わたしたちのチカラを地域のミライへ
わたしたちのまちをもっと笑顔があふれもっと住み良くもっと魅力的に
区で行われる公益事業をサポートしています
品川区では、多くの団体が地域課題解決のため、活発な地域活動を行っています。
今号は「わたしたちが住むまち」がもっと良いまちになるように様々な活動に取り組む皆さんの「しながわ地域貢献活動」を紹介します。
4年度区民活動助成採択団体の紹介
マナビファクトリー
経済的な困難を抱える家庭の子どもたちが十分な学力を習得できるように学習支援
NPO法人 マナビファクトリー
- 活動日程・場所
- 土曜日:午後2時~4時
- 大井第二区民集会所など
- 連絡先
- 電話/090-7028-1168
- Eメール:info@manabifact.com
- ホームページ
- 団体ページ
- しながわすまいるネット
でっこぼっこ
理解しづらい、集中しづらい子どもたちに「その子らしい」学習方法を見つけサポート
一般社団法人 でっこぼっこ
- 活動日程・場所
- 火曜日:午後4時15分~6時30分
- 金曜日:午後3時30分~6時
- 大崎子どもラボ、レンタルスペース、町会会館、区民集会所など
- 連絡先
- 電話/070-9062-8315
- Eメール:info.dekkobokko@gmail.com
- ホームページ
- 団体ページ
- しながわすまいるネット
モノづくり×プログラミング for Shinagawa
地域団体に、対面とオンライン同時開催イベントのノウハウを伝授
一般社団法人 モノづくり×プログラミング for Shinagawa
- 活動場所
- 区内各施設
※活動日程は不定期。
- 連絡先
- Eメール:info@monopro.tech
- ホームページ
- 団体ページ
- しながわすまいるネット
- Facebook
詳しい活動は以下で紹介しています。
わたしたちの地域貢献活動を紹介します(4年度区民活動助成に採択された事業)
困りごとは地域によってそれぞれ異なります。必要な支援に気づき、自分たちができることで、地域課題の解決に取り組んでいます。
区では区内で行われる公益事業をサポートしています。
でっこぼっこ
- 事業名
- 発達に特性傾向のある親子の健やかな学びと成長をめざした学習サポート事業
代表理事 駒崎圭子さん
子どもたちの個性を受け入れ、持続できる学習方法を一緒に考えます
「長く続くコロナ禍で集団の環境に慣れていない子どもたちは非常に多く、また、小学校に入学し初めて発達に特性傾向があることに気づく場合もあります」と駒崎さん。でっこぼっこでは、授業に集中しづらい、文字の捉え方がうまくできないなど、集団での学習に困難な傾向のある子どもたちを対象に、「宿題」を入り口として一人ひとりの課題へアプローチし、その子らしく勉強が続けられる方法を見つける取り組みを進めています。さらに、保護者の方々に向けては悩みの相談を受けたり、家庭でできる学習環境づくりや意識改善の方法なども提案。また、支援者の育成プログラムにも力を注ぎ、支援者を増やすことで子どもたちを受け入れる環境の整備も行っています。
本人が理解できるまで根気よく、宿題に取り組みます
運動や遊びも学習につながります
- 保護者の声
- ・子どもの学習の悩みを一緒に考えてもらえて安心しました
- ・でっこぼっこに通うようになって子どもが明るくなった
- ・学校の宿題をスムーズに行う方法がわかり、自信がついたようです
ここに注力しています
- ・何が分からないのか、どう伝えれば分かるのかをしっかり見極める
- ・苦手な分野を理解し、保護者の方とゴールを決めて学習に取り組む
- ・わからなかったことが理解できるようになることで、自分を否定しがちな子どもたちの肯定感をはぐくむ
- ・勉強に遊びの要素も取り入れ、学びの楽しさや集中力、自主性を育てる
- ・勉強だけでなく、集団生活に困難のある子どもが話ができる場を提供する
- 目標はここ!
- 支援者を育成し、発達に特性傾向のある子どもたちを受け入れる居場所や環境を増やす。
ここがよかった! 助成制度の利点
助成金があることで、指導者育成なども行えるようになりました。区の支援がある活動と広く周知され、利用者の方々からの信頼度も高くなりました。
モノづくり×プログラミング for Shinagawa
- 事業名
- ハイブリッド型イベント運営テクニック研修会
代表 杉本将輝さん、山下聖さん
ITを活用した活動で地域経済の架け橋に
「団体名の『×(かける)』の部分が、活動の重要なポイントなんです。子どもたちや地域の未来がより良くなるために、自分ができる分野を掛け合わせたい」と杉本さん。地域の発展をめざし、得意のITスキルを掛け合わせるのは、「IT×子ども教育」や「IT×地域の活性化」。助成金採択事業では、コロナ禍で対面のイベントが開催できないNPOなどの地域団体向けに、IT活用やITツールの使い方を教え、オンライン開催を進められるように研修を行いました。
研修会ではイベント運営に必要な音響・映像・配信のノウハウを教えます
実際の機器を使い説明します
- 参加者の声
- ・研修では実際に使用する機器を使って説明してくれるので分かりやすい
- ・モノプロさんのITサポートをきっかけに他の地域団体との交流が増えた
ここに注力しています
- ・ITツールを使い、地域団体のオンライン活動をサポート
- ・体験学習でより実践に近い形で学びの場を提供
- 目標はここ!
- ITでのネットワーク化をさらに広げ、地域団体×企業など、地域発展のための支援を掛け合わせ、縁の下の力持ちのような存在になる。
ここがよかった! 助成制度の利点
助成金があることで、持続的に活動を行うことができています。また、地域団体との協働のサポートなど、活動の幅や交流が広がっているのを実感しています。
マナビファクトリー
- 事業名
- 生活困窮世帯の中高生への学習支援
理事長 石井光生さん
中学・高校生が経済的な理由で学びも進路も諦めることのないよう、サポートします!
石井さんは高校の教員として過ごした6年の間、経済的な理由で進学を諦める生徒の現状を目の当たりにし、都内の学習支援団体で経験を積んだのち無料で学習支援を行う「マナビファクトリー」を設立。「経済的な問題を抱えている家庭の子どもたちは基礎学力が定着していない傾向があります。授業についていけず、将来や自分自身に希望を見い出せない子どもたちへ学習支援を通じて、未来の可能性が広がるようサポートしたい」と石井さん。子どもたちに勉強を教えるのは、その思いに賛同した区内在住・在勤の学生や社会人の方々。雑談などを交えた学習は親しみやすく、気軽に質問や相談できるような環境を整えています。また、ここで学び大学に進学した生徒がいずれ教える立場として戻ってこられるような、支援の循環もめざしています。
現在は約20人の中学・高校生が通っています
通常、5~8人の区内在住・在勤の学生・社会人の方々が先生としてサポート
- 参加者・保護者の声
- ・先生がすごく親しみやすいから、気軽に質問できる
- ・丁寧に教えてくれるので、とても分かりやすい。勉強が楽しくなった
- ・これまで長続きしなかった息子が、積極的に通うようになった
ここに注力しています
- ・学力を伸ばし、自己肯定感や学ぶ意欲を育てる
- ・対話を大切にし、本音で話しができる関係性を築く
- ・将来の選択肢が増やせるよう、受験のサポートや進路相談を行う
- 目標はここ!
- 参加している生徒が「支援される側から支援する側へ」と循環することができるようめざす。さらに区全体にマナビファクトリーの活動が広がることで経済的理由での学力の格差をなくし、将来の選択肢が広がる環境にしたい。
ここがよかった! 助成制度の利点
教材や文房具などの雑費にも経費がかかるので、助成金の金銭的なサポートはとても大きいです。また、活動を行うための場所の提供や情報の発信、周知など、区の活動支援も心強いです。
その他の団体
すまいるキッズ
- 事業名
- すまいるキッズプログラム
会長 西村公児さん
活動の概要
「プログラミングで子どもたちを笑顔に」をモットーに活動しています。子ども向けのビジュアルプログラミング「ビスケット」や「スクラッチ」を使用し、楽しく学ぶプログラミング講座を実施しています。
- ビスケット
- 対象:小学1~4年生
- 対面開催/オンライン開催
- スクラッチ
- 対象:小学3~6年生
- 対面開催/オンライン開催
「広報しながわ」を見ている方へ
今後、ITやプログラミングはどんどん身近なものになっていきます。子どもたちの成長に合わせて、楽しくプログラミングを学びましょう。まずは興味を持っていただきたいので、気軽にイベントにご参加ください。
すまいるキッズ
- 連絡先
- Eメール:smilekids365@gmail.com
- ホームページ
- 団体ページ
- しながわすまいるネット
アレルギーの正しい理解をサポートするみんなの会
- 事業名
- しながわアレルギーネットワーク
理事長 前田えりさん
活動の概要
アレルギー疾患は国民の2人に1人が持つといわれています。日常生活や治療に困難を抱える方やご家族のQOL(生活の質)向上のためには正しい情報提供が必要です。区民活動1年目は、品川区の地域情報に基づいたアレルギーについてのサイト「しながわアレルギーねっと」を通じて、情報交換や交流の場づくりをしています。
「広報しながわ」を見ている方へ
笑顔の輪が広がるネットワークづくりのために、ぜひみなさんの声を聞かせてください。
NPO法人 アレルギーの正しい理解をサポートするみんなの会
- 連絡先
- Eメール:minna@a-minna.org
- ホームページ
- 団体ページ
- しながわアレルギーネット
- しながわすまいるネット
地域活動のお悩み解決
区では地域活動団体に伴走する支援をしています。NPOサポートセンター*との協働により、行政はもとより、異なる立場からも専門的かつ先進的なアドバイスが得られます。
団体相談(月1回/要予約)
自組織だけでは解決できない組織や事業運営に関する悩みに対し、問題の所在を明らかにすることで、解決へと導きます。これから団体を立ちあげたい方へのアドバイスもしています。
講座の開催(年3回/要申し込み)
組織や事業運営、資金調達、広報など、団体運営に必要な考え方や具体的なノウハウが習得できる講座を開催しています。
*NPOサポートセンター
日本初の市民によるNPO支援団体。NPO、公共、企業の垣根を越えて社会問題を解決する人材を育成し、NPOによる新たな社会システムの構築をめざす。
- 申し込み・問い合わせ
- 地域活動課協働推進係(電話/03-5742-6693 FAX/03-5742-6878)
問い合わせ
地域活動課協働推進係(電話/03-5742-6693 FAX/03-5742-6878)