2023年11月11日号 広報しながわ
 「品川区地域防災計画(素案)」にご意見をお寄せください

パブリックコメント

 本計画は、「災害対策基本法」や「水防法」をはじめとした関連法令の改正、都市基盤の整備状況、地域の防災対策の実情などに応じて毎年修正を行うとともに、5年を目安に大規模な修正も行っています。

 前回の大規模な修正から約5年が経過したことから、最新の関連法令・災害事例などの知見や東京都の首都直下地震における被害想定の見直しなどを反映させ、今後の防災対策の指針とするため、本計画の大規模な修正を行います。

 この度、本計画の素案がまとまりましたので、皆さんのご意見をお寄せください。

計画の目的

 「品川区地域防災計画」とは、災害時における区と防災関係機関の事務や業務を包含する、包括的かつ総合的な計画です。

 その目的は、区と防災関係機関などが有する全機能を有効に発揮して、区の地域における震災や津波、風水害、火山災害などに係る災害の予防、応急・復旧対策および復興に係る一連の対策を定め、総合的かつ計画的に実施することにより、区の地域と区民の生命、身体、財産を災害から保護することにあります。

計画の構成

 これまで災害事象別に「総則編」「震災編」「風水害編」「その他編」「災害復興編」としていた構成を見直しました。

 新しい構成では、災害対応の段階ごとに「総則編」「災害予防(防災・減災)」「災害応急対策」「災害復旧編」「災害復興編」としました。

4つの考え方に基づき、品川区の防災力向上に向けた計画の素案を作成しました

考え方 具体的な方針・動向
首都直下地震における被害想定の見直しの反映 被害想定の見直しを踏まえ、死者数、避難者数、建物の全壊・焼失棟数の減少目標について検討。被害想定の結果に基づき、今後取り組むべき対策を計画化
東京都地域防災計画との整合 5年度に東京都地域防災計画(震災編)を修正。東京都地域防災計画の修正と整合性を図り、東京都と連携して防災対策を具体化
過去の災害の教訓・事例の反映 前回の大規模な修正後に発生した災害の教訓や事例を反映。実際に起きた災害への対応方法を参考に対応策を具体化
訓練成果等の反映 これまで実施してきた防災訓練(東京都・品川区合同総合防災訓練など)で出た課題等を整理し、対策を計画化


主な修正内容

自助・共助

(1) 自助・共助体制の充実強化

 ・区民の自助意識の啓発促進

 ・ボランティアの受け入れ体制の明確化

(2) 地区防災計画の作成支援

 ・地区防災計画の作成促進

公助

(1) 多様な避難への対応

 ・在宅避難者への対応

 ・ペットの避難のあり方

(2) 災害対策本部体制の強化

 ・災害対策本部と応急対策本部の統合

 ・平素の業務を踏まえた災害時の体制検討

その他

 ・計画構成の見直し

 ・新たな計画の反映

 ・災害復興編の見直し

皆さんのご意見をお寄せください

応募方法

12月10日(日)(消印有効)までに、意見、住所、氏名、電話番号を防災課へ郵送FAX持参

・区ホームページの応募フォームも利用できます。

区ホームページは下記QRコードからご覧いただけます

区ホームページ

「品川区地域防災計画(素案)」の全文は、防災課(第二庁舎4階)、区政資料コーナー(第三庁舎3階)、地域センター、文化センター、品川図書館(北品川2-32-3)、区ホームページでご覧いただけます。

問い合わせ

防災課計画係(〒140-8715 品川区役所第二庁舎4階 電話/03-5742-6695 FAX/03-3777-1181)