令和4年度 介護保険制度の運営状況

 介護保険制度が創設され24年目を迎えました。区では地域での暮らしを支えるため、区内20カ所の在宅介護支援センターを中心とした品川独自の総合的なしくみにより、適切な介護保険制度の運営に努めています。

 今号では、4年度介護保険制度の運営状況のあらましをお知らせします。詳しくは区ホームページなどでご覧になれます。

区民の5人に1人が高齢者(65歳以上)です

5年4月1日現在、区の高齢者人口は81,150人となり、区民の5人に1人が65歳以上の高齢者となっています。

(住民基本台帳 各年4月1日現在)

(空欄) 4年 5年 5年
うち75歳以上
総人口 404,405人 406,362人
高齢者人口 81,737人 81,150人 44,979人
高齢化率 20.2% 20.0% 11.1%


高齢者の約6人に1人が要介護認定を受けています

要介護の認定率(第1号被保険者における認定者の割合)は18.8%となり、前年度と比べ、微増となっています。また、後期高齢者(75歳以上)では約3割の方が認定を受けています。

(各年度3月31日現在)

(空欄) 第1号(65歳以上)
3年度
第1号(65歳以上)
4年度
第1号(65歳以上)
4年度 65~74歳
第1号(65歳以上)
4年度 75歳以上
第2号(40~64歳)
4年度
被保険者数 82,788人 82,241人 36,285人 45,956人 145,599人
認定者数 15,439人 15,436人 1,539人 13,907人 363人
認定率 18.6% 18.8% 4.2% 30.3% 0.2%

※被保険者は、住民基本台帳人口のほか住所地特例者(区外の施設入所者など)を含む。

65歳以上の要介護認定者数推移

(各年度3月31日現在)

65歳以上の要介護認定者数推移グラフ

介護保険の約半分を保険料で支えています

歳入のうち、介護保険料は45.4%であり、残りは税金などにより構成されています。また歳出は、保険給付費の割合が約85%近くを占めており、そのほかに地域支援事業費として6%程度が総合事業の実施・介護予防事業などの充実のために充てられています。

4年度決算見込み

(単位100万円)

4年度決算見込みグラフ

介護にかかる費用が増えています

介護保険給付費は、約0.8%の減少となっており、特に施設サービスで約4.3%の減少となっています。一方で、地域支援事業のうち介護予防・日常生活支援総合事業の予防通所事業が約5.0%の伸びとなっており、要支援者の利用増により費用が増えています。

介護保険給付費の推移

(単位100万円)

介護保険給付費の推移グラフ

地域支援事業費の推移

(単位100万円)

地域支援事業費の推移グラフ

※統計資料における各項目の数値は、端数処理をしているため、合計値と内訳に差が生じる場合があります。

問い合わせ

高齢者福祉課支援調整係(電話/03-5742-6728 FAX/03-5742-6881)