「中国語少し通じます商店街」プロジェクトを実施

更新日:平成28年8月5日

~ニーハオ!戸越銀座商店街で中国人観光客のおもてなし~

 2020年東京五輪・パラリンピック開催を視野に品川区の国際化に向けたプロジェクト「中国語少し通じます商店街」が8月5日(金)、戸越銀座商店街振興組合で行われた。

 このプロジェクトは、平成26年から始まった「英語少し通じます商店街」のノウハウを生かした中国語版で、商店街でも使う機会が多くなった中国語の取り組みを開始する。流暢な語学力を習得するのではなく、よく使うフレーズや単語など「少し」の中国語に、おもてなしの気持ちを込めて外国人観光客を積極的に受け入れる雰囲気を地域全体で作り上げることを目的としている。

 今回、同プロジェクトに参加したのは、区内屈指の集客率を誇る戸越銀座商店街の電器店、洋服店、たばこ店、薬品店、食料品店、文具店の6店舗の店主や従業員たち。事前の講義で習得した中国語のあいさつや接客の基本フレーズを用いて、お客さん役の張 小兵(ちょう しょうへい)講師をもてなした。
 店主たちは「ニーハオ ホォアン イィン クアァン リン(こんにちは いらっしゃいませ)」の第一声で講師を出迎えてプロジェクトがスタート。講師の「これは何ですか?」や「いくらですか?」の質問に店主たちは覚えたての中国語で一生懸命の受け答えを試みた。

 「英語少し通じます商店街」にも参加した洋服店「アミチエ」(戸越1-23-8)の伊藤店主は「実際に接客すると緊張で頭が真っ白になってしまった。知り合いの中国留学生に協力してもらってこれからも勉強を続けたい」と話し、中国語で表記された講師特製のPOPを見せてくれた。
 また、「たばこショップわたなべ」(戸越1-16-8)の岩原店主は「口形のビデオを何度も見ていたので発音はうまくいった。実際の接客は会話なので、話すことよりも聞き取って理解することがおもてなしにつながると感じた」と感想を話した。
 戸越銀座商店街振興組合の理事長でもある「いっせい電器」(戸越2-5-5)の藤戸店主は「引き続き商店街全体で外国人観光客へのおもてなしに取り組んでいきたい。外国人観光客たちには食べ歩きしながら商店街を楽しんでもらいたい」と思いの丈を語った。

※こちらの情報は、上記日付による報道機関向けのプレスリリースを掲載したものです。現在の事業等と内容が異なる場合がございますのでご了承ください。
※写真については、「しながわ写真ニュース」をご確認ください。写真のないプレスリリースもあります。