2024年9月1日児童相談所開設特集号 広報しながわ
 みんなで守ろう! 子どもの権利

“こどもまんなか”を応援!

 区では、こども家庭庁の「子どもたちにとって何が最もよいことかを常に考え、子どもたちが健やかで幸せに成長できるような社会を実現する」といった“こどもまんなか”の趣旨に共感・賛同し、“こどもまんなか”を応援しています。

 “こどもまんなか”を考えるうえで大切なことの中に、「子どもの権利」があります。日本でも、子どもの基本的人権を国際的に保護するために、世界中の全ての子どもたちがもつ権利を定めた「子どもの権利条約」に同意しています。子どもの権利条約の基本的な考え方は、次の4つで表されます。

こどもまんなかイラスト

「子どもの権利条約」の4つの原則

差別のないこと

 国のちがい、性のちがい、どんな意見をもっているか、障害があるかないか、お金もちかどうか、親がどんな人か、などによって差別されません。

命を守られ成長できること

 健康でいることができ、もって生まれた能力を十分に伸ばして成長できるよう、医療や教育などを受けることが保障されます。

子どもにとって最もよいこと

 子どもに関係のあることが決められ、行われるときは、「その子どもにとって最もよいことは何か」を第一に考えます。

意味のある参加ができること

 子どもは自分に関係のあることについて自由に意見を表すことができ、大人はその意見を子どもの発達に応じて十分に考え対応します。

 子どもは大人と同じように権利の主体です。子どもの権利を守るためには、子どもたちにとっての最善を常に考える必要があります。次代の社会を担う全ての子どもたちが等しく健やかに成長できるよう、その権利を守らなければいけません。