JINJAでEnjoy!おもてなし実践ツアー(旧東海道編)

更新日:平成27年12月7日

青少年地域貢献活動ボランティア“しながわ役立ち隊”と区職員がガイドを務め、品川の名所を外国人に案内する「おもてなし実践ツアー」が12月7日(月)、旧東海道で開催された。このツアーは、品川の魅力を伝えるため、しながわ役立ち隊や区職員によって検証・作成されたもの。
参加したのは、首都大学東京の留学生など、ブラジル、メキシコ、ベルギー、中国の4カ国5人の外国人。

記念すべき第1回となる今回のツアーは、東海道五十三次で最初の宿場町「品川宿」のあった旧東海道を中心に実施。最初に訪れた品川神社では、富士山を信仰する場所「富士塚」を見学。また、手水(ちょうず)を取るなどの参拝の作法を学んだ。
続いて、人力車の乗車や車を引く俥夫(しゃふ)を体験したほか、旧東海道沿いに店を構える呉服店「尾張屋」を訪れ、座敷遊びや花魁(おいらん)体験を行った。座敷遊びでは、外国人でも簡単にルールが理解できると、桐箱の台に立てられた「蝶」と呼ばれる的に向かって扇を投げるゲーム「投扇興(とうせんきょう)」に挑戦。扇を思うように飛ばすことができず、なかなか的に当たらなく、何度も扇を投げていた。花魁体験では、女性は花魁衣装を、男性は着物を羽織って記念撮影。高下駄を履き、花魁が行う特殊な足運び「外八文字(そとはちもんじ)」にも挑戦していた。
尾張屋の大橋代表取締役は、「日本には、ものをはっきり言わないのが美しいという文化があります。値段は言葉にせず、“そろばん”で提示したり、花魁遊びでは客の申し出に応じるか否か、煙草を使って示したりしていました」と日本の侘・寂(わび・さび)を説明した。

参加した外国人は、「日本の伝統的な着物を着ることができてとても良い思い出になった」「箸の使い方が難しかったが、お昼に食べたソバは、とてもおいしかった」など今回のツアーに好感触を示していた。短い時間ではあったが、品川の歴史・文化を存分に楽しんだ。

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