2024年11月1日号 広報しながわ
 11月12日~25日は「女性に対する暴力をなくす運動」期間です

11月25日は女性に対する暴力撤廃国際日

 暴力は、その対象の性別や加害者・被害者の間柄を問わず、決して許されるものではありません。

 特に、配偶者などからの暴力、性犯罪・性暴力、ストーカー行為、売買春、人身取引、セクシュアル・ハラスメントなどの女性に対する暴力は、女性の人権を著しく侵害するものであり、ジェンダー平等推進社会を形成していくうえで克服すべき重要な課題です。

 令和2年6月に決定された「性犯罪・性暴力対策の強化の方針」に基づき、内閣府では2年度から4年度までの3年間を性犯罪・性暴力対策の「集中強化期間」として対策の強化に取り組んできました。これまでの「集中強化期間」による取り組みを継続・強化するため、令和5年3月に「性犯罪・性暴力対策の更なる強化の方針」が決定され、5年度から7年度までの3年間を性犯罪・性暴力対策の「更なる集中強化期間」とし、さまざまな取り組みを行っています。

 加害者と被害者を生まないため、この運動をきっかけに暴力や人権尊重について考えてみませんか。

DVパネル展&パープル・ライトアップ運動

 パープル・ライトアップには、女性に対する暴力根絶のシンボルであるパープルリボンにちなみ、全国各地でタワーや橋、ランドマークなどを紫色にライトアップし、女性に対するあらゆる暴力の根絶を広く呼びかけるとともに、被害者に対して「ひとりで悩まず、まずは相談をしてください」というメッセージが込められています。

 この運動にあわせて、ジェンダー平等推進センターのほか、目黒川などに架かる橋でパープル・ライトアップ運動を実施します。

パープルリボンマーク

DVパネル展
開催期間
11月1日(金)~12月13日(金)

※祝日を除く。

開催場所
同センター
パープル・ライトアップ運動
開催場所/期間
同センター:11月1日(金)~12月13日(金)

※祝日を除く。

三嶽・要津・荏川・品川・新品川・アイル・かもめ・勝島橋:11月12日(火)~25日(月)

※11月17日(日)・18日(月)を除く。

※11月12日(火)~14日(木)は、ふれあいK字・山本・鈴懸・小関・森永橋でも実施。

同センターではこの期間にあわせて、パネル展示のほかテーマに沿った図書閲覧コーナーなどを設けます。また、大森駅北口歩道橋では、大田区と共同でポスターの掲示や総合相談のご案内などのお知らせもします。

DVについて、知っていますか?

 配偶者・パートナーなど親密な間柄にある人から一方的に受ける暴力をDV(ドメスティック・バイオレンス)といいます。暴力の形態は、殴る、蹴るといった身体的なものに限定されることなく、精神的、経済的、性的、リベンジポルノなどの社会的暴力、ストーカー行為など多岐にわたります。

 いかなる理由があろうとも、暴力は決して許されるものではありません。こうしたさまざまな暴力や相手を支配する行為によって、被害者が心身に深い傷を負うことはもちろん、そのすぐ近くにいる子どもたちにも深刻な影響(面前DVによる児童虐待など)を与えます。このような、個人の尊厳を著しく害し、ジェンダー平等推進社会を形成していくうえで妨げとなるDVは、決して許されないものです。

 ひとりで悩まず、まずは最寄りの相談機関にご相談ください。

女性に対する暴力根絶のための
 シンボルマーク

 女性に対する暴力根絶のためのシンボルマーク

DV相談(予約制)

電話/03-5479-4104

ジェンダー平等推進センターでは、毎週金曜日に専門相談員によるDV相談を行っています。

DV相談ナビ

#8008(はれれば)

配偶者からの暴力に悩んでいることをどこに相談すればよいか分からない方のために、相談機関を案内しています。

性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター

#8891(はやくワンストップ)

性犯罪・性暴力に関する相談について、関係機関と連携し、産婦人科医療、相談・カウンセリングなどの心理的支援、捜査関係の支援、法的支援などを行う公的な支援窓口です。

問い合わせ

ジェンダー平等推進センター(東大井5-18-1きゅりあん3階 電話/03-5479-4104 FAX/03-5479-4111)