しながわ防災学校「区民防災組織コース」開講

更新日:平成28年6月25日

「しながわ防災学校」(平成28年3月11日開校)の「防災区民組織コース」が6月25日(土)、区役所防災センター2階の「しながわ防災体験館」で開催され、大崎地区の防災区民組織のメンバーなど26人が参加した。

 「しながわ防災学校」は、防災区民組織、事業者、区民のための学校。品川区災害対策基本条例に示す“努め”に応じて、災害の予防・応急・復興対策においてそれぞれどんな“役割”を果たすのかを知り、各対策活動を実践できるようにするとともに、地域の活動の中心となる“しながわ防災リーダー”を育成し、地域防災力を向上させることを目的としている。カリキュラムとしては、対象者別に設定された「防災区民組織コース」「事業所コース」「家庭・区民コース」の3コースのほか、災害対策上の各種テーマを設定したテーマ型研修「防災カフェ」、実践力向上のための現地研修「地域実践コース(地域への出前研修)」を実施していく。

 今回は、「防災区民組織コース」のなかでも地域防災リーダーを育成するため「地域防災ベーシックコース」が開催され、「防災の基礎」「災害発生直前・直後の対策」「避難所生活以降の対策」「地域で取り組むべき対策」というテーマについて、学校と同じように1限目から5限目までの時間割に沿って授業が進められた。

 受講生たちは、地震と風水害では避難方法が異なるなど、座学やワークショップで知識を深めたほか、会場となった「しながわ防災体験館」の設備・機能を活用し、要配慮者の避難誘導体験にも挑戦。西五反田六丁目町会の松尾清隆 防災部長(69)が、「頭で分かっていても、実際に行動できないといけない。災害時、地域の人や子どもたちが冷静に判断し行動できるように、日頃から防災への意識をもてるようにしたい」と話すなど、それぞれ“しながわ防災リーダー”としての気持ちを新たにした様子だった。

 品川区は、今回を皮切りに7月23日(土)までの毎週土曜日、地区ごとに同コースを順次開講し、さらなる地域防災力向上を目指す。

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