成人男性の風しん抗体検査および予防接種(風しん第5期定期接種)

更新日:令和5年7月18日

平成31(2019)年4月より、国の風しん対策の一環として、
昭和37(1962)年4月2日から昭和54(1979)年4月1日生まれの男性を対象に、
風しん抗体検査・予防接種を無料で受けることができるクーポン券をお送りしています。

風しんの流行は突然やってきます。
次の流行を起こさないために、そして、あなたと、周りの人の安心のために、
少しでも早い検査と接種にご協力ください。

見出し
対象者
実施期間
費用
風しんクーポン券
抗体検査
予防接種
実施医療機関
ワクチンの副反応
予防接種による健康被害救済制度
生まれてくる赤ちゃんを、風しんから守りましょう


妊娠初期(20週頃まで)の妊婦が風しんに感染すると、
生まれてくる赤ちゃんの目や耳、心臓に障害(先天性風しん症候群)が出てくる可能性が非常に高くなります。

母親が顕性感染した妊娠月別の先天性風しん症候群の発生頻度は、
妊娠1カ月で50%以上2カ月で35%3カ月で18%程度とされています。

「NIID 国立感染症研究所「先天性風疹症候群とは(別ウィンドウ表示)」

ひとりひとりの風しん予防対策はとても大切です。
この機会に無料の風しん抗体検査を受けましょう。

風しん抗体検査および予防接種(風しん第5期定期接種)

 

対象者

昭和37(1962)年4月2日から昭和54(1979)年4月1日までに生まれた男性
(これまでに風しんの公的予防接種を受ける機会がなかった世代です)

ただし、上記世代ではない男性でも、同居女性が妊娠または妊娠を希望している場合に
公費で風しん抗体検査・予防接種を受けることができる制度があります。
 詳しくはこちら→ 風しん抗体検査・予防接種(先天性風しん症候群対策)

実施期間

令和7(2025)年3月31日まで ※3年間延長となりました。

費用

無料

ただし、風しんクーポン券を持参しなかった場合や実施医療機関以外で受けた場合は全額自費となります。
ご注意ください。

抗体検査・予防接種の受け方

風しん抗体検査・予防接種の流れ



ステップ1.風しんのクーポン券をお手元に用意してください
風しんクーポン券見本
・令和4(2022)年6月下旬に、まだ風しんクーポン券を使用していない方に再送しました。
 複数枚お手元にある場合は、有効期限が古いクーポン券を破棄してください。

・紛失・転入等によりお手元にない場合は、
 品川区電子申請サービスまたは窓口で発行を受けることができます。

(1)品川区電子申請サービスでの発行をご希望の場合

申請はこちら⇒「風しんクーポン券再交付申請(別ウィンドウ表示)

申請受理後、3~4営業日程度でお届けいたします。
お急ぎの場合は、下記の窓口で発行を受けて下さい。

(2)窓口での発行ををご希望の場合(平日 午前8時30分から午後5時まで)
 本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証など)1点を持って
 下記窓口へお越しください。地域センターでは発行できませんのでご注意ください。
   ・品川区保健所保健予防課(品川区役所7F) 品川区広町2-1-36 
   ・品川保健センター    品川区北品川3-11-22 
   ・大井保健センター    品川区大井2-27-20  
   ・荏原保健センター    品川区西五反田6-6-6   
   

ステップ2.風しん抗体検査(無料)

実施医療機関に抗体検査の予約を取り、当日抗体検査を受けてください。

・持ち物:風しんクーポン券、本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証など現住所を確認できるもの)

・実施医療機関
(1)から(4)のいずれか
 (1)品川区の実施医療機関(PDF.86.0KB)
 (2)品川区以外の全国の実施医療機関(別ウィンドウ表示)
 (3)国民健康保険に加入している方は国保基本健診実施医療機関(PDF.2,048KB)でも受けられます。
 (4)社会保険に加入している方は勤務先の定期健康診断で受けられる場合があります(勤務先の健診担当部署へご確認ください)。

・医療機関で検査を受けた場合、検査結果は通常数日後に判明します。詳しくは医療機関にご確認ください。



ステップ3.予防接種(無料)

抗体検査の結果、十分な量の抗体がなかった(HI法8倍以下、EIA法6.0未満など)場合は、
さらに、予防接種を受けることができます。
予防接種の対象となる抗体検査の基準値はこちら(PDF.28KB)


実施医療機関に予防接種の予約を取り、当日予防接種を受けてください。

・持ち物:風しんクーポン券、本人確認書類、抗体検査の結果(受診票)

・実施医療機関
(1)から(3)のいずれか
 (1)品川区の実施医療機関(PDF.86.0KB)
 (2)品川区以外の全国の実施医療機関(別ウィンドウ表示)
 (3)国民健康保険に加入している方は国保健診実施医療機関(PDF.2,048KB)でも受けられます。
  ※通常、勤務先の健康診断で予防接種を受けることはできません。

・MR(麻しん風しん混合)ワクチンを1回接種します。
 MRワクチンの接種により、95%以上の方がウイルスに対する免疫を獲得できると言われています。

抗体値がHI法で16倍、EIA法で6.0~8.0未満の男性は、風しんクーポン券で予防接種を受けることができませんが、
同居女性が妊娠または妊娠を希望している場合は、風しん予防接種を受けることができる制度(先天性風しん症候群対策)があります。
 詳しくはこちら→ 風しん抗体検査・予防接種(先天性風しん症候群対策)

助成回数

1回のみ
※風しんクーポン券を複数枚受け取った方でも、1回までです。
 複数枚ある場合は、有効期限の古い方破棄してください。

実施医療機関

 (1)品川区の実施医療機関(PDF.86.0KB)
 (2)品川区以外の全国の実施医療機関(別ウィンドウ表示)
 (3)国民健康保険に加入している方は国保健診実施医療機関(PDF.2,048KB)でも受けられます。
 (4)社会保険に加入している方は勤務先の定期健康診断でも抗体検査を受けられる場合があります(勤務先の健診担当部署へご確認ください)。
 
 ※実施医療機関以外で受けた場合は全額自己負担となります。ご注意ください。

風しんクーポン券の発送

  ・昭和47年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性の方
    令和元(2019)年5月下旬にクーポン券を発送しました。
    令和3(2021)年2月末に、抗体検査をまだ受けてない方へクーポン券を再発送しました。
    令和4(2022)年6月下旬に、抗体検査をまだ受けてない方へクーポン券を再発送しました。

  ・昭和37(1962)年4月2日から昭和47(1972)年4月1日生まれの男性の方
    令和2(2020)年3月末にクーポン券を発送しました。
    令和4(2022)年6月下旬に、抗体検査をまだ受けてない方へクーポン券を再発送しました。

予防接種を受けることができない人

風しん抗体価が基準に満たなかった方であっても、以下の方は予防接種を受けられません。
(1)明らかな発熱(通常37.5度以上)のある人 
(2)重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな人
(3)予防接種に含まれる成分により、アナフィラキシーを起こしたことがあることが明らかな人
 ※上記(1)~(3)に該当しなくても、医師が接種不適当と判断した時は接種できません。

MRワクチンの副反応

主な副反応は、発熱や発疹です。接種後13日以内に多く見られます。

非常にまれですが、ショック、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、急性散在性脳脊髄炎、脳炎・脳症、けいれんなどが生じる可能性があります。

予防接種後の注意点

(1)接種後30分間は、急な副反応が起こることがあるため、すぐに医師と連絡を取れるようにしておきましょう。 

(2)接種を受けた後の4週間は、副反応の出現に注意してください。接種部位の異常な反応や体調の変化があった場合は、速やかに医師の診断を受けましょう。

(3)接種当日の入浴は差し支えありませんが、激しい運動や大量の飲酒は避けましょう。

予防接種による健康被害救済制度について

 定期予防接種による副反応により健康被害が生じ、厚生労働省が設置する審査会にて、予防接種が要因であると認定された場合には、補償給付をうけることができます。

 

お問い合わせ

品川区保健所保健予防課
 電話:03-5742-9152
 FAX:03-5742-6013