令和7年 第3回 教育委員会臨時会会議録 とき 令和7年2月18日 品川区教育委員会 令和7年第3回教育委員会臨時会 日時 令和7年2月18日(火)      開会:午後2時                         閉会:午後3時59分 場所 教育委員室 出席委員 教育長 伊﨑 みゆき 教育長職務代理者 吉村 潔       委員 稲垣 百合恵       委員 濱松 誠       委員 吉原 幸子 出席理事者 教育次長 米田 博 庶務課長 舩木 秀樹 学務課長 柏木 通       指導課長 中谷 愛       教育総合支援センター長 丸谷 大輔       特別支援教育担当課長 唐澤 好彦       品川図書館長 河内 崇 学校施設担当課長 荒木 孝太       統括指導主事 齊藤 隆光       統括指導主事 升屋 友和        事務局職員 庶務係長 菅野 祐輝 書    記 田島 希望       書    記 宗方 碧             傍聴人数 1人 その他 品川区教育委員会会議規則第14条の規定に基づき、会議の一部を 非公開とした。 次第 第9号議案 教育委員会事務事業の点検および評価の報告書について 第10号議案 品川区子ども読書活動推進計画(令和7年度~11年度)の決定について 報告事項1 令和7年度当初予算について 報告事項2 令和6年度前期一般監査の措置結果について 報告事項3 令和6年度 感染症による臨時休業措置状況 報告事項4 教職員の任免等について(休職) 報告事項5 在外教育施設派遣教員の研修発令について 報告事項6 区立学校におけるいじめの重大事態の調査結果について 報告事項7 不登校支援ガイドブックの配布について 報告事項8 令和6年度品川区児童・生徒教育長表彰の候補者について 報告事項9 事務局職員の任免等について(休職)   令和7年第3回教育委員会臨時会 令和7年2月18日 【教育長】  ただいまから、令和7年第3回教育委員会臨時会を開会いたします。  署名委員には、吉村教育長職務代理者、稲垣委員を指名いたします。よろしくお願いします。  本日は傍聴の方がおられますので、お知らせいたします。  初めに、会議の持ち方についてですが、日程第2、報告事項4、教職員の任免等について(休職)、日程第2、報告事項5、在外教育施設派遣教員の研修発令について、日程第2、報告事項9、事務局職員の任免等について(休職)、これらの案件は人事に関する案件ですので、品川区教育委員会会議規則第14条の規定に基づき、非公開の会議といたしますが、御異議ありませんか。 (「はい」の声あり) 【教育長】  異議なしと認め、本件については全ての日程の終了後に審議いたします。  それでは、本日の議題に入ります。  日程第1、第9号議案、教育委員会事務事業の点検および評価の報告書について、説明をお願いします。  庶務課長。 【庶務課長】  それでは、私から、第9号議案、教育委員会事務事業の点検および評価について御説明いたします。  資料の1をお願いいたします。  前回の定例会におきまして、事務局から事務事業評価シートを御提示し、各事業について、教育委員の皆様から、それぞれ貴重な御意見をいただきました。  そのことを踏まえまして、全事業につきまして、改めて再点検を行い、教育委員からの意見を事務事業評価シートに反映しておりますので、本年度の事務事業評価の報告書として御決定をいただければと存じます。  それでは、前回、協議事項として御審議いただきました内容を踏まえ、最初に評価等を見直した事業に絞り、御説明を申し上げます。  資料の10ページ、事業4のいじめ防止対策についてでございます。  こちらにつきましては、前回協議の際に総合評価をAとしておりましたが、基本評価の効果性と効率性をB評価としていること、また、このたびの学識経験者の事業評価を真摯に受け止め、今後も教育委員会と学校が共になって、具体的ないじめの状況把握に努めていく必要があることなど、こういった観点から総合評価をAからBへ修正しております。  次に、ページ進みまして、5、不登校対策でございます。  こちらは、今後の方向性につきまして、保護者の視点、保護者支援の視点を加えまして、今後もポータルサイトの充実や相談の場の提供に努めるよう評価内容を一部修正いたしました。  次に、資料12ページ、6、学校図書館運営サポートでございます。  まず、事業実績につきましては、事業評価の基となる数値を短期の実績から、読書活動推進計画に基づく長期への実績へと変更し、同時に基本評価の効果性につきまして、B評価からA評価へと修正しております。  また、総合評価の評価理由につきましても、多様な図書需要に応えることのできる司書資格等を持った専門知識のあるスタッフが選書の補助や読み聞かせ、本に触れる機会の創出により、さらなる読書活動の推進に努めていく必要があると、こうした旨、表記を修正しております。  続きまして、資料の13ページ、事業7の家庭教育学級でございます。  本事業につきましては、家庭教育に関する支援そのものの必要性は高いものと捉える中、基本評価の効率性をC評価としておりましたので、今後、家庭教育講演会実施の際に、保護者の認知が高まるための周知PRの工夫であるとか、また、PTAをはじめとする家庭教育学級の支援の在り方についても見直しを図る必要があることから、総合評価をBからCへ修正いたしました。  次に、資料16ページ、10の教職員支援経費でございます。  こちらは、評価に変更はございませんが、今後の方向性につきまして、より教員が働きやすい職場、魅力を感じることができる職場づくりを図るべく、教職員対象のアンケートを実施し、その経年変化を分析しながら、取組を推進していく内容のものとして一部修正を行いました。  最後でございます。資料20ページ、事業14、市民科・各教科の充実でございます。  基本評価の効率性、実施手法につきましてB評価としておりましたが、このたびの品川区教育振興基本計画のビジョンに基づく児童生徒の育成に資する区独自教科として再構築を図るため、C評価として修正をいたしました。  各事業の評価シートに関する説明は以上でございます。  資料お戻りいただきまして、資料1ページの冒頭に、令和6年度品川区教育委員会事務事業の点検および評価の報告書として、公表用にまとめた資料をつけてございます。  こちらにつきまして、説明は以上でございます。  こちらにつきまして、御審議のほど、どうぞよろしくお願いいたします。  以上です。 【教育長】  説明が終わりました。質疑はございますか。御意見を含め、よろしいでしょうか。  それでは、教育委員会事務事業の点検および評価の報告書について、採決したいと思いますが、御異議ございませんか。 (「はい」の声あり) 【教育長】  それでは、採決いたします。第9号議案、教育委員会事務事業の点検および評価の報告書について、原案どおり可決することに御異議ありませんか。 (「はい」の声あり) 【教育長】  異議なしと認め、本件は原案どおり可決することと決定いたしました。  次に、日程第1、第10号議案、品川区子ども読書活動推進計画(令和7年度~11年度)の決定について説明をお願いします。  品川図書館長。 【品川図書館長】  失礼いたしました。それでは、私から、品川区子ども読書活動推進計画(令和7年度~11年度)の決定につきまして、説明させていただきたいと思います。  恐れ入りますが、電子の資料でございますが、51ページを御覧いただきたいかと思います。こちらより、当該の資料が始まっているところでございます。  それでは、最初に概要でございます。  子ども読書活動推進計画でございますが、当該法律の下、現行計画が令和6年度3月をもちまして終了することがございまして、新規令和7年度のものを決定するというものでございます。  2番、パブリックコメント実施までの経過でございます。  本日開催の教育委員会、4月より計5回、また、文教委員会は計2回、策定委員会は計5回を経まして、本日の御提案というところで差しかかっているところでございます。  前回以降のものにつきまして説明させていただきますので、御審議よろしくお願いいたします。  3番のパブリックコメントでございます。  前回、教育委員会のほうで第4回策定を策定委員会の報告させていただいた後に、11月21日から12月20日まで、1か月間におきまして、パブリックコメントを実施したところでございます。その結果を受けまして、第5回策定委員会を開催したという流れでございます。  まず、パブリックコメントの実施結果でございます。お手元の資料の中身で報告させていただきます。期間については、表記のとおりでございますが、結果でございます。  提出人数が14名、意見が53件頂戴したところでございます。  素案には5章ございますが、おおむね第5章の計画推進のための施策につきまして、57件中41件、77%の意見をいただいたというところでございます。  また、表がたくさん書いてありますが、主な意見項目3通りございまして、最初が15%を占めます学校司書に関連すること、こちらが8件、15%いただいております。学校司書に関する記述でございます。  それから2番目が、おはなし会、ブックスタートなど、こういった事業に関することでございまして、9件、17%。また、区民の方より、例えばですが、図書館サミット、また、区民読書の日の提案など、新規取組の御提案は6件、11%いただいたところでございます。  本件、計画素案の修正といたしましたものにつきましては、計画に直接該当する2件を選んでございます。  ナンバー6番でございます。こちら52ページ、電子の52ページになります。  こちらの、「ウェルビーイングにつなげる」という表記もあるが、地域に広く周知すべきと考えている、再検討を望むというところでございます。  それから2点目でございますが、電子の55ページでございますが、38番、「特別な配慮を必要とする子ども」への取組についてというところで、特に、教諭・司書教諭・学校図書館スタッフへの研修を行うことを記載していただきたいという、この2点でございます。この2件につきまして、第5回策定委員会におきまして、討議をいただいたというところでございます。  続きまして、第5回策定委員会でございます。  こちらにつきましては、パブコメ終了が12月20日だったものでございまして、きちんと整理をして、1月22日、令和7年1月22日に開催したものでございます。出席状況は表記のとおりでございます。  こちらの検討内容ですが、今、パブコメの結果の中で申し上げました点を御議論いただいたものでございます。  まず、1点目でございますが、33ページのより良い環境のためにというところでございます。  こういった資料があることを先生方にお知らせしてほしいという点でございますが、こういった形で御修正をお願いしてみました。まだこういった資料があることを学校の先生方、図書館スタッフをはじめとした、子どもに関わる全ての大人たちへ、さらに子どもたちに向けて広くPRいたしますというふうに御提案申し上げたところ、子どもたちへというメッセージは最初に持ってきたほうがいいというところで、5回策定委員会で修正し、本日提案したものでございます。  それから、ウェルビーイングの点でございます。  こちらにつきましては、専門用語の注釈というところで、委員からも御議論、御意見いただいたところでございますが、誰もが自分らしく幸せに暮らしていくことということで、第5回策定委員会に策定の意見提案させていただきましたところ、これでは自分中心という形で見えてしまう。ウェルビーイングの定義には、社会的なところも含まれているという点から、誰もが自分らしくそれぞれの幸せ生きがいを感じるとともに、社会全体が幸せ豊かさを感じられること、というふうに改めたものでございます。  パブコメの結果、そのような意見提案をいたしまして、素案をまとめたものでございます。本日お諮りいたすものは、この修正結果でございます。また、修正したものは、素案の中の赤字として表記してございますので、後ほど御参照いただきたいと思います。また、その中で、これをまとめたもの、概要につきまして、御提案したところでございます。  巻末の、ページが飛ぶのですが、電子の188ページ、189ページを御覧いただきたいと思います。  今回初めて、第5回で概要版を……。 【教育長】  紙だと別紙4。 【品川図書館長】  別紙4です。すみません、188ページ、別紙4の最初のページのほうから御説明させていただきます。  最初のページでございますが、計画そのものが何かという点をしっかり分かっていただきませんと中身が分かりませんので、目的、計画の対象、推進主体につきまして、かいつまんで御説明申し上げたものでございます。  これをおめくりいただきますと、見開きになって、A3になってございますが、御議論いただきました体系を用いまして、この中の仕組みや狙いを、こういった形で、皆さんにつかみやすく御説明申し上げているところでございます。その下の下段のところに、ウェルビーイングの注釈も入っているところでございます。  そして、最後のページになりますが、こちら188の左側になります。  計画推進のための施策といたしまして、発達段階ごとに代表的な事業をここに記載することによりまして、どのような点がどこに結びついていて、どういう事業をやっているのかというところをつかんでいただく概要版といたしました。なお、概要版につきましては、紙の資料を用いまして、地区の学校図書館のほうには装備するというところで進めたいと思っております。  最後にございますが、今まで先ほどの経緯でありましたとおり、各段階を経まして、こういったところにこぎ着けているところでございます。時間的な面も含めまして、御意見について反映できる範囲に限りがございますことを御了承いただきつつ、御審議いただければと思います。  私からの説明は以上です。御審議よろしくお願いいたします。 【教育長】  説明が終わりました。御質疑はございますか。  稲垣委員。 【稲垣委員】  すみません、ありがとうございました。  質疑というか、本質に関わることではないのですけれども、パブリックコメントで結構頂いている、多分、新規提案に当たるのか、あのあたりは結構役立つというか、ぜひ取り入れたらいいのではないかなという内容もあるので、特に43番の4か月健診の待ち時間に「はじめての絵本」の講座を開くなどして全員参加できるようにするとか、4か月健診だったら、きっと皆さん必ずいらっしゃるので、そういうところできっかけを作っていくというのはすごく大事なことで、やはり体験された方の意見なのではないかなと思うので。  あと、その次の44番の学校司書の件も、確かに、夕方とかいつでも開館していて、足運べるようにという御提案とかもすごくいいものだなと思うので、難しいところもあると思いますけれども、可能な範囲で取り入れていっていただければなと思います。  あと、中高生のところの施策がやっぱりちょっとどうしても弱いなというのは、この素案がどうこうという感じではないのですけれども、感じますので、図書館は結構、中高生の居場所になるのではないかなという気がしますので、自習室のこと、この素案にも書いてあって、やはりすごく人数、かなりどんどん利用者が増えていて、自習室を使う方が多いと思うので、ただ、結構、試験前の時間、時期とかだと結構、自習室いっぱいになっていたりとかして入れないことも結構あると思うので、ピンポイントの期間はちょっと場所を増やしてあげるとか何かできれば、とにかく足を運んでもらうことが多分第一歩だと思いますので、また、自習室に来た方に向けて、掲示とか何か案内などで、こんな本がありますよというの、何かのきっかけの一つに使えればなと思いますので、その辺、運用のほうで工夫していただければなと思います。  以上です。 【教育長】  品川図書館長。 【品川図書館長】  御意見ありがとうございます。  以前、稲垣委員のほうからも、読書、図書については、上から押しつけては駄目なんだというようなところも含めまして、居場所づくりの点も含めまして、各地区、あるいは学校のほうと、まず、声を出していいかとか、そういうものがあってなかなか難しい中で、特に、実は苦情もたくさんいただきながらというところもあるのですが、極力やはり若い方が使いやすいものについて、常に検討しつつ進んでいるところでございます。確信的な意見がなかなか出なくて申し訳ないのですが、次の5か年の中でもしっかりとそれを踏まえまして、やっていきたいと思っております。  また、学校司書の問題なども継続的に検討しながらしっかり進めてまいりたいという考えでございます。  以上です。今後ともよろしくお願いいたします。 【教育長】  ほかにございますか。  濱松委員。 【濱松委員】  ありがとうございました。  私、何度か何度も、この品川区だけではなくて、もう子どもが図書館に来ない、あるいは、本はスマホがある、そのほかのツールがあるということではありますが、税金、公金を使って図書館を造り、稲垣さんが言うように居場所があるということで求められているのは事実で、私自身も娘と一緒に何回も行っていますから、本当にその意義は大きいなと思っています。何度も私、図書館というものの図書館も居場所、コミュニティですから、概念を変えないといけない。一つは、もうこれだけ勉強するということでなって、場所がないというのもそうでしょうし、御老人にとっては、年配の方だけではないものの、私が行ったその事実だけいうと、年配の方も新聞を読んだり、お一人で本を読んだりということをされていると。ただ、子どもがどうしても入りやすいか、入りにくいかというと、社会のマナーとして静かにしなさいと、走ってはいけませんというのはそうなのですが、その逆の発想で、30日の1日は走ってもいいとか安全の範囲で、というか、そのために職員がいるのだからと。あるいは、しゃべってもいいと、その1日だけは、というのを試した、試したというか、パブリックコメントはありながらも、この中で検討されている跡が見えないのですが、それはどうなりましたか。 【教育長】  品川図書館長。 【品川図書館長】  以前からの御意見ありがとうございます。  特に、稲垣委員がありましたが、騒いでいい日とか時間だとか、という点につきまして、既に、日常の事業の中でも、各館ともに検討してくれというところで進めているところでございます。しかしながら、現状ですが、なかなか場所をしっかり捉えませんと、静かにされないお客様もいらっしゃってとか、かえって学生さんが居心地が悪くなってしまう。特に例えばですが、電車の中でさえ、ささやくような声でしゃべっても白い目で見られるというのが日本の社会の現状でございます。そういったところから、学生さんがやはり嫌な思いをしないように、図書館で楽しい思いをしていただく、ためになる思いをしていただくように、しっかりとした環境づくりをしつつ、リリースすることが大切だと思っております。計画の中には明快な答えは出ておりませんが、日常的な課題といたしまして捉えて今も進んでいるところでございます。  よろしくお願いいたします。以上です。 【教育長】  濱松委員。 【濱松委員】  全く理解はできません。どう考えても検討し、それを試してみて、どんな苦情があって、どんな反対の声があって、いやもしかしたらリーダーシップで、区長なのか、教育長なのか、図書館長なのかのリーダーシップでやってみて、これはやったけれども、意味なかったねと。叱る、社会のためと思って叱る人がいたときに、いや、今日だけはいいんですよと、30日の1日でいいと。それは、こういうことで未来のためを思ってこうなんだということについては、むしろ、社会が、いやそれは行政が、あるいは政治が、むしろ、30日毎日とは言いませんし、1日ぐらいはやってみるということを挑戦すべきじゃないのですか。その辺り、教育長の御意見も聞きたいのですけれども、そのあたりいかがですか。今の話だと、結局、検討はしましたが、それは無理ですと。つまり、従来の価値感、概念を超えなくて、それで結局読書する人が、本を読む人が図書館に寄る人が減っていくということは、もったいなくないですかということを思うのですれけども、もう1回聞かせください。 【教育長】  品川図書館長。 【品川図書館長】  結論で無理だというふうなものは、私は言っていないと思います。検討しつつも、やはり現実問題としていろいろな課題がございます。一度になかなか行くというのはなかなかまいりません。ただ、何もしないというわけにもまいりませんので、いろいろなイベントの中で、あるいは事業の中で、こういったものをどう取り入れていくか、しっかり知恵を使いませんと、一度失敗しますとなかなか反対運動も出てまいります。そういった意味で慎重にしっかり進めていきたいというふうに考えているところで、今進めているというのが現状でございます。  以上です。 【教育長】  濱松委員。 【濱松委員】  ありがとうございます。  その検討の過程を適時教えてください。  以上です。 【教育長】  よろしいですか。では、今の意見は受け止めていただいて、今後、御対応お願いします。  ほかにありますか。よろしいですか。  では、品川区子ども読書活動推進計画(令和7年度~11年度)の決定について採決したいと思いますが、御異議ございませんか。 (「はい」の声あり) 【教育長】  それでは、採決いたします。  第10号議案、品川区子ども読書活動推進計画(令和7年度~11年度)の決定について、原案どおり可決することに御異議ありませんか。 (「はい」の声あり) 【教育長】  異議なしと認め、本件は原案どおり可決することと決定いたします。  次に、報告事項1、令和7年度当初予算について、本件は、区の事務事業に係る意思形成過程における案件ですが、事務局としては、会議の扱いについてどのように考えますか。  庶務課長。 【庶務課長】  令和7年度当初予算につきましては、区議会の議決前の案件でございます。したがいまして、公正または適正な意思決定を確保する観点から、非公開の会議とすることが適切であると判断いたします。  以上です。 【教育長】  庶務課長より説明がありました。  本件は、品川区教育委員会会議規則第14条の規定に基づき、非公開の会議とし、会議日程を変更し、全ての会議の終了後に会議を開くことといたしますが、御異議ございませんか。 (「はい」の声あり) 【教育長】  異議なしと認め、本件については、そのように決定いたしました。  次に、日程第2、報告事項2、令和6年度前期一般監査の措置結果について、説明をお願いします。  庶務課長。 【庶務課長】  それでは、私から、報告事項2、令和6年度前期一般監査の措置結果について御報告申し上げます。  資料の4をお願いいたします。電子では198ページでございます。  今回の監査につきましては、教育委員会におきましては、学校ではなく教育委員会事務局が扱っている事務が監査の対象でございました。  資料4の2ページ以降、前半は区長部局による措置結果、後半に教育委員会における措置結果が掲載してございます。紙ですと、後ろから8枚ほどおめくりいただくと、教育委員会の措置結果になるかと思います。  今回、教育委員会事務局の事務につきましては、5件ほど指摘がございました。今回の監査による主な指摘理由でございますが、公金の支出事務に関しまして、職員の確認が不十分であること、あるいは、学校と事務局職員との間における連絡が不十分であったことによるもの。また、一部では、会計事務規則や関係の規定にのっとったものではない事務処理が行われていたとの指摘があったものでございます。  資料4の1ページ、こちらに、区長室長名で通知がございまして、この記書き以下に、今後適切な事務処理の徹底を図るようということが記載されてございます。  本通知の内容を徹底するとともに、教育委員会といたしましても、公金を扱っているという意識を常に持ち、その重みを感じ、適切な取扱いの徹底に努めていくと同時に、区民サービスの電子化が進むなど業務の変化も生じてございますので、昨今の状況を踏まえ、マニュアルであるとか、業務手順書等の見直し、こうしたことの再検討なども含め、社会情勢の変化に応じた必要な改善に取り組んでまいります。  説明は以上です。 【教育長】  説明が終わりました。質疑はございませんか。 (「はい」の声あり) 【教育長】  では、令和6年度前期一般監査の措置結果については、よろしいでしょうか。 (「はい」の声あり) 【教育長】  では、本件は了承いたします。  次に、日程第2、報告事項3、令和6年度感染症による臨時休業措置状況、説明をお願いします。  学務課長。 【学務課長】  それでは、令和6年度感染症による臨時休業措置状況について、御報告いたします。  まず、インフルエンザにつきましては、報道等にもございましたが、昨年11月から全国的に感染が広がっていた状況でございます。東京都におきましても、年末に流行の警報が出されておりました。区立学校では11月中旬からインフルエンザによる学級、学年閉鎖が増えている状況でございましたけれども、現在は学級閉鎖をしている学校はございません。  それでは、資料5でございます。  資料にございますとおり、9月以降、延べ44校55学級でインフルエンザによる臨時休業となってございます。こちらの臨時休業のほとんどが、11月中旬以降の学級閉鎖となってございます。地域については特に隔たりは見られず、区内全域で流行している状況でございました。  参考ではございますが、昨年度ですが、インフルエンザで臨時休業した、年間の数になりますが、延べ349校で421学級が臨時休業となってございましたので、昨年と比べますと、大分数としては減っているという状況でございます。  今年度の状況ですが、コロナ前のインフルエンザの臨時休業の状況と似たような数字になってございますので、そういう意味では、例年並みではないかと考えてございます。  表の右側、新型コロナウイルス感染症による臨時休校はこちら6月と7月にございました。件数としては、学校数で延べ3校、延べ6学級となってございますが、7月以降はコロナウイルスによる臨時休業は発生してございません。  報告は以上となります。 【教育長】  説明が終わりました。質疑はございますか。  稲垣委員。 【稲垣委員】  ありがとうございます。  昨年すごかったので、今年落ち着いたみたいでちょっと安心しました。また引き続き、手洗い、うがいの徹底と、あと症状がある方はなるべくマスクをしてくださいという形で、感染予防に関する呼びかけを学校のほうでお願いできたらなと思います。  以上です。 【教育長】  学務課長。 【学務課長】  インフルエンザにつきましては、11月、12月、1月の校長・園長連絡会で基本的な感染対策、今、委員からございました手洗い、換気、あと必要なときにはマスク着用、これについては周知をしているところではございます。 【教育長】  ほかにございますか。  では、令和6年度感染症による臨時休業措置状況については、よろしいでしょうか。 (「はい」の声あり) 【教育長】  では、本件は了承いたします。  次に、日程第2、報告事項6、区立学校におけるいじめの重大事態の調査結果についてです。  本件は、区の事務事業に係る意思形成過程における案件ですが、事務局としては、会議の扱いについてどのように考えますか。  教育総合支援センター長。 【教育総合支援センター長】  区立学校におけるいじめの重大事態の調査結果について、につきましては、内容に個人情報が含まれており、個別のいじめ事案に関する協議報告の場でもあります。したがいまして、公正または適正な意思決定を確保する観点から非公開の会議とすることが適切であると判断いたします。 【教育長】  教育総合支援センター長より説明がありました。  本件は、品川区教育委員会会議規則第14条の規定に基づき、非公開の会議とし、会議日程を変更し、全ての会議の終了後に会議を開くことといたしますが、御異議ございませんか。 (「はい」の声あり) 【教育長】  では、異議なしと認め、本件については、そのように決定いたしました。  次に、日程第2、報告事項7、不登校支援ガイドブックの配布について説明をお願いします。  教育総合支援センター長。 【教育総合支援センター長】  それでは、品川区不登校支援ガイドブックの配布についてを説明いたします。  資料9を御用意ください。  令和6年11月に、不登校支援ポータルサイト~ぷらっと~を開設いたしましたが、紙面でも不登校に関する情報提供を保護者等に行うためにガイドブックを作成いたしました。内容につきましては、項番3にあるとおり、不登校の理解について、学校における支援について、学校外における支援について等で構成しております。  配布部数は1,500部としており、各学校には不登校状態にある児童・生徒の各家庭に行き渡るような部数を送付するとともに、区立図書館や児童センター、子ども家庭支援センター、児童相談所、フリースペース等の関係機関にも配付しています。現在、発送作業は完了しており、各学校、各機関に届く予定となっております。  お手元にガイドブック本体を御用意いたしましたので、こちらも併せて御確認いただければと思います。また、ポータルサイト上にもガイドブックを閲覧できるようにしておりますので、お手元にこちら紙面がない場合でも、ホームページ上で閲覧することができるようになっております。  私からの説明は以上です。よろしくお願いいたします。 【教育長】  説明が終わりました。質疑はございますか。  稲垣委員。 【稲垣委員】  ありがとうございます。  すごく易しい内容になっていて、とてもいいガイドブックだなと思いました。作るのが大変だったのではないかなと思うので、皆さんの御苦労にとても感謝します。  この不登校支援は、不登校は親にしてみれば突然なるので、事前にこういうものだなと知っているのはすごく大事だなと思うので、この冊子自体をちょっと全保護者に配るのは多分無理だなと思うので、何かぺら1枚の簡易版でもいいので、何か入学のときとか全保護者に、誰にでもなり得るんだよと、なっても大丈夫なんだよと、なったらこういう支援があるんだよということがさっと分かる程度のものを、何か配布できたらいいかなというのをちょっと感想なのですけれども思いました。  以上です。 【教育長】  教育総合支援センター長。 【教育総合支援センター長】  ありがとうございます。  不登校のポータルサイトと併せて、こちらのガイドブックにつきましても、周知方法も含めて検討してまいります。4月当初に行き渡るような、そういった1枚の案内があれば、保護者も見ていただけると思いますので、4月までに検討したいと思います。 【教育長】  ほかにありますか。  では、不登校支援ガイドブックの配布についてはよろしいでしょうか。 (「はい」の声あり) 【教育長】  では、本件は了承いたします。  次に、日程第2、報告事項8、令和6年度品川区児童・生徒教育長表彰の候補者について説明をお願いします。  教育総合支援センター長。 【教育総合支援センター長】  それでは、令和6年度品川区児童・生徒教育長表彰の候補者について説明いたします。  資料10を御用意ください。  毎年実施しております児童・生徒教育長表彰につきまして、今年度の候補者を掲載しております。表彰の目的と推薦基準につきましては、資料に記載のとおりです。一覧の下部に推薦基準ごとの集計がございます。今回は、個人が10名、グループが8組となっており、合計の人数は82名、うち児童は22名、生徒は60名となります。  3月12日水曜日に品川区役所第三庁舎講堂にて表彰式を行います。  児童生徒のこうした活躍を表彰により励ますことで、本人の自己肯定感を高めるとともに、他の児童生徒への広がりにも期待していきたいと考えております。  私からの説明は以上です。よろしくお願いいたします。 【教育長】  説明が終わりました。質疑はございますか。  吉村職務代理者。 【吉村教育長職務代理者】  すみません、ちょっと質問ですけれども、これは基準に照らして、学校が推薦してきた児童・生徒をそのまま表彰するという、そういうものですか。 【教育長】  教育総合支援センター長。 【教育総合支援センター長】  基本的には、こちらの表彰基準、推薦基準を学校にお示しをしまして、学校から推薦のあったものを我々事務局のほうで推薦基準と照らしながら、候補として挙げていくものになっております。基本的には、全ての推薦に挙がったものについては、表彰していくというスタンスでおります。 【教育長】  吉村職務代理者。 【吉村教育長職務代理者】  なぜお聞きしたかというと、結構学校が限られているというか、同じ学校から複数名出てきているということは、推薦を挙げていない学校も結構あるのかなと。もちろん、そういう基準に照らして、そういう児童生徒がいなかったという場合は、それはもうしようがないと思うのですけれども、ひょっとすると、積極的に推薦を挙げていない学校もあるのかな、なんてちょっと思ったのですけれども、その辺はいかがですか。 【教育長】  教育総合支援センター長。 【教育総合支援センター長】  こちら、広く学校には推薦を基準に照らして、できるだけ上げてほしいということで、働きかけは行っているところですけれども、幾つかの学校からの推薦となっているのは、御指摘のとおりだと思います。引き続き、次年度以降につきましても、積極的に子どもたちを見るという視点で、学校のほうには働きかけをしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 【教育長】  ほかにございますか。  それでは、令和6年度品川区児童・生徒教育長表彰の候補者については、よろしいでしょうか。 (「はい」の声あり) 【教育長】  では、本件は了承いたします。  先ほど決定しましたとおり、非公開の会議を開きますので、傍聴の方は御退出願います。 ―― 了 ――