2025年5月21日号 広報しながわ
熱中症予防で夏を快適に
今年も暑い季節がやってきます。
高温多湿な環境に長くいると熱中症になる危険性があります。
熱中症の主な症状はめまいや頭痛、吐き気などです。重症化すると命に関わることもありますが、適切な対策をすれば熱中症を防ぐことができます。予防方法を正しく理解し対策に取り組みましょう。
熱中症を予防するためには
こまめに水分をとる
- 夏場は1日1.5~2リットルの水分をとる。
- のどの渇きを感じなくても意識して水分をとる。
- 起床後、食事の前後、就寝前にコップ1杯の水分をとる。
- 外出するときは水筒などを持参し、外でも水分をとる。
※水分を一度に多くとると尿として排泄(はいせつ)されてしまうため、「こまめに」水分をとることが大切です。水分や塩分の摂取に制限がある方は、主治医にご相談ください。
暑さを避け、熱を体から出す
- エアコンや扇風機を利用して室内温度を調節する。
- 睡眠時はエアコンの設定温度を弱めにし、扇風機の風は直接体に当たらないよう首ふりにする。
- 外出するときは帽子や日傘を使い、日よけをする。
- 首や脇の下を冷たいタオルで拭いて冷やす。
食事・休息をしっかりとる
- 食事はバランス良くとり、食欲がないときでも、食べられるものを少しでも口にする。
- 夜の睡眠以外にも無理をせず休むようにする。
- 体調がすぐれないときは外出を控えるなど、無理をせず十分に休む。
なぜ高齢者は熱中症になりやすいの?
- 暑さを感じにくい
暑さやのどの渇きを感じにくく、高体温になりやすい。
- 水分が不足しがち
体内水分量が少ないため、脱水症状を起こしやすい。
- 汗をあまりかかない
発汗に時間がかかり、発汗量も少なくなるため、体内に熱がこもりやすい。
体調が悪いときは早めに主治医に相談しましょう。
- 問い合わせ
- 気になることがある場合はご相談ください
- 在宅介護支援センター高齢者福祉課 FAX/03-5742-6881
高齢者支援第一係 電話/03-5742-6729
高齢者支援第二係 電話/03-5742-6730
お子さんの注意点
乳幼児は体温調節機能が十分に発達していないため、特に注意が必要です。また、晴れた日は地面に近いほど気温が高くなるため、背の低い幼児は大人以上に暑い環境にいます。
- 汗をかいていなくても水分をとる
水分補給の際は糖分の多い清涼飲料水は控え、水やお茶などを与える。
- 外出や運動後は休息をとり、体を休める
早寝早起きを心がけ、睡眠を十分にとらせる。
- 子どもを車に乗せたまま離れない
「少しなら」と油断せず、子どもと一緒に行動する。
- 問い合わせ
- 気になることがある場合はご相談ください
品川保健センター(電話/03-3474-2903 FAX/03-3474-2034)
大井保健センター(電話/03-3772-2666 FAX/03-3772-2570)
荏原保健センター(電話/03-5487-1311 FAX/03-5487-1320)
熱中症予防に「避暑シェルター」をご利用ください
暑さをしのぐ一時避難場所として、10月22日(水)までお近くの区施設などを利用できます。無理をせず体を休めて、熱中症を予防しましょう。
「避暑シェルターで 涼しさ ひととき」の、のぼり旗やステッカーが目印です。
避暑シェルター開設場所
地域センター・児童センター・シルバーセンター・図書館をはじめとした区施設、一部薬局、城南信用金庫、郵便局など
※詳しくは区ホームページをご覧ください。
- 問い合わせ
- 総務課総務係(電話/03-5742-6625 FAX/03-3774-6356)
「熱中症警戒アラート」「熱中症特別警戒アラート」の運用
熱中症の危険性に対する「気づき」を促すものとして、一定以上の暑さが予測される場合に「熱中症警戒アラート」が、気温が特に著しく高くなることにより熱中症による重大な健康被害が生じるおそれのある場合に「熱中症特別警戒アラート」が発表されます。
アラート発表時は、自発的な熱中症予防を積極的に行いましょう。
- 運用期間
- 10月22日(水)まで
熱中症特別警戒アラートが発表された場合のイベント・事業の取り扱いについて、区ホームページに方針を掲載しています。
区ホームページは下記QRコードから
問い合わせ
環境課環境管理係(電話/03-5742-6949 FAX/03-5742-6853)