2026年5月1日号 広報しながわ
障害児者移動支援事業(ガイドヘルパー)の取り組みを進めています
安心して外出するために
障害があり、屋外での活動に不安がある方が安心して外出するためには、外出に付き添い支援する「ガイドヘルパー」の存在が欠かせません。区では、独自の補助として職員の処遇改善加算と障害児に係る通学支援加算を新設し、事業者のヘルパーの確保を支援し、障害のある方などの自立した生活や社会参加を支えていきます。
今号では、区の取り組みやガイドヘルパーの日々の仕事を通して、ヘルパーの活動とそのやりがいを紹介します。

ガイドヘルパーってどんな仕事?
障害のある方の外出に付き添い、安心して活動できるよう支援する仕事です。移動のサポートだけではなく、外出先での安全確保や必要な支援を行い、地域での生活や社会参加を支えています。買い物や散歩、運動など、一人ひとりの活動を支える大切な役割を担っています。
区では、ガイドヘルパーの養成研修や普及啓発活動などに取り組んでいます。この機会にガイドへルパーの仕事に携わってみませんか。
ちょっとした時間が、支援を必要としている方の外出を支えます!
ガイドヘルパーは、週に数時間などちょっとした時間を活用して活動することもできます。ライフスタイルによって、無理のない範囲で、外出を支える活動をしてみませんか。
- 活動の例
- 家事の合い間の2~3時間で活動しています(40代・女性)
- 授業と授業の間の空き時間を使って活動しています(20代・男性)
- 週末や休日の空いている時間に公園へ付き添っています(20代・女性)
ガイドヘルパーの仕事内容や活動の様子を動画でチェック!
お子さんの移動支援の様子を撮影した動画を区公式YouTubeチャンネル(二次元コード)で配信しています。
ヘルパーの方に仕事内容ややりがいなどについてもお話しいただいているため、興味のある方はぜひご覧ください。

「知的障害者移動支援従事者養成研修」を開催しています
心身障害者福祉会館では、年に2回、未経験の方も受講できる「知的障害者移動支援従事者養成研修」を開催しています。ガイドヘルパーとして活動を検討している方は、ぜひご受講ください。
受講者の募集については、「広報しながわ」や心身障害者福祉会館ホームページ/www.s-kaikan.netでお知らせします。
外出を支えるガイドヘルパーの活動
障害のある方の外出に付き添い、安心して活動できるよう支援している様子を紹介します。
會澤(あいざわ)さんのとある1日
勤務先:移動支援事業所 ステップあっプ
ガイドヘルパー歴:10カ月

15:20 指定の場所で利用者をお迎え
この日は利用者が通う福祉施設からご自宅まで付き添います。施設到着後は、施設の職員からその日の体調や施設内での様子、普段と何か変わったことがないかなど、利用者についての申し送りを受けます。
15:30 声をかけながら自宅まで付き添い
移動中は、道幅や段差、通行人などに注意をはらいます。また、小まめに声をかけたり、顔を見て表情を確認したりしています。コミュニケーションの積み重ねは、利用者にとって安心と信頼につながります。

15:40 バスや電車を利用して移動
障害の内容や行き先によって車いすを用いたり、公共交通機関を利用したりと移動手段もさまざまです。車いす利用者とバスに乗車する際は、運転手に声をかけ、スロープ板を設置してもらいます。
- 周囲の人には「ありがとうございます!」と感謝の気持ちを伝えるようにしています

次の支援場所へGO!
ご自宅まで利用者の移動を無事に支援したら、次の利用者のもとへ向かいます。

17:45 放課後等デイサービスから学習教室まで付き添い
お子さんの場合は、目線を同じ高さにして話すようにしています。荷物は自分で持たないという子もいますが、「今日は自分で持つ」という日があると成長を感じます。

ガイドヘルパーの仕事は、障害のある利用者の社会参加に関われることが魅力だと思います。一緒に学校へ向かったり、バスで出かけたり、その日々のなかで利用者がバスやスーパーで支払いができるようになったりすると、とてもうれしいです。利用者にはそれぞれの「できる可能性」があります。その可能性を引き出せるよう支援を押し付けるのではなく、自然なかたちで接することを心がけています。大変さよりも、得られる喜びが大きい仕事です。ぜひ、めざしていただきたいです。(會澤さん)

萩原(はぎわら)さんのとある1日
勤務先:福祉ネットはる
ガイドヘルパー歴:3年6カ月

16:00 利用者のご自宅へお迎え
この日は、ご自宅に迎えに行き、買い物、散歩に付き添い、ご自宅に戻るコースです。利用者のご家族から、ご本人の体調や気分の申し送りを受け、行き先の確認と忘れ物がないか確認します。

16:15 スーパーまで歩いて付き添い
利用者の特性を理解して付き添います。この日の利用者はお話が好きな方なので、たくさん話しかけます。スーパーでは、支払いや購入した商品をかばんに詰める支援を行います。

16:30 公園でおやつタイム
アイスクリーム店に立ち寄り、お気に入りの公園で一緒に食べます。おしぼりや飲み物を出して「ここにおいておくね」と話しかけます。食べるペースもしっかりと見ています。

16:45 オリジナルの体操で体を動かす
食後は公園で私のオリジナルの体操をします。利用者のペースに合わせて、のびのびとゆっくり体を動かします。

この後は図書館に立ち寄り、好きな本を読んだ後、ご自宅までの移動を支援します。
利用者の特性はさまざまです。その人の内側の気持ちに寄り添い、理解して、どういった支援が最適かを考えて取り組んでいます。ゆっくり、丁寧に、時間をかけて信頼を築き、今では友だちのような関係になれた利用者もいます。利用者が社会参加できるようになっていく過程を間近でみていると、私も頑張ろう!と励まされます。そこが、ガイドヘルパーの仕事の大きな魅力だと思います。ぜひチャレンジしてほしいです。(萩原さん)

障害児者移動支援事業者に対する運営支援を拡充しました
慢性的なヘルパー不足を解消するため、今年度より移動支援事業者への運営支援として、処遇改善加算等助成を開始しました。
従事者の給与面での待遇改善を目的とした事業で、移動支援サービス費の請求時に事業者へ支給します。
【新設】処遇改善加算
通常の毎月サービス給付費に40.2%*を加算して助成します。
*障害者総合支援法:居宅介護サービスに係る処遇改善加算2と同率
【新設】通学支援加算
学校(スクールバスポイントを含む)が始点または終点となるサービス提供時間が30分未満の支援に対し、日中60分サービス提供相当分の給付費を支給します。
区内の移動支援事業者を紹介します
移動支援のガイドヘルパーとして活動するためには、区と契約している移動支援事業者への登録が必要です。就労形態(常勤や短時間勤務など)は事業所によって異なります。区内の移動支援事業者については、区ホームページ(二次元コード)に掲載している「障害者福祉のしおり」の119ページおよび「主な変更点等について(令和8年4月1日時点)」をご覧ください。

問い合わせ
障害者支援課(共通) FAX/03-3775-2000
サービスの利用について:障害者相談支援担当 電話/03-5742-6711
給付費の請求について:障害給付事務係 電話/03-5742-7858
従事者養成研修について:事業者支援担当 電話/03-5742-7844
区ホームページの問い合わせフォームは下記二次元コードから
