2023年10月11日号　広報しながわ
　10月は「3R(スリーアール)推進月間」です

資源を大切にしよう

　私たちが日々の暮らしで使用している物は、さまざまな資源からできています。使い捨てがあたり前の生活を続けていると資源がなくなり、製品を作ることができなくなってしまいます。

　豊かで清潔な環境を持続し、次世代につなげるため、「ごみを元から減らす・繰り返し使う・資源として再び利用する」という3R活動を徹底し、サステナブル(持続可能)な「循環型社会」を形成していきましょう。

3R(スリーアール)って何?

3Rとは、ごみを減らすための3つの行動の頭文字をまとめたものです。3Rには優先順位があります。

Reduce(リデュース)(発生抑制)

ごみを出さない

　　↓

Reuse(リユース)(再使用)

繰り返し使う

　　↓

Recycle(リサイクル)(再生利用)

資源として利用し、再生する

3Rを実践すると…

・ごみの処理にかかる費用が減り、最終処分場の寿命が延びる

・木や石油、鉱石などの天然資源を使う量が減る

・CO₂の排出量が減る

・分別して出された資源は、新たに生まれ変わる

再生の例

新聞 ⇒ 新聞

段ボール ⇒ 段ボール

紙パック ⇒ ティッシュペーパー、トイレットペーパー

ペットボトル ⇒ ペットボトル、クリアファイル、布地など

缶 ⇒ 缶、自動車部品、建築資材など

びん ⇒ びん、アスファルト舗装材料など

プラスチック製容器包装 ⇒ 運搬用パレット、擬木、漆器、薬品など

まずは Reduce(リデュース) の行動例

・買い物にはマイバッグを持参

・食べ残しをしない、外食時も食べられる分だけ注文する

・無駄になるものを買わない

・非常食も周期を決めて食べて買い足し、賞味期限切れにしない(ローリングストック)

・使い捨てになるものは極力買わない

・詰め替え用がある商品を選ぶ

・生ごみはギュッと水きりする　など

区で行っていること

家庭用生ごみ処理機購入費の一部を助成

次に Reuse(リユース) の行動例

・シャンプーのボトルなどは中身を詰め替えて、容器は繰り返し使う

・使えるものは、交換・修理などをして大切に使う

・ほかの使い道を工夫する

・自分が要らなくなったものは、必要としている人に譲る

・フリーマーケットやリサイクル情報紙、リサイクルショップなどを利用する　など

区で行っていること

リサイクル情報紙「くるくる」を発行

毎月1日発行で「ゆずりたい物」「ゆずってほしい物」の情報を掲載

やむを得ず捨てるときには Recycle(リサイクル) の行動例

分ければ資源、混ぜたらごみ

資源でも分別しないで出したり、燃やすごみにしてしまったら生まれ変われません。リサイクルするためには、種類ごとに分別することが重要です。

資源の回収方法

種類ごとにきちんと分別した資源は、資源回収ステーションや拠点回収、集団回収に出しましょう。

資源の分け方・出し方

びん、缶、ペットボトル

サッとすすぎ、ペットボトルのキャップとラベルは外して種類ごとに出す

プラスチック製容器包装

サッとすすいで出す

【ワンポイント】

ペットボトルの本体、キャップ、ラベルはプラスチックでもそれぞれ素材が異なります。ペットボトルのキャップやラベルはプラスチック製容器包装として回収しています。

古紙

新聞・雑誌・段ボール・雑がみに分け、種類ごとにしばって出す

【ワンポイント】

菓子箱、ティッシュ箱、チラシ、カタログなどは「雑がみ」とし回収しています。

牛乳パック

すすいで、開いて、乾かして出す

古着・古布、廃食用油、不用園芸土、小型家電(10×25センチメートル以内の携帯電話、デジタルカメラ、家庭用ゲーム機など)

拠点回収に出す(毎月第2・4土曜日午前10時～正午、31カ所の会場)

4年4月1日に「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施行されました

この法律では、プラスチック使用製品の設計から廃棄処理まで、プラスチックのライフサイクルに関わる資源循環の取り組みを促進するための措置を盛り込んでいます。

※詳しくは環境省ホームページをご覧ください。

ホームページは下記QRコードから

区で行っていること

　区では容器包装だけでなく、プラスチック製品全般を資源回収する「製品プラスチック回収」のモデル実施を行っています。

　製品プラスチック回収は順次地域を拡大し、6年度からの区内全域実施をめざします。

問い合わせ

品川区清掃事務所リサイクル推進係(電話／03-3490-7098　FAX／03-3490-7041)