中延小学校で「おたがいさま運動」学習会を実施 ~10月はおたがいさま運動推進月間~

更新日:平成29年10月3日

アイマスクをつけて段差を降りる体験
アイマスクを着けての体験車いす体験車いす体験
~10月はおたがいさま運動推進月間~

 中延小学校(中延1-11-15)で、平成29年10月3日(火)、「おたがいさま運動」の学習会が行われました。
 
 おたがいさま運動は、平成20年3月に策定した「品川区すべての人にやさしいまちづくり推進計画」に基づいて実施しているもので、困っている人がいたら助ける、困ったときは「助けて」と言える、そんなことがあたりまえにできる「支え合いのまちづくり」を区民みんなで進めていくための運動です。

 区では、10月を推進月間として更に運動を普及啓発しており、取り組みの一つとして、この日は、4年生22人が学習会に参加しました。同校では、オリンピック・パラリンピック教育アワード校として、車いすバスケットボール体験も既に実施しており、積極的に様々な体験学習を行っています。

 学習会は、品川区社会福祉協議会の職員が講師となり、おたがいさま運動のパンフレットを使い、まちにはどんな人がいるかを子どもたちに問いかけながら、おたがいさま運動やユニバーサルデザインの説明を行いました。

 その後、二人一組になり“アイマスクを着けての体験”と“車いす体験”を行い、視覚および下肢に障害のある方の立場と、その方を介助する役を全員が経験し、「相手をおもいやる」ことの大切さを考えるきっかけを学びました。体験した子どもたちは、「どこに何があるかわからなくて、目の見えない人の気持ちがわかった」「アイマスクの人に段差を教えることが難しかった」などの感想が寄せられました。

 最後に、講師から「今日の体験を通して、目が見えない人や車いすを使う人の気持ちが分かり、これからどうしようと思いましたか? まちなかで知らない人に声をかけるのはとても勇気がいるけれど、電車で妊婦さんに“どうぞ”と席を譲ったり、大きな荷物を持っているお年寄りに信号を渡る間だけでも“お持ちしましょうか?”と声をかけてみるなど、みんなの一言でやさしいまちづくりが進みます。ぜひできることからやってみてください」と、この運動の推進に向けたメッセージで締めくくられました。

 なお、本運動の普及啓発用DVD「みんなができる“すべての人にやさしいまちづくり”について考えよう!」は、youtube品川区公式チャンネル「しながわネットTV」で公開しています。ぜひご覧ください。