令和6年 第12回 教育委員会定例会会議録 とき 令和6年12月10日 品川区教育委員会 令和6年第12回教育委員会定例会 日時 令和6年12月10日(火)     開会:午後3時                         閉会:午後4時20分 場所 教育委員室 出席委員 教育長 伊﨑 みゆき 教育長職務代理者 吉村 潔       委員 稲垣 百合恵       委員 濱松 誠       委員 吉原 幸子 出席理事者 教育次長 米田 博 庶務課長 舩木 秀樹 学務課長 柏木 通       指導課長 中谷 愛       教育総合支援センター長 丸谷 大輔       特別支援教育担当課長 唐澤 好彦       品川図書館長 河内 崇 学校施設担当課長 荒木 孝太       統括指導主事 齊藤 隆光       統括指導主事 升屋 友和       保育施設運営課長 中島 秀介        事務局職員 庶務係長 菅野 祐輝 書    記 田島 希望       書    記 宗方 碧             傍聴人数 1人 その他 品川区教育委員会会議規則第14条の規定に基づき、会議の一部を 非公開とした。 次第 第50号議案 品川区立幼稚園条例施行規則の一部を改正する規則 第51号議案 学校教育職員の給料の調整額に関する規則の一部を改正する規則 第52号議案 幼稚園教育職員の任免等について(産育代替・任用) 報告事項1 令和7年度新入学 学校選択の抽選結果について 報告事項2 教職員の任免等について(休職) 報告事項3 区立学校におけるいじめの重大事態の発生について 報告事項4 区立学校におけるいじめの重大事態の調査結果について 令和6年第12回教育委員会定例会 令和6年12月10日 【教育長】  ただいまから、令和6年第12回教育委員会定例会を開会いたします。  署名委員に、吉村教育長職務代理者、吉原委員を指名いたします。よろしくお願いします。  本日は傍聴の方がおられますので、お知らせいたします。  初めに、会議の持ち方についてですが、日程第1、第52号議案、幼稚園教育職員の任免等について(産育代替・任用)、日程第2、報告事項2、教職員の任免等について(休職)、これらの案件は人事に関する案件ですので、品川区教育委員会会議規則第14条の規定に基づき非公開の会議といたしますが、御異議ありませんか。 (「はい」の声あり) 【教育長】  異議なしと認め、本件については、全ての日程の終了後に審議いたします。  それでは、本日の議題に入ります。日程第1、第50号議案、品川区立幼稚園条例施行規則の一部を改正する規則、説明をお願いします。  学務課長。 【学務課長】  それでは、第50号議案、品川区立幼稚園条例施行規則の一部を改正する規則について御説明いたします。  初めに、幼稚園等の運営については、地方自治法第180条の7により、教育委員会は、その権限に属する事務の一部を区長の補助機関に補助執行させる、いわゆる事務の委任ができることになってございます。したがいまして、本件の内容につきましては、補助執行先であります子ども未来部保育施設運営課長から説明させていただきます。 【教育長】  保育施設運営課長。 【保育施設運営課長】  それでは、私から、品川区立幼稚園条例施行規則の一部改正について説明いたします。  資料を御覧ください。  初めに、1、改正理由です。区立幼稚園では、定員を上回る応募があった場合に、国の基準の範囲内、1クラス35人以下で定員を拡大してきた経緯がございます。区立御殿山幼稚園については、5歳児の定員が32名でございますが、現在、4歳児33名の進級に対応するために、来年度の定員を拡大するものでございます。  2、改正内容でございます。施行規則の「付則 定数の特例」に記載の御殿山幼稚園の5歳児の定員を35人とするものでございます。  施行期日は、令和7年4月1日でございます。  4、新旧対照表は、別紙のとおりでございます。  私からの説明は以上です。 【教育長】  説明が終わりました。質疑はございますか。よろしいですか。  では、品川区立幼稚園条例施行規則の一部を改正する規則について採決をしたいと思いますが、御異議はございませんか。 (「はい」の声あり) 【教育長】  それでは、採決いたします。  第50号議案、品川区立幼稚園条例施行規則の一部を改正する規則について、原案どおり可決することに御異議ありませんか。 (「はい」の声あり) 【教育長】  異議なしと認め、本件は原案どおり可決することと決定いたします。  次に、日程第1、第51号議案、学校教育職員の給料の調整額に関する規則の一部を改正する規則について説明をお願いします。  指導課長。 【指導課長】  それでは、私から、第51号議案、学校教育職員の給料の調整額に関する規則の一部を改正する規則の説明を申し上げます。  資料1を御覧いただければと存じます。  東京都人事委員会勧告により、東京都の教育職員の給与改定が行われたことに伴い、給料の調整額も改定される予定となっております。品川区においても、固有教員の給料改定が決定し、引き上げられたところですが、このたびの改正として、東京都の教育職員と同様に、給料の調整額の改定を行うものとなります。  給料の調整額とは、勤労環境や勤労条件の特殊性等を考慮しまして、給料月額とは別に加算される金額のことです。支給対象は、区内小学校、中学校、義務教育学校において、特別支援学級、特別支援教室の授業を担当する固有の教員で、現在は該当者2名となっております。具体的な金額につきましては、職務の級、号給ごとに新旧対照表を掲載した資料をつけさせていただいております。御覧ください。  今回の改定は、全ての級、号給で引上げされております。  なお、これらの内容は、全て東京都の教育職員と同額となっております。  この規則は、公布の日から施行し、適用については、令和6年4月1日から行うこととします。  よろしくお願いいたします。 【教育長】  説明が終わりました。質疑はございますか。  では、学校教育職員の給料の調整額に関する規則の一部を改正する規則について採決をしたいと思いますが、御異議ございませんか。 (「はい」の声あり) 【教育長】  それでは、採決いたします。  第51号議案、学校教育職員の給料の調整額に関する規則の一部を改正する規則について、原案どおり可決することに御異議ありませんか。 (「はい」の声あり) 【教育長】  異議なしと認め、本件は原案どおり可決することと決定いたします。  次に、日程第2、報告事項1「令和7年度新入学 学校選択の抽選結果について」、説明をお願いします。  学務課長。 【学務課長】  それでは、「令和7年度新入学 学校選択の抽選結果について」、説明をさせていただきます。  初めに、学校選択についてですが、来年度に入学予定の児童・生徒に関わる学校選択の希望申請を10月に実施し、希望申請の結果、受入れ枠を超える学校については、11月27日から29日の3日間で公開抽せんを実施しております。本日は、その希望申請の最終状況と抽せんの結果について御報告いたします。  それでは、資料4を御覧ください。  1、希望申請の状況についてです。1ページ目が小学校・義務教育学校前期課程の新1年生、2ページ目が中学校・義務教育学校後期課程の新7年生の希望申請の状況を記載しております。共に、3年分の状況を記載しております。  1ページ目にお戻りいただきまして、表の見方でございますが、表の左から学校名、10月1日現在の住民基本台帳による予定数、いわゆる通学区域内の就学人口。その次に、希望申請数。増が、通学区域外の方が希望申請された件数、減が、通学区域外に希望申請された数の件数となってございます。入学予定者数は、就学人口に希望申請の数を足したものとなってございます。最後に、受入れ枠の人数を記載してございます。  抽せん校については、網かけで示してございます。抽せん校の基本的な考え方といたしましては、受入れ枠より入学予定者数が上回っている学校となります。ただし、中に、そうなっていない学校もございますので、それは後ほど御説明をさせていただきます。  それでは、新1年生の各学校の希望申請の状況でございますが、各学校ごとの件数については、表に記載のとおりでございます。  表の一番下、希望申請された方の合計ですけれども、合計は599件、申請率は18.6%。昨年より件数としては90件、申請率は2.7%の増となってございます。  抽せん校の数でございますが、今年度は18校。昨年度と同数となってございますが、抽せんとなった学校については、昨年度と異なってございます。  では、2ページ目の中学校・義務教育学校の新7年生の希望申請の状況についてです。表の見方は、先ほど説明しました新1年生と同じとなってございますが、表のほうで住民基本台帳による予定数の右に、学区外児童数の欄がございます。表の下のほうで米印で記載してございますけれども、こちら義務教育学校の対応となります。義務教育学校の6年生には、既に通学区域外から在籍されている方がおられます。義務教育学校は9年間の学校になりますので、通常の進級と同じく、手続なく7年生に進級することとなります。そのため、既に義務教育学校に在籍している6年生の人数をこの欄で記載してございます。  それでは、希望申請の状況でございますが、学校ごとの件数は、表の記載のとおりでございます。  表の一番下、希望申請された方の合計は608件、申請率は20.6%。昨年より件数は34件、申請率は0.6%の増となってございます。  抽せん校は今年は9校で、昨年より1校増となってございます。表を見ていただきますと、鈴ケ森中学校が今回抽せんで追加となってございます。  それでは、続きまして3ページ、4ページでございますが、こちらのほうは、抽せん校の抽せん対象優先順位別の状況を記載してございます。  表の見方でございますが、3ページの上から2番目の2番の城南第二小学校を例にして、説明をさせていただきます。城南第二小学校の受入れ枠は3学級95名、希望申請数を合わせた入学予定者数は85名となってございます。こちら数字だけ見ますと、受入れ枠を超えていないため、抽せんをしなくても、希望者は全員受入れになると思われると思いますけれども、こちら備考の欄を御覧いただきたいんですが、括弧書きで、戻り21名考慮という記載がございます。こちらですが、城南第二小学校から通学区域外の学校に、ですから、城南第二小学校以外の学校を選んでいる、希望している方が48名おりますが、そのうち21名については、城南第二小学校と同じく抽せんとなっている学校を希望している状況でございます。そのため、その21名については、抽せんの結果では、城南第二小学校に戻ってくる可能性があるということになりますので、抽せん校の判定の際は、入学予定者数の85名に戻る可能性がある21名を足した、こちらに記載はございませんけれども、106名として判定をしてございます。そのため、受入れ枠の95名を超えているため、城南第二小学校は抽せん校となってございます。  ほかの学校でも、備考に戻り何名考慮と記載がある場合は、同じ考えとなってございます。  抽せんですけれども、優先順位に沿って抽せんを行います。無抽せんは通学区域の方ですので、無条件で受入れといたします。こちらは72名と記載してございますが、先ほど説明した21名が、通学区域の方が戻ってくる可能性ございますので、93名と考えていただければと思います。  次に、優先順位第1位の兄弟枠の方。こちらは1名になります。この1名の方は受入れをしたとしても、受入れ枠に満たないため、この1名は受入れといたします。  次に、第2順位、隣接する通学区域にお住まいの方。こちら、19名おられます。現在、受入れが93名プラス兄弟枠の1名の94名となってございますので、残りの受入れ枠は1名となります。そのため申請者12名のうち、1名の受入れを決める抽せんを行い、その後、残り11名の待機の順番を決める抽せんを行っております。  なお、表の中で優先順位第1位、兄弟枠の欄がない学校がございますが、その学校は兄弟枠での申請がなかったということになります。  最後に、今後の予定でございます。  今回の抽せん結果につきましては、ホームページに掲載するとともに、学務課前の廊下のほうに掲示をしてございます。  また、抽せん対象者の方には、12月9日に抽せん結果を郵送してございます。  今後は、今回の抽せん結果で、まず、12月下旬に就学予定者全員に就学指定通知を郵送いたします。その後、待機者の繰上げを順次行ってまいります。待機者の繰上げ期限ですが、新1年生は来年の1月31日まで、新7年生は来年の2月28日までとなってございます。  以上が、学校選択の抽せん結果の説明となります。 【教育長】  説明が終わりました。質疑はございますか。  吉村職務代理者。 【吉村教育長職務代理者】  ありがとうございました。  まず、1点目は別に質問でもないんですけれども、選択、大体2割。小学校のほうが、本年度18.6%。去年よりも若干増えて、2割に近づいてきている。大体2割ぐらいの子供、家庭が選択をしているということで、これは多分、これぐらいの数字でやるということがずっと変わっていないのかなとは思っていて、一定数選択をして学校を選んでいるという、その品川の状況が定着してきているというふうに見ていいのかなというふうに思っています。  質問は、今御説明いただいて、抽せんをして、これから待機が繰上げがやっていくということなんですけれども、およそでいいんですけれども、毎年繰上げをやっても、結局入れなかったという子供はおよそどれぐらいいるのかというのが、もし分かったら教えていただきたい。 【教育長】  学務課長。 【学務課長】  最初の質問ではありませんでしたが、選択率でございますけれども、こちら小学校のほうは今回2%ちょっと上がってございますけれども、ここ何年かはずっと、多少前後はございますけれども、小学校、中学校とも右肩下がりという状況でございます。  そういうところで繰上げがどれくらいかというので、なかなか難しいところがございますが、昨年度でいいますと、小学校、新1年生が繰上げできなかった方は68名で、その前の年が99名、その前は233名という状況ですので、これがずっと下がっていくかというとちょっと難しい部分はありますけれど、受入れが若干できているという状況になります。  中学校、新7年生につきましては、昨年度は全員繰り上がり。その前の年、令和5年、令和4年度入学者。こちらは共に38名という状況で、ここ3年ぐらいを見ますと、だんだん受入れはできてきているという状況になります。ただ、申請率が下がっているというのもございますので、そういう部分でも受入れができているのかなというふうに考えてございます。 【吉村教育長職務代理者】  ありがとうございました。 【教育長】  ほかに御質問。  稲垣委員。 【稲垣委員】  ありがとうございます。この希望の申請で増えているところと減っているところが、大体毎年すごく増えているところとすごく減っているところがあると思うんですけれども、どうしてここが人気があって、ここは流出が多いのかなみたいなことを検討されたことが何かあったりとかしたら、教えていただきたいなと思います。 【教育長】  学務課長。 【学務課長】  なかなか難しいところなんですけれども、通学区域外に希望申請を出されている学校が、傾向としては改築中とか改築があるとかいう場合に、ほかの学校を選んでいるのが多いのかなというふうには考えてございます。それと、その関係で、周辺の学校が急に増えたりとかしている状況がございます。  それと、保護者の方、やっぱり過去のとか、いろいろ勉強しているというか研究していたりするので、あまり繰り上がらない学校とかは避けている印象はございます。 【教育長】  稲垣委員。 【稲垣委員】  ありがとうございます。では、やはり改築は避けられるんだろうなとは思います。もし一応希望を取るというのは、ある程度、学校間の競争も高めるというところもあったと思うので、人気が出ている学校の取組とかをほかのところへ持っていくとかいうことも、今後検討できればいいかなとちょっと思いました。以上です。 【教育長】  ほかにございますか。  濱松委員。 【濱松委員】  御説明ありがとうございました。先ほどの稲垣さんの言われたところに少し重なるかもしれませんけれども、例えば、これちょっと理解が違ったら教えていただきたいんですけれども、12番の八潮学園さん。これは、例えば今回の令和7年度でいうと、小文字のaのところが80で、a+b+c+dが90で、受入枠が145というのは、ごめんなさい。これは基本的に言い方あれですけれども、あんまり競争率が低いというか、人気がないということなんでしょうか。すみません。教えてください。 【教育長】  学務課長。 【学務課長】  人気がないかといわれるとちょっとあれなんですけれども、八潮学園、品川区の義務教育学校の中では珍しいのは、ずんどう型の義務教育学校という言い方がいいんですかね。中学校時点で、あまりほかから入ってこない。なので、小学校、中学校、大抵同じメンバーというか、児童・生徒で動いているというところがございますので、受入れ枠に対しては、若干下回っているという傾向はございます。そういう意味では、希望申請のところ見ていただければ、八潮学園、ゼロです。去年も1とかいう形で、ほかの義務教育学校とは違う認識で捉えられているのかなと考えてございます。 【教育長】  濱松委員。 【濱松委員】  ありがとうございます。ちょっと私の表現が、もしかしたら、適切ではなかったかもしれませんけれども、人気がないかは置いておいて、八潮学園の状況、分かりました。稲垣さんの言ったところとも少し似ていると私は思っているんですけれども、特色のある学校の性質を出していく、あるいは、私は強化していくべきだという立場なんですけれども、もちろんこれ八潮学園が考えるべきですし、品川区としても、やっぱり例えば八潮学園みたいなところにも行ってみたいな、受けてみたいという、受入れ枠がまだあるんだったら。そういう適切な切磋琢磨、競争というのはあってもいいと思うので、その辺りは考えるべきだなと思いました。これはコメントです。ありがとうございます。 【教育長】  ほかにはございますか。  では、「令和7年度新入学 学校選択の抽選結果について」は、よろしいでしょうか。 (「はい」の声あり) 【教育長】  では、本件は了承いたします。  次に、日程第2、報告事項3、区立学校におけるいじめの重大事態の発生について。本件は、区の事務事業に係る意思形成過程における案件ですが、事務局としては、会議の扱いについてどのように考えますか。  教育総合支援センター長。 【教育総合支援センター長】  区立学校におけるいじめの重大事態の発生についてにつきましては、内容に個人情報が含まれており、個別のいじめ事案に関する協議、報告の場でもあります。したがいまして、公正または適正な意思決定を確保する観点から、非公開の会議とすることが適切であると判断いたします。 【教育長】  教育総合支援センター長より説明がありました。本件は、品川区教育委員会会議規則第14条の規定に基づき非公開の会議とし、会議日程を変更して、全ての会議の終了後に会議を開くこととしますが、御異議ございませんか。 (「はい」の声あり) 【教育長】  異議なしと認め、本件については、そのように決定いたしました。  次に、日程第2、報告事項4、区立学校におけるいじめの重大事態の調査結果について。本件は、区の事務事業に係る意思形成過程における案件ですが、事務局としては、会議の扱いについてどのように考えますか。  教育総合支援センター長。 【教育総合支援センター長】  区立学校におけるいじめの重大事態の調査結果につきましては、内容に個人情報が含まれており、個別のいじめ事案に関する協議、報告の場でもあります。したがいまして、公正または適正な意思決定を確保する観点から、非公開の会議とすることが適切であると判断いたします。 【教育長】  教育総合支援センター長より説明がありました。本件は、品川区教育委員会会議規則第14条の規定に基づき非公開の会議とし、会議日程を変更して、全ての会議の終了後に会議を開くことといたしますが、御異議ございませんか。 (「はい」の声あり) 【教育長】  異議なしと認め、本件については、そのように決定いたしました。  先ほど決定しましたとおり非公開の会議を開きますので、傍聴の方は御退室願います。   ―― 了 ――