障害者差別解消に向け 村木厚子氏が区職員へ講演

更新日:平成28年6月7日

~誰もが利用しやすい品川区役所を目指して~

 品川区は6月7日(火)、区職員を対象に、障害者差別解消法スタートアップ講演会「障害者差別解消-私たちに何ができる?-」を開催した。

 この講演会は、4月から施行された「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)」にあわせ、障害者差別解消のための措置に行政機関として対応するための取り組みの一つ。

 講師を務めたのは、前厚生労働事務次官の村木厚子氏。村木氏は、行政官として障害者雇用や障害者福祉に携わった経験を踏まえ、障害についての考え方や捉え方を解説。障害についてあまり意識することなく、同じ区民として普段通り接することの大切さや、障害者が本来の力を発揮できるかどうかは、受け入れる社会次第で決まることなど、差別解消へのポイントを分かりやすく紹介した。

 その他、品川区では4月に、国が策定した基本方針に基づき、全ての区職員が遵守する「品川区における障害を理由とする差別の解消の推進に関する職員対応要領」を策定。要領には、職員が事務事業を行うにあたり、障害を理由とした差別を行わないよう適切に対応するための基本的事項を定めるとともに、具体的な差別行為や望ましい合理的配慮を例示している。

 引き続き、管理監督者研修や職場研修、職員ハンドブックの作成など、区職員に対して障害への理解・啓発の取り組みを進め、障害者を含めたすべての区民にとって、品川区役所が利用しやすい場所となるよう努めていく。

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