2025年9月21日教育特集号 広報しながわ
品川区教育振興基本計画「品川区教育ビジョン」を策定しました
日々の学習を通じて、子どもたち自らが「学びの羅針盤」を駆使して進んでいく力、主体性をもって未来を切り拓(ひら)いていく力を育成していきます。
品川区版 学びの羅針盤-2030-
子どもたちの笑顔でつながる共生社会~みんなのウェルビーイングを目指して~
私たちが望む品川の未来(ビジョン)
子どもたちが自分らしい幸せな人生を送るために、ウェルビーイングの実現に向けて、自身の航路を自ら選択できるように学ぶことが必要です。
区は、子どもたちが自らの航路を選択できるよう、「品川区版学びの羅針盤2030」を作成しました。
困難な社会を乗り越えるための知識やスキルなどを身に付け、共生社会の担い手となれるよう育みます。
子どもたちが目的意識を持ち、自身の責任を果たしながら、周囲の人々と協力し合い、社会を良くするために学べるよう、子どもの視点や意見を尊重しながら区民との協働により取り組んでいきます。
- 基盤
- 地域とともにある学校づくり
- 3校種体制における学校教育の推進
- 9年間の一貫したカリキュラム
- 土台
- 幼児教育と義務教育の円滑な接続
詳しくは区ホームページをご覧ください
4つの重点施策で区が目指す教育の未来
個人と社会のウェルビーイングを実現する力
ウェルビーイング教育の推進
ウェルビーイングとは、身体的・精神的・社会的に良い状態にあることをいい、短期的な幸福のみならず、生きがいや人生の意義などの将来にわたる持続的な幸福を含む概念と、多様な個人がそれぞれの幸せや生きがいを感じるとともに、個人を取り巻く場や地域、社会が幸せや豊かさを感じられることも含む包括的な概念のことです。
区では、保護者・教職員・地域の方々と協力しながら、子どもたちが自信を持って未来を切り拓いていけるよう、教育を進めます。
ダイバーシティ&インクルージョンを実現する教育の推進
全ての子どもたちがそれぞれの違いを認め合い、個々の特性を生かして活躍することができる環境(ダイバーシティ&インクルージョン)を整え、一人ひとりの能力と可能性を最大限に伸ばすことができる教育を進めます。
また、自分らしさを存分に発揮しながら共生社会を担うことができるよう育成します。
レジリエンス育成の推進
これからの予測困難な社会の中で、子どもたちが自分らしく生きるため、直面した困難に対してたくましく、しなやかに立ち向かい、乗り越える能力(レジリエンス)を育みます。
個別最適で協働的な学びを実現する環境整備
一人ひとりの学習状況や特性に合わせた学びとともに、児童・生徒同士あるいは地域の方々など、学校だけではなく、社会全体と協力して取り組んでいく教育環境をつくります。
ウェルビーイングの理解を深める学習の導入
子どもだけではなく、教職員や地域社会を含む多様な個人が、学校との関わりを通じて、それぞれに多様な幸せや生きがいを感じることができるような場づくりが求められています。
区では、「子どもたちの笑顔でつながる共生社会~みんなのウェルビーイングを目指して~」という教育ビジョンのもと、次の通り取り組んでいきます。
- 児童・生徒がウェルビーイングの概念を理解し、ウェルビーイングについて「自分事として気付く」ことからスタートします
- 各学校の特色に応じてウェルビーイングの視点を取り入れた教育活動を通して、児童・生徒が、ウェルビーイングの重要性を感じあうことを重視していきます
- 児童・生徒が周囲と関わる際に、ウェルビーイングを意識した対話や行動の体験を通じて、互いの気持ちを理解したり共有したりしていきます
3年生の市民科学習の様子
「命の大切さ」をテーマとして、自分や友達の心臓の鼓動を感じる装置を使用しました。
児童たちは、相手の心臓の鼓動を聞き、自分の命を支えてくれるものへ感謝しながら、一生懸命に生活することの大切さを考えています。
7年生の市民科学習の様子
「自分の意思をもつことの大切さ」をテーマに、対話を深めるためのツールとして「希望」「思いやり」「認め合う」などと書かれたウェルビーイングカードを使用しました。
生徒たちは、話し合い活動を通して自己理解を深めるとともに、お互いが気持ちよく生活するためにはどのように周囲の人と関わればよいかを考えています。
- 問い合わせ
- 教育総合支援センター指導主事(電話/03-5740-8200 FAX/03-3490-2007)
問い合わせ
庶務課庶務係(電話/03-5742-6823 FAX/03-5742-6890)