グローバルナビゲーション

ワクチンで予防できる女性のがん(子宮頸がん)

更新日:2018年3月27日

子宮頸がんとは

子宮の入り口付近、「子宮頸部」にできるがんをいいます。
 日本では年間約15,000人が子宮頸がんを発病し、約2,500人が死亡しているといわれており、女性特有のがんの中では乳がんに次いで第2位を占めています。特に20代から30代の若年層では増加傾向にあり、この年代で発症するすべてのがんの中で第1位となっています。

子宮頸がんの症状

初期には全く症状が無いことがほとんどで、自分で気づくことはできないことが多く、そのため、不正出血やおりものの増加、性交時の出血などに気がついたときには、がんが進行している場合もあるといわれています。

がんになる前や初期の子宮頸がん

ほとんどの場合、無症状

進行した子宮頸がん

・性交後出血
・おりものの異常(茶褐色、黒褐色のおりものが増えるなど)
・不正出血(月経時以外の出血)
・下腹部や腰の痛みなど

子宮頸がんの原因

子宮頸がんは、発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)の持続的な感染が原因となって発症するといわれています。粘膜の接触によって感染するウイルスで、多くの場合、性交渉によって感染すると考えられています。

 このウイルスに感染すること自体は特別なことではなく、すべての女性の約80%が一生に一度は感染していると報告があるほど、とてもありふれたウイルスです。また、感染しても自然に消えてしまうのが普通ですが、持続感染があると前がん病変(細胞に異常が生じている)から、がんへと進むことがあります。このため、性行動のあるすべての女性が子宮頸がんになる可能性を持っています。

子宮頸がんの予防

1.ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)ワクチン 

ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)予防ワクチンは、発がん性HPVの中でも、特に子宮頸がんの原因として最も多く報告されているHPV16型と18型の感染を防ぐワクチンです。日本では2009年10月に承認され、同年12月22日より一般医療機関で接種可能となりました。 感染を防ぐために3回のワクチン接種が必要です。しかし、このワクチンは、すでに感染しているHPVを排除したり、子宮頸部の前がん病変やがん細胞を治す効果はなく、あくまで接種後のHPV感染を防ぐものです。また、すべての発がん性HPVの感染を防ぐことはできません。

 

 2.子宮がん検診 

子宮頸がんが進行した状態(進行がん)で見つかった人の約8割は、がん検診を受けていなかったといわれています。定期的ながん検診によって前がん病変を見つけ、がんになる手前で治療することができます。 子宮頸がん予防には定期的な子宮がん検診と、ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)予防ワクチンの接種の両方が重要です。

「ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)予防ワクチン」

ヒトパピローマウイルス(HPV)は100種類以上あり、そのうちの15種類が、がんの原因になるといわれています。
 ワクチンは2種類あります。

(1) サーバリックス(2価;16型、18型)
(2) ガーダシル(4価;6型、11型、16型、18型)
 

接種可能年齢

10歳以上の女性。

予防接種の効果

グラクソ・スミスクライン社では最長で8.4年(ホームページより)以上とされていますが、持続期間ははっきりとわかっていません。しかしHPV16型と、18型の感染を防ぐことで、これらによって生ずる子宮頸がんを予防できると考えられています。

接種スケジュール

(1) サーバリックス
0、1、6か月後に3回筋肉内に接種します。ただし、やむを得ず接種間隔の変更が必要な場合は、2回目の接種は1回目の接種から1~2.5か月の間に、3回目の接種は1回目の接種から5~12か月の間に接種することができます。

(2)ガーダシル
0、2、6か月後に3回筋肉内に接種します。ただし、2回目および3回目の接種が初回接種の2か月後および6か月後にできない場合、2回目接種は初回接種から少なくとも1か月以上、3回目接種は2回目接種から少なくとも3か月以上の間隔を置いて接種できます。また、1年以内に3回の接種を終了することが望ましいです。

サーバリックスとガーダシルの互換性について

2つのワクチンの互換性に関する安全性、免疫原性、有効性のデータは無いことから、各ワクチンについて、それぞれ(1)(2)の接種方法に基づき接種してください。

副反応

接種部位の発赤、痛み、腫れる、硬くなる、筋肉痛、頭痛、関節痛、倦怠感、悪寒、発熱など

 

子宮頸がんワクチン予防接種について

平成25年4月1日からヒトパピローマウイルス(子宮頸がん)ワクチンが定期予防接種となりましたが、現在、積極的勧奨を差し控えております。

 詳しくは、下記リンク先をご確認ください。

お問い合わせ

品川区保健所 保健予防課
電話:5742-9152