちパスポートをかかげる子どもたちメモをとる女の子レジュメとトマトのお手玉集合写真
小学生向け国際人育成ワークショップ「国際プログラム~世界と出逢い、世界とつながる~」の「スペイン編」が11月28日(土)、荏原文化センター(中延1-9-15)で開催され、区内在住の小学生27人が参加しました。

このワークショップは、平成26年度に「外国人との交流と英語を話す必要性を実感する」をテーマに協働提案事業として公募し、提案のあった放課後NPOアフタースクールと区が協働で実施しています。参加する小学生は、外国人講師との交流を通じて異文化(言葉・生活・遊び・食べ物)を体験。来年2月に予定している最終回では、「世界の学びの祭典」と題し、これまで実施した各国の外国人講師と参加した子どもたちが一堂に集い、学習成果のプレゼンテーションを行う予定。

今回の「スペイン編」は、6月の「フランス編」、7月の「ラオス編」、9月の「アメリカ編」に続いて4カ国目の開催です。講師を務めたのは、日本でスペイン語と英語を教えながら、子どもたちに異文化を伝えるボランティア活動も行っている、ホセ先生。スライドを使ったりクイズを出したりして、スペインの地理のほか、トマトまつり「Tomatina」や牛追いまつり「San Fermin」などの伝統行事や子どもたちの生活などを紹介しました。トマトまつりの説明では、100トン以上のトマトをみんなで投げ合うと説明しながら、トマト型のお手玉を子どもたちと投げ合って疑似体験。参加した子どもたちは、楽しみながらスペインについて学習していました。

スペインの遊び体験では、スペイン版の“だるまさんがころんだ”「un,dos,tres,pajarito inglés」(※éはアクセント記号の付いたe)と、二人一組で両手を上下に重ね、下側の人が素早く手を動かして、相手の手をたたくという遊び「ハンドゲーム」に挑戦。「ハンドゲーム」では、ホセ先生に戦いを挑む子どもたちで、長蛇の列ができていました。

ワークショップの最後には、パスポートに押される入国スタンプと似たシールが配られ、子どもたちは得意気な表情を見せていました。学んだ内容や英単語などを、メモ帳にぎっしり書き込んでいる女の子もいました。

次回は、1月23日(土)に「インド編」を開催する予定(参加申し込みは締め切りました)。様々な国について学び、異文化を体験した子どもたちは、国際人としての一歩を確実に踏み出しています。