2023年11月11日人権週間特集号 広報しながわ
実現しよう 平和で 心ゆたかな 人間尊重社会
人権尊重都市宣言のまち 品川区
12月4日~10日は人権週間
世界人権宣言
昭和23(1948)年12月10日、第3回国連総会で「世界人権宣言」が採択されました。世界人権宣言は、人権と自由を尊重し確保するために、すべての人とすべての国とが達成すべき共通の基準を宣言したものです。また、昭和25(1950)年の第5回国連総会で、毎年12月10日は「人権デー」と定められました。
日本では、「人権デー」を最終日とする1週間を「人権週間」と定めて、人権尊重思想の普及高揚のための啓発活動を全国的に行っています。
区の取り組み
区では、平成5(1993)年4月に『人権尊重都市品川』を宣言し、今年で30周年を迎えました。これまで、平和で心ゆたかな「人間尊重社会の実現」をめざし、人権尊重思想の普及啓発に取り組んできました。
宣言から30周年を迎えた今年は、区立学校の生徒たちによる人権標語・ポスターなどが展示される「しながわ人権のひろば2023」や人権啓発ラッピングカーの運行、「人権週間講演と映画のつどい」などを開催します。この機会にもう一度、人権について考えてみませんか。
人権尊重都市品川宣言
人間は生まれながらにして
自由であり、平等である
いかなる国や個人も、いかなる理由であれ
絶対にこれを侵すことはできない
幾多の試練と犠牲のもとに
日本国憲法と世界人権宣言は
この人類普遍の原理をあらわし
人権の尊重が
国際社会の責務であることを明らかにした
今日、我が国社会の実情は
いまだに差別意識と偏見が
人々の暮らしの中に深く根づき
部落差別をはじめ
障害者、女性、先住民族、外国人への差別など
どれほど多くの人間が苦しんでいることか
人間がつくりあげた差別は
人間の理性と良心によって
必ずや解消できることを
我々は確信する
平和で心ゆたかな
人間尊重の社会の実現をめざす品川区は
『人権尊重都市品川』を宣言し
差別の実態の解消に努め
人権尊重思想の普及啓発と教育を推進することを
ここに誓う
1993(平成5)年4月28日 品川区