区立延山小学校でプロのジャズミュージシャンが指導

更新日:平成29年2月14日

プロのジャズミュージシャンたちによる楽器指導が平成29年2月14日(火)、区立延山小学校(西中延2-17-5)で行われ、同校の金管バンドクラブに所属する4~6年生の児童約40人が参加した。

 この楽器指導は、「プロミュージシャンに教わることで、子どもたちが一流の音を感じ、プロのテクニックや演奏のコツを学んでほしい」という学校の思いに応え、なかのぶジャズフェスティバル実行委員会の平野代表が、同フェスティバルに出演するプロミュージシャンたちに声を掛けて実現。平成21年から毎年実施されている。

 指導を受ける金管バンドクラブは、3月20日(祝・月)に荏原文化センター(中延1-9-15)で開催される「第11回なかのぶジャズフェスティバル」のメーンコンサートで、地元アマチュアバンドとしてステージに上がり演奏を披露する。小学校のクラブ活動と地元の商店街連合が主催するイベントとのコラボレーションは、区内でも珍しい取り組みだ。

 今回、指導を行ったのは、向井滋春(tb)、ルイス・バジェ(tp)、市原ひかり(tp)、小山太郎(ds)の4人。児童たちが演奏する「レイダース・マーチ」「イン・ザ・ムード」を聴くと、「全員で音の強弱を極端に」など、修正ポイントを的確に指摘した。その後、各パートに分かれて30分間の個別指導を実施すると、児童たちは、普段受けることのできないプロミュージシャンからの指導とあって、真剣な表情で練習に取り組んでいた。

 個別指導を終え、改めて全員で演奏。子どもたちは、迫力のある音色を披露した。指導した4人も「すばらしい」と拍手し、最後は子どもたちと一緒に演奏を楽しむ一幕も。

 プロミュージシャンたちは「音を体で感じて」「息をゆっくり、たっぷり吸って」「周りの音を聞いて」「毎日練習しよう」とそれぞれ子どもたちへエールを送った。平野代表は、「30分でこんなに上達するとは思わなかった。子どもたちの吸収力はすごい。本番まで楽しみながら練習をがんばってほしい」と、演奏を終えた子どもたちを見ていた。

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