がけ・擁壁に関する調査結果について

更新日:2017年7月18日

区内には高さ2メートルを超えるがけや擁壁が多数存在します。
擁壁では施工年代の古い大谷石造やコンクリートブロック造など、現在の基準では十分な強度を持たないものや、鉄筋コンクリート造であっても欠損や変形などの老朽化が進行し強度が低下しているものなどがあります。また、自然のがけのなかには、風化により崩落が進行しているものもあります。
このため品川区では、区内全域のがけや擁壁の実態調査を実施し、現状の把握に努めてきました。この度、区内全域の実態基礎調査が完了し、その調査結果がまとまりましたのでお知らせいたします。

品川区では実態基礎調査の結果を受け、敷地が道路・公共施設・急傾斜地崩壊危険箇所(※)に面しているがけや擁壁の安全対策工事を行う所有者の方を対象に、擁壁の築造または改修工事に要する費用の一部を助成する制度を設けましたので、工事をご検討されている方は、事前に区へご相談下さい。
今後も『広報しながわ』や区ホームページ、助成制度のパンフレットの配布などを通して地震災害や風水害に対する防災および減災意識を高めていただくと共に、宅地および建築物の安全性の向上を図り、災害に強い安全なまちづくりを推進してまいります。

(※)…がけ高が5m以上のがけ等で、東京都が東京都地域防災計画により公表した箇所をいう。

調査結果

区内に存在する2メートルかつ角度30度を超えるがけや擁壁を対象として、現地の状況を外観目視により調査しました。
その結果、安全性がやや低いとされたものは293箇所あり、安全性が低いとされたものは68箇所が挙げられました。

■安全性が低い斜面の例(対策や改善が望まれる状況)
・「大谷石造」や「コンクリートブロック積」の擁壁に、積石やブロックの著しい劣化や、ずれまたは中抜け部分がある。
・「鉄筋コンクリート造」の擁壁だが、傾いたり大きな亀裂が入っている。
・しみ込んだ雨水ががけから噴き出している。

■安全性がやや低い斜面の例(適切な維持管理が必要な状況)
・擁壁の水抜き穴が、土砂やゴミなどで詰まり排水していない。
・樹木や草などの植生のないがけで、土がむき出しになっている。
・「大谷石造」や「コンクリートブロック積」の擁壁に、積石やブロックの小規模な劣化や、小さなずれ部分がある。
  
品川区では、がけと擁壁の改善方法や維持管理に関するご相談に応じております。
お問い合わせ

建築課審査担当(構造)
 電話 03-5742-9172