2024年7月21日号 広報しながわ
楽しい“よりみち”はじめませんか
“よりみち”は、こんな場所です
近所に出かけて、語る、笑う。
みんなの得意を活(い)かし、お互いに支え合う。
困りごとを話してもいい。自由な空間。
日々の暮らしの心配ごとやちょっとした困りごとなど、さまざまな見守りのサービスを提供する「支え愛・ほっとステーション」。窓口・電話での相談や自宅訪問のほか、交流の場であるフリースペース「よりみち」を設け、居場所づくりをしています。地域支援員の皆さんとおしゃべりしたり、ゲームをしたりと、思い思いに過ごせる交流の場で、楽しい「よりみち」を始めませんか。
フリースペース「よりみち」の活動内容は次から紹介します
近所の“よりみち”で地域支援員と一緒に豊かな時間を過ごしませんか
区内に20カ所あるフリースペース「よりみち」では、利用される主に65歳以上の方々が自由で楽しく過ごせるよう、地域支援員がそれぞれの「よりみち」で創意工夫を凝らした活動を行っています。今回はその活動の一部と、地域支援員の皆さんの思いや利用者の方々の声を紹介します。
いつ来ても、いつ帰っても大丈夫です。散歩がてらに近所の「よりみち」に気軽に立ち寄ってみませんか。
各よりみちのマップは社会福祉協議会ホームページをご覧ください
大井第一地区
地域支援員のアイデアで生まれた誰もが主役になれる空間
大井第一地区には3カ所の「よりみち」があり、約60人の地域支援員がその活動を支えています。頻繁に打ち合わせを行い、アイデアを提案しています。利用者さんが思い思いに過ごせる工夫を凝らし、利用者同士が自然に会話を楽しめるようテーマを設けたおしゃべりや脳トレ、体操のほか、利用者さんの得意分野の披露など、誰もが主役として過ごせる居心地の良い空間を作っています。
- 和久井良一(わくい よしかず)さん (地域支援員)
- 会社員時代から92歳の現在も現場主義がモットー。福祉の勉強会や研修会に積極的に参加し、誰もが「よりみち」で有意義かつ楽しく過ごし、また絆(きずな)や交流の輪を広げられる仕組みづくりに努めています。
- 西田信子(にしだ のぶこ)さん (地域支援員)
- 先日、利用者さんとの楽しい会話の中で、ふとした困りごとの相談をいただきました。これが機会となって行政などの支援につなげることができ、とてもうれしかったです。
大井第一地区の地域支援員の皆さん
活動が充実しており、継続して通う方も多くいます
利用者の声
- ひとり暮らしだと寂しい時もあるけれど、よりみちで同じ年代の人たちとお話しできるのが楽しい。
- 気を張らずにゆったり休めて、座っているだけでもほっとする。
- よりみちの一環として、みんなで行くお散歩も楽しみにしている。
会場・場所
- よりみち 関ヶ原 東大井6-11-11(関ヶ原シルバーセンター)
- よりみち 鈴ヶ森 南大井2-5-6(大経寺)
- よりみち 南大井 南大井3-7-13(南大井シルバーセンター)
- 問い合わせ
- 大井第一 支え愛・ほっとステーション(南大井1-12-6 電話/03-6404-6878)
荏原第一地区
目標は幅広い世代が気軽に立ち寄れる集いの場
今年の7月で2年目を迎えた「よりみち りんしのもり」。靴を履いたまま出入りができる会場のため、興味を持った方がふらりと訪れるのも大歓迎。おしゃべりしながら、利用者さんが先生となり特技を教えたり、林試の森にお花見や紅葉狩り、新緑散策に行ったりと、利用者の皆さんが楽しい、また来たいと思える居場所づくりに努めています。
- 市村晶子(いちむら あきこ)さん (地域支援員)
- 開所から日が浅く、利用者さんも地域支援員も少人数ですが、その分アットホームな雰囲気で活動しています。今後は、この地域に「よりみち」があることを知ってもらい、幅広い世代が集う場にしていきたいです。
- 佐藤芳美(さとう よしみ)さん (地域支援員)
- 利用者の皆さんのお話は、出身地の文化や子育て、家庭のことなど話題がつきず、勉強になることがたくさんあります。いつもお話を聞くことがとても楽しいです。
折り紙が得意な利用者を中心に折り紙を楽しむ
利用者の声
- ひとり暮らしなので、ここにくるといろいろな人と話ができて楽しい。
- 何か新しい発見があるかと思い、よりみちに来て他の利用者や地域支援員さんの話を聞いている。
- 折り紙を皆さんと一緒に楽しめるだけでなく、皆さんによろこんでもらえるのが励みになる。
会場・場所
- よりみち りんしのもり 小山台1-4-1(りんし21 1階)
- 問い合わせ
- 荏原第一 支え愛・ほっとステーション(小山3-14-1 電話/03-6421-5557)
大井第二地区
第二の我が家で気軽におしゃべり
「よりみち やまなか」は、元一軒家が活動の場。大きな窓のあるリビングルームで、お茶を楽しみながらみんなでおしゃべりをしています。会話は世間話から防犯などの生活支援についてまで、さまざま。毎回会話が弾み、あっという間に時間が経ってしまうほど、利用者さんも積極的に会話に参加しています。ほかにもゲームや折り紙、月1回のウオーキング「やまなかウォーク」など、利用者の声を聞きながら臨機応変に活動しています。
- 佐藤綾子(さとう あやこ)さん (地域支援員)
- 利用者の皆さんとの会話の様子から体調を伺うことができますし、話の流れでご相談をお聞きすることもあります。利用者さんにとっていつもの居場所が、いざという時に頼れる場所であるようにしていきたいですね。
- 上村政江(かみむら まさえ)さん (地域支援員)
- この場所は自宅のリビングにいるような家庭的な空間なので、利用者の皆さんも気軽にいろいろなお話をしてくださいます。それがうれしいですね。
大きなテーブルを囲んでみんなで「かるた」や「すごろく」を楽しむことも
やまなかウォーク
やまなかウォークの様子
荏原第五地区でもウオーキングイベント「ホットてくてく」を開催
支え愛・ほっとステーションの利用者の方と地域支援員が屋外でのびのびと交流を深めるためのイベントです。毎回コースを変えて開催しています。イベント終了時に行うアンケートの回答者には、地域支援員手作りのマスコットをプレゼントしました。
戸越公園でのホットてくてくの様子
利用者の声
- 夫婦二人でずっと家にいると窮屈に感じることがある。元気に暮らしていくための方法として、積極的によりみちに遊びに行くようにしている。
- 人に頼ること、助けを借りることは心理的ハードルを感じることがあるが、よりみちでは気軽に悩みを話せる雰囲気なのがよかった。
会場・場所
- よりみち やまなか 大井3-17-16(大井三丁目高齢者憩(いこ)いの場)
- 問い合わせ
- 大井第二 支え愛・ほっとステーション(大井2-27-20 電話/03-5728-9093)
あなたのまちの「支え愛・ほっとステーション」をご利用ください
主に65歳以上の方が対象です
1) ほっとサービス
日常生活のちょっとした困りごとに対して、地域支援員が可能な範囲でお手伝いします。利用開始から30分までは200円。30分を超えるごとに200円追加になります。
2) フリースペース「よりみち」
身近な地域で、誰もが楽しく参加できる地域の憩(いこ)い・交流の場です。
3) ほっと訪問
月1回程度、地域支援員がご自宅にお伺いし、お話の相手や安否確認をします。
4) ほっと電話
月1回、定期的に地域支援員が電話をかける見守りです。
5) 救急代理通報システム
自宅での緊急時に通報を受けた警備会社の警備員が24時間駆け付けます。体の具合に応じ、警備員が本人に代わり119番通報します。利用料はかかりません。
支え愛・ほっとステーションの窓口案内
地域センター内に併設しています。お住まいの地区の窓口がわからない時は、いずれかの支え愛・ほっとステーションにお電話ください。
- 開設日時
- 月~金曜日午前9時~午後5時
※祝日を除く。
地区 | 電話番号 | 所在地 |
---|---|---|
品川第一 | 03-6433-9133 | 北品川3-11-16 |
品川第二 | 03-6433-0441 | 南品川5-3-20 |
大崎第一 | 03-6421-7810 | 西五反田3-6-3 |
大崎第二 | 03-6303-9139 | 大崎2-9-4 |
大井第一 | 03-6404-6878 | 南大井1-12-6 |
大井第二 | 03-5728-9093 | 大井2-27-20 |
大井第三 | 03-6429-9637 | 西大井2-10-3 |
荏原第一 | 03-6421-5557 | 小山3-14-1 |
荏原第二 | 03-6426-4110 | 荏原6-17-12 |
荏原第三 | 03-6421-6542 | 平塚1-13-18 |
荏原第四 | 03-6426-2464 | 中延5-3-12 |
荏原第五 | 03-6426-2625 | 二葉1-1-2 |
八潮 | 03-5755-9828 | 八潮5-10-27 |
問い合わせ
福祉計画課地域包括ケア推進担当(電話/03-5742-6914 FAX/03-5742-6797)