2025年10月1日ふるさと納税特集号 広報しながわ
ふるさと納税 その裏側も知っていますか?
ふるさと納税による品川区の住民税の減収額は年々増加しており、7年度は約59.6億円が他の自治体へ流出しました。この額は、区の事業に例えると、区立小学校の新校舎建設にかかる費用の約1校分に相当する金額です。この状況が続けば、将来的に行政サービスへの影響が懸念されます。そのため区は、特別区長会を通じて「ふるさと納税制度」の廃止を含めた抜本的な見直しを国に対し強く求めています。
一方で、区では住民税の流出に歯止めをかけるため、ふるさと納税として区民の皆さんにも応援していただける「クラウドファンディング」などの取り組みを進めています。また、財源確保とともに区の魅力発信の一環として、区外の方に「応援したい」「訪れたい」と思っていただけるよう、区内の地域資源を有効活用した体験型・商品型返礼品の拡充に取り組んでいます。
今号では、ふるさと納税による区の現状とふるさと納税制度を活用した区の取り組みをご紹介します。
令和7年度 59.6億円が他自治体へ流出
累計で309.1億円が流出!

流出した59.6億円を行政サービスにたとえると
例1 区立小学校の新校舎建設にかかる費用
約1校分(59億2千万円)

例2 特別養護老人ホームの整備にかかる費用
約1カ所分(64億7千万円)

例3 道路・公園の維持・補修にかかる費用
約2年分(65億1千万円)

例4 ごみの収集・運搬にかかる費用
約1年分(56億5千万円)
※資源回収などのリサイクルにかかる経費を除く。

問い合わせ
税務課ふるさと納税担当(電話/03-5742-3857 FAX/03-5742-7108)
区ホームページの問い合わせフォームは下記QRコードから
