福島県富岡町の“いま”を区広報番組で伝える

更新日:平成29年3月6日

~品川区公式ユーチューブチャンネル「しながわネットTV」で配信中~

 品川区は平成29年3月6日、品川区公式ユーチューブチャンネル「しながわネットTV」(youtube.com/ShinagawaNetTV)で、福島県富岡町の現状を紹介する区広報番組を配信した。富岡町は4月1日から、帰宅困難区域を除いて避難指示が解除される。

 今回の番組は、区内在住の噺家・柳家三之助がメーンパーソナリティを務める「三之助の笑顔いっぱいとっておきの品川」。ケーブルテレビ品川で放送されている区広報番組の1つで、今年10年目を迎える人気番組。「東日本大震災から6年 富岡町のいま」と題し、ケーブルテレビ品川では3月の毎週木曜日、1日5回放送されている。

 番組は1月30日、31日に撮影され、富岡町役場の担当職員が富岡町内を案内。復興の拠点として昨年11月に一部オープンした複合商業施設「さくらモールとみおか」や復旧工事が進む富岡駅、人気のない住宅地、バリケードによって分断された「夜の森の桜並木」など、富岡町の“いま”を紹介している。「さくらモール とみおか」内のお総菜屋で働くいわき市在住の田中さんは「震災の翌日、バッグひとつで避難してから6年…。福島には戻らないという選択肢もあったが、やはり故郷が良くて帰ってきた。食べ物があるとみんなが集まってくる。それが富岡町の復興の第一歩になる」と、ふるさとへの思いを話している。番組の後半では、福島県浪江町出身で品川区職員の小林さんと、その父で、震災後に移転先の富岡第一中学校の教頭を務めた渡部さんへのインタビューも収められている。

 富岡町と品川区は、共にニュージーランドのオークランド市が国際友好都市であることが縁で、平成17年4月、「災害時における相互援助協定」を締結。東日本大震災発生後の平成23年4月6日、品川区は町民の多くが避難している郡山市へ、飲料水やマスクなどの救援物資と義援金を搬送した。また、区民保養施設の光林荘(栃木県日光市)を避難所として開設し、町民30世帯78人を受け入れるなど様々な支援を実施。義援金は現在も届けている。

 「しながわネットTV」では3月の1カ月間、過去に制作した防災に関する区広報番組を「特集」としてまとめ、同番組とともに配信している。

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