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品川海苔 | 品川の海苔づくりの歴史と文化
更新日:令和2年8月19日
2020年2月6日(木)
江戸時代より栄え、1964年の東京オリンピックを前に幕を下ろした「品川海苔」。
時は流れ、2020年の「海苔の日」2月6日。「品川海苔」の歴史と文化を、品川の魅力として発信します。
品川海苔とは
18世紀はじめには品川の海で海苔の養殖が始まりました。品川で作られた海苔は、浅草の海苔問屋に運ばれ「江戸名産浅草海苔」として全国に知られたように、有名な「浅草海苔」も、実は「品川海苔」だったと言われています。
品川の漁業者が養殖方法を発明して海苔の大量生産が可能になり、全国各地に伝わったそうです。昭和30 (1955)年に、品川での生産量は約9,500万枚におよびましたが、昭和39(1964)年の東京オリンピックを前に、その幕を閉じました。
詳しくは、品川歴史館の解説シートをご覧ください。
解説シート「品川の海苔」
品川海苔 ゆかりの食べもの
のり巻きせんべい「品川巻」
品川巻とは、しょうゆで味をつけた細長いせんべいに海苔を巻いたお菓子です。全国的に「品川巻」という名称で親しまれています。
マグロの巻きずし「鉄火巻」
鉄火巻の由来は、マグロの赤身が真っ赤に焼いた「鉄火」に似ていたからという説や、博打(ばくち)場を指す「鉄火場」から名付けられたという説もあります。当時は、博打をやりながら手軽に食べられるように、マグロとご飯を海苔で巻いて食べていたと言われています。
かつての旧東海道品川宿には鉄火場があり、当時は海苔養殖も盛んで、猟師町(注)としても栄えていました。もしかすると、鉄火巻の発祥は品川の鉄火場だったのかもしれません。
(注)「漁」ではなく「猟」の字を使うのは、魚だけではなく獣も獲っていたことに由来するとも言われています。
おにぎりと「たくあん」
江戸時代、三代将軍徳川家光は、沢庵宗彭(たくあんそうほう)和尚のために東海寺(北品川3-11-9)を創建。現在も、東海寺の大山墓地には沢庵和尚が眠るお墓があります。
この沢庵和尚が考案したとされるのが、漬物の「たくあん」です。たくあんも品川発祥かもしれません。
2月6日は「海苔の日」
海苔の日は、昭和41(1966)年に全国海苔貝類漁業協同組合連合会によって制定。海苔はかつて、大宝律令で租税の一つとして表記されるほど大変貴重な食品でした。そこで、大宝律令が施行された日付にちなんで、定められました。
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動画で見る「品川海苔」
品川海苔PR動画
- 公開日
- 令和2年2月6日(木) 海苔の日
- 切り絵
- 切り絵アーティスト 田中良平さん
- ナレーション
- 女優 傳谷英里香さん
- 協賛
- 区内海苔店6店:内田海苔店(小山4-7-5)、品川屋海苔店(北品川2-26-19)、藤森海苔店(南品川2-9-3)、みの屋海苔店(南品川6-7-7)、ヤマキいとう(東大井2-28-1)、松本海苔店(東大井3-28-1)
- 完成発表会
- 令和2年2月6日にしながわ水族館で品川海苔PR動画 完成発表会を開催しました。くわしくは、以下のホームページをご確認ください。
・「品川海苔PR動画お披露目会 & 海苔の日イベント」
・しながわ写真ニュース「品川海苔PR動画 完成発表会」
区広報番組「しながわのチカラ」『品川海苔物語』
- 制作月
- 令和2年1月
- 出演
- 「品川屋海苔店」保川さん、「品川郷土の会」坂本さん、「天ぷら すさき」夏目さん、「天婦羅 うえじま」植島さん 他
その他 品川海苔関連動画
品川区公式ユーチューブチャンネル「しながわネットTV」で公開中。
品川海苔関連動画はこちら
※この企画は、平成30年度実施の魅力発信ワークショップ「Discover SHINAGAWA」において最優秀賞を受賞した「品川海苔 大復活プロジェクト」というアイデアを参考にしました。
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広報広聴課シティプロモーション担当
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