スチューデント・シティ
市民科~品川区における特色ある教育活動~
区では、区立小学校・義務教育学校(前期課程)に通う5年生の児童を対象に、学校で学んだ知識と自らの生活を関連させる学習体験型実技演習プログラム「スチューデント・シティ」を市民科の授業に取り入れています。「スチューデント・シティ」とは、実際の街と店舗を再現し、働く人や消費者の立場に立ち経済体験を行う活動のことです。体験学習を通して将来必要な資質や技能、知識を学ぶとともに、職業選択や将来設計をするための能力を身に付けることをめざします。
本プログラムを開始してから昨年度で20年目を迎えました。体験スペースを拡大したほか、次年度は二次元コード決済を新たに導入する予定です。
学習内容
1 事前学習
体験学習を行うために必要な経済や金融に関する基礎的な知識や技能を学びます。
2 スチューデント・シティで体験
会社の経営側と消費側をそれぞれ体験します。税の仕組みや会社同士のつながり、収入と利益・給与・支出の関係などを学びます。
3 事後学習
体験から学んだことや、今後の学習に生かしていきたいことなどをまとめます。
朝のミーティングの様子。この後、区長役児童が代表挨拶を行い、業務スタートです。
まずは区役所で住民登録。住民税も忘れずに納めます。
拡大された体験スペース。さまざまな会社で目的意識をもって業務にあたります。
働いた分の給与でモノやサービスを購入し、収支記録帳に記録します。
共催:公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本
問い合わせ
教育総合支援センター(電話/03-3490-2000 FAX/03-3490-2007)