ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)予防接種:HPVワクチン
更新日:令和5年7月18日
高校2年生相当の方も、引き続き公費(無料)で接種を受けることができます。
高校2年生相当の方はキャッチアップ接種の対象となり、令和7(2025)年3月末まで公費で接種を受けることができます。
・有効期限が「令和5年3月31日」と印字されている予診票は、原則として使用できません。
接種を完了していない方は、令和5年6月末頃に区から改めて送付する予診票を使用してください。
なお、6月末の予診票発送よりも早く接種をご希望の方には、個別に予診票をお送りします。
品川区電子申請サービスで未接種回数分の予診票の交付申請をしてください。
申請はこちら⇒「こどもの予防接種予診票交付申請(別ウィンドウ表示)」
シルガード9(9価ワクチン)について
シルガード9(9価ワクチン)は令和5年4月1日から公費接種が可能となりました。
HPVワクチンは、3回とも同じ種類のワクチンで接種することを原則とされていますが、
これまでにサーバリックス(2価ワクチン)またはガーダシル(4価ワクチン)を1回または2回接種した後、
残りの回数をシルガード9(9価ワクチン)で接種することについては、「安全性と免疫原性が一定程度明らかにあっていることや
海外での取り扱いを踏まえ、適切な情報提供に基づき、医師と被接種者等がよく相談した上であれば、実施して差し支えない」
とされています。
シルガード9での接種に変更を希望される方は、接種医とご相談ください。
※お手元の予診票がシルガード9(9価)の記載がないものでも、そのまま使用可能です。
我が国では毎年、約1.1万人の女性が子宮頸がんになり、毎年、約2,900人の女性が亡くなっています※。
子宮頸がんの患者は20歳代から増え始めて、30歳代までにがんの治療で
子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も、1年間に約1,000人います※。
※出典 国立がん研究センター がん情報サービス 2018年全国推計値に基づく累積罹患リスク、2019年累積死亡リスク、
2019年人口動態統計がん死亡データより
ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)予防接種(HPVワクチン)の接種により、
子宮頸がんの原因の50~70%を防ぐ効果があります。
子宮頸がんは、予防接種で予防できる唯一のがんです。
子宮頸がんを予防するには、HPVワクチンの接種が有効です。
下記のリーフレットをよくお読みになり、接種を受けて下さい。
小学校6年~高校1年相当 女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(概要版)(PDF:3MB)
小学校6年~高校1年相当 女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(詳細版)(PDF:4MB)
ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~(別ウィンドウ表示)
・ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)予防接種の積極的な接種勧奨を控える勧告が廃止されました
・対象者
・接種回数・スケジュール
・HPVワクチンを既に自費で接種した方には、接種費用を払い戻します
・新型コロナウイルスワクチンとの接種間隔
・実施医療機関
・紛失・転入等によりお手元に予診票がない場合
・使用するワクチンについて
・注意事項
・副反応
・HPVワクチン接種後に異常があるとき
・予防接種法に基づく健康被害救済制度
・20歳を過ぎたら、子宮頸がん検診を受けましょう
・よくあるご質問
ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)予防接種の積極的な接種勧奨を控える勧告が廃止されました
HPVワクチンは平成25年4月から定期予防接種となりましたが、
ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛が特異的に見られたことから、
平成25年6月に積極的な接種勧奨が差し控えとなり、区では予診票の発送を中止してきました。
その後、HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、
接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことにより、
国は令和3年11月に積極的な接種勧奨の差し控えを廃止しました。
これを受け、品川区では、令和4年度より対象者への予診票の送付を再開しました。
また、積極的な接種勧奨の差し控えにより、接種機会を逃した方への接種(キャッチアップ接種)を
令和4年4月1日から令和7年3月31日まで実施しています。
積極的な接種勧奨の差し控えについてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
→厚生労働省 HPVワクチンに関するQ&A(別ウィンドウ表示)
「積極的な勧奨の差し控えについて」
ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)予防接種:HPVワクチン
対象者
定期予防接種
対象者 :小学6年生から高校1年生相当の女子
接種期間 :高校1年生の3月31日まで
予診票発送:小学6年生
接種費用 :無料
積極的な接種勧奨の差し控えにより、接種機会を逃した方への接種(キャッチアップ接種)
対象者 :平成9年4月2日から高校2年生の女子
接種期間 :令和7年3月31日まで
予診票発送:令和4年7月初旬に対象者に発送しました。
転入されてきて接種をご希望の方は予診票の交付申請が必要です。
申請はこちら⇒「こどもの予防接種予診票交付申請(別ウィンドウ表示)」
接種費用 :無料
接種回数・スケジュール
・接種できるHPV(子宮頸がん)ワクチンは、シルガード9(9価)、ガーダシル(4価)、サーバリックス(2価)の3種類です。
・原則として、同じ種類のHPVワクチンで接種を進めます。どのワクチンを接種するかは、接種する医療機関に相談してください。
・ワクチンの種類や接種する年齢によって、接種の回数や間隔が異なります。
・いずれのワクチンも、半年~1年の間に決められた回数の接種を受けます。
・シルガード9(9価)は令和5年4月1日から公費接種の対象となりました。
お手元の予診票にシルガード9(9価)の記載がないものでも、そのまま使用可能です。
シルガード9(9価)の詳細は下記をご覧ください。
厚生労働省「9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について」(別ウィンドウ表示)
HPVワクチンを既に自費で接種した方には、接種費用を払い戻します
定期接種の年齢を過ぎて、HPVワクチン(サーバリックス(R)、ガーダシル(R))を自費で接種した場合、
品川区が定める上限額の範囲内で払い戻しをいたします。
詳しくはこちら⇒HPV(子宮頸がん)ワクチンを定期接種の年齢を過ぎて接種した方への接種費用の償還払い
新型コロナウイルスワクチンとの接種間隔
HPVワクチンと新型コロナウイルスワクチンを接種する場合、接種間隔が必要です。
・HPVワクチンと新型コロナウイルスワクチンは同時接種ができません。
・どちらが先でも、13日以上の間隔をおいて接種する必要があります
「13日以上の間隔をおいて」とは、2週間後の同じ曜日から接種可能ということです。
例えば、10月1日に新型コロナウイルスワクチンを接種した場合は、HPVワクチンを接種できるのは10月15日以降です。
実施医療機関
(1)品川区の実施医療機関(PDF.1,131KB)
(2)品川区外の22区の契約医療機関でも、品川区の予診票を使用して接種を受けられます。
契約医療機関かどうかは、医療機関または自治体の予防接種担当へお問合せください。
進学等のやむを得ない事情で23区外の医療機関で接種を希望される方は、
事前に「予防接種依頼書交付申請」が必要です。(手続きには1週間程度かかります)
詳細はこちら⇒「里帰り出産等の理由により23区の契約医療機関以外で定期予防接種を受ける方へ」
申請はこちら⇒こどもの予防接種依頼書交付申請(別ウィンドウ表示)
紛失・転入等によりお手元に予診票がない場合
紛失や転入などによりお手元にない場合は、再交付が可能です。
請求方法:品川区電子申請サービスまたは窓口で予診票交付申請をしてださい。
(1)品川区電子申請サービスで交付申請をする場合
申請はこちら⇒「こどもの予防接種予診票交付申請(別ウィンドウ表示)」
※親子健康手帳(母子健康手帳)の画像データが必要です。
あらかじめスマートフォン等で出生届出済証明のページと予防接種の記録のページを撮影のうえ、
申請してください。
(2)窓口での再交付
親子健康手帳を持って窓口へお越しください。窓口で予防接種予診票を再交付します。
・品川区保健所保健予防課(品川区役所7F) 品川区広町2-1-36
・品川保健センター 品川区北品川3-11-22
・大井保健センター 品川区大井2-27-20
・荏原保健センター 品川区西五反田6-6-6
いずれも午前8時30分から午後5時まで(土曜、日曜、祝日、年末年始除く)
使用するワクチンについて
詳しくは添付文書をご覧ください。
サーバリックス(2価ワクチン)添付文書(PDF:628KB)
ガーダシル (4価ワクチン)添付文書(PDF:812KB)
※シルガード9(9価)は令和5年4月1日から公費接種の対象となります。
詳しくはこちら⇒厚生労働省「9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について」(別ウィンドウ表示)
注意事項
・接種当日は予診票と親子健康手帳(母子健康手帳)を持参してください。忘れた場合は接種できない場合があります。
・サーバリックス(2価ワクチン)とガーダシル(4価ワクチン)の混用は安全性の確認がされていません。
原則として、3回とも同じワクチンで接種を受けてください。
・16歳未満の方は、予防接種を受けるために保護者の同伴が必要です。
ただし、13歳以上のお子さんは、保護者が記入したヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)予防接種同意書(PDF : 247KB)を
本人が持参すれば、保護者が同伴しなくても接種することができます。
・それぞれのワクチンは接種間隔や効用が違うため、接種する場合は、必ず接種医師から説明を受け、納得のうえで接種を行ってください。
副反応
副反応として主に痒痛、関節痛、頭痛、発熱の他、
まれにアナフィラキシー、ギラン・バレー症候群等の重い副反応も報告されています。
HPVワクチンを受けた後は、体調に変化がないか充分に注意してください。
HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ(PDF:3MB)
HPVワクチン接種後に異常があるとき
まずは、接種を受けた医師・かかりつけの医師にご相談ください。
ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関※(PDF:789KB)
※協力医療機関とはHPVワクチン接種後の症状に対する診療を行うために都道府県ごとに設置されている医療機関です。
協力医療機関の受診については、接種を受けた医師又はかかりつけの医師にご相談ください。
予防接種法に基づく健康被害救済制度
予防接種法に基づく予防接種を受けた方に健康被害が生じた場合、
その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは
補償給付を受けることができます。
詳しくはこちらをご覧ください。
厚生労働省 「予防接種健康被害救済制度について」(別ウィンドウ表示)
20歳を過ぎたら、子宮頸がん検診を受けましょう
子宮頸がんを予防するには、HPVワクチンの接種が有効ですが、子宮頸がんを完全に防ぐことができるものではありません。
HPVワクチン接種後も20歳を過ぎたら2年に1回、子宮がん検診を受けてください。
→品川区がん情報 品川区子宮がん検診(別ウィンドウ表示)
よくあるご質問
こちらをご覧ください。
厚生労働省 HPVワクチンに関するQ&A(別ウィンドウ表示)
ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)予防接種契約医療機関一覧
お問い合わせ
品川区保健所 保健予防課 (区役所7階) 電話03-5742-9152 FAX03-5742-9158
品川保健センター (北品川3-11-22) 電話03-3474-2225 FAX03-3474-2034
大井保健センター (大井2-27-20) 電話03-3772-2666 FAX03-3772-2570
荏原保健センター (西五反田6-6-6) 電話03-5487-1314 FAX03-5487-1320