熱中症予防で夏を快適に

今年も暑い季節がやってきます。熱中症は、体温の調節がうまくできなくなり体内に熱がこもってしまうことで、めまいや頭痛、吐き気などの症状を引き起こします。重症化すると命に関わることもありますが、適切な予防をすれば熱中症を防ぐことができます。予防方法を正しく理解し、対策に取り組みましょう。特に高齢の方や小さなお子さんは注意が必要です。

熱中症を予防するためには

こまめに水分をとる

・夏場は1日1.5~2リットルの水分をとる。

・のどの渇きを感じなくても意識して水分をとる。

・起床後、食事の前後、就寝前にコップ1杯の水分をとる。

・外出するときは水筒などを持参し、外でも水分をとる。

※水分を一度に多くとると、尿として排泄されてしまうため、「こまめに」水分をとることが大事です。水分や塩分の摂取に制限がある方は、主治医にご相談ください。

暑さを避け、熱を体から出す

・エアコンや扇風機を利用して室内温度を調節する。

・睡眠時はエアコンの設定温度を弱めにし、扇風機の風は直接体に当たらないよう首ふりにする。

・外出するときは帽子や日傘を使い、日よけをする。

・首や脇の下を冷たいタオルで拭いて冷やす。

食事・休息をしっかりとる

・食事はバランス良くとることが基本。食欲がないときでも、食べられるものを口にする。

・夜の睡眠以外にも無理をせず休むようにする。

・体調がすぐれないときは外出を控えるなど、無理をせず十分に休む。

なぜ高齢者は熱中症になりやすいの?

体調が悪いときは早めに主治医に相談しましょう。

暑さを感じにくい

暑さやのどの渇きを感じにくく、高体温になりやすい。

汗をあまりかかない

発汗に時間がかかり、発汗量も少なくなるため、体内に熱がこもりやすい。

水分が不足しがち

体内水分量が少ないため、脱水症状を起こしやすい。

気になることがある場合はご相談ください

問い合わせ
各在宅介護支援センター
高齢者福祉課 FAX/03-5742-6881
高齢者支援第一係 電話/03-5742-6729
高齢者支援第二係 電話/03-5742-6730

お子さんの注意点

乳幼児は体温調節機能が十分に発達していないため、特に注意が必要です。また、晴れた日は地面に近いほど気温が高くなるため、背の低い幼児は大人以上に暑い環境にいます。

汗をかいていなくても水分をとる

水分補給の際は糖分の多い清涼飲料水は控え、お茶や水などを与える。

外出や運動後は休息をとり、体を休める

早寝早起きを心がけ、睡眠を十分にとらせる。

子どもを車に乗せたまま離れることは絶対にしない

「少しなら」と油断せず、子どもと一緒に行動する。

気になることがある場合はご相談ください

問い合わせ
品川保健センター(電話/03-3474-2903 FAX/03-3474-2034)
大井保健センター(電話/03-3772-2666 FAX/03-3772-2570)
荏原保健センター(電話/03-3788-7016 FAX/03-3788-7900)

熱中症予防に「避暑シェルター」をご利用ください(期間:7~9月)

暑さをしのぐ一時避難場所として、お近くの区施設を利用できます。無理をせずに体を休めて、熱中症を予防しましょう。

「避暑シェルターで 涼しさ ひととき」の、のぼり旗が目印です。

「避暑シェルターで 涼しさ ひととき」のぼり旗

避暑シェルター

地域センター・文化センター・児童センター・シルバーセンター・いきいきセンター・ゆうゆうプラザ・保健センター

・利用時間は各施設にお問い合わせください。