地域猫活動の目的と目標 地域猫活動は、地域住民+ボランティア+区が「地域の問題を地域で解決するため」に協働して行うことが大切です。 飼い主のいない猫の問題を解決するため、地域周知のもとで飼い主のいない猫の頭数の把握と適切な管理をすることにより、地域の公衆衛生が向上することを目的としています。 また、区は地域猫活動の公共性を担保することで、地域猫との共生に向けた環境づくりを推進します。 地域猫活動をはじめるうえで行うこと 1.活動範囲で説明と聞き込み   猫の被害で困っているとか、餌をやっている人とか、現れる猫の数など近所に聞きながら活動の目的や目標を話し、理解していただくよう努めるとともに、現状を把握しましょう。 2.地域の方とのコミュニケーションをとる    地域の方々に活動について説明している中で、お互いに顔の見える関係になることが、良好なコミュニケーションを取るための第一歩です。    日々の活動を通して挨拶や活動の進捗状況などを話したりして、コミュニケーションをとることは活動を円滑にするうえで大事です。 3.地域で管理する猫を特定する   活動地域内に生息する飼い主のいない猫について、毛色、大きさ、特徴などを書き出した一覧表を作成し、不妊去勢手術を進める。 地域猫活動を継続していくうえで必ず守ること 1.管理している猫の全頭を不妊去勢手術すること   飼い主のいない猫を減らすためには必要です。これ以上外で暮らす猫を増やさないために、全頭手術をお願いします。 2.定時定点給餌を徹底すること   毎日同じ時間で管理している飼い主のいない猫に餌を与えつつ、顔ぶれを確認し、食べ終わったらすぐ片付け、周辺の清掃を行う。その時間に来ない猫がいても待たずに片づけること。基本は30分以内で行ってください。猫は頭がいい動物なので、餌の時間を覚えます。 餌を放置しておくとカラスやゴキブリなどの害虫被害が発生したり、悪臭の原因になり、近所の方の迷惑となって、苦情につながります。 3.トイレの場所を設定し、管理している猫にトイレの場所でするように馴らすこと   活動地域で糞をしている場所がわかったら、そこの土をトイレに混ぜて設置すると匂いでトイレ場所を馴らすことができます。猫はきれい好きなので、毎日清掃し、その場所ですることが気持ちよいと覚えさせてください。また、活動地域周辺は毎日清掃をお願いします。 4.活動している中で、住民とのコミュニケーションをとること 地域の方と仲良く活動してください。良好なコミュニケーションは地域猫活動を継続するうえで、とても大切です。 5.時間も経費も体調もけっして無理はしないこと 心も体も余裕をもって活動しましょう。長く活動するための秘訣です。