2026年9月15日教育特集号 広報しながわ
 個人と社会のウェルビーイングを実現するための子どもの資質・能力を育成

 将来の予測が困難な時代を生き抜き成長していく子どもたちが、「個人と社会のウェルビーイングを実現する力」を育成するための取り組みを紹介します。

探究的な学習・英語教育

一人ひとりの資質・能力を育成する教育の推進

探究的な学習の推進

 区独自教科の「市民科」では、地域や学校の特色に応じた探究的な学習に取り組んでいます。3年生以上の学年で実施している「市民科一貫プラン」の中で、子どもたちは探究課題を設定して学習を進めています。

 8年度からは、探究的な学習をより一層推進するため、「品川探究サイクル(仮)」に基づき、各学校で探究的な学習の質的向上を図っています。豊かな体験や身近な地域で活躍している方からのリアルな情報の収集、地域貢献や企業への提案など学びを実践につなげ、これまで市民科で大切にしてきた視点を生かしています。

品川探究サイクル仕組み図

学校の屋上で田植えをする様子

学校の屋上で田植えをする生徒たち写真

地域の商店を見学し、インタビューをする様子

地域の商店を見学し、インタビューをする生徒たち写真

問い合わせ
指導課教育施策推進担当(電話/03-5742-3859 FAX/03-5742-6892)

品川英語力向上推進プラン

 区では、1年生から9年生までの全学年を対象に「英語科」を実施しており、品川区立学校教育要領に基づいた、9年間の体系的な英語教育を展開しています。

 1年生から4年生までは「英語に親しむ」と位置付け、歌やお話、やり取りなどを通して英語でコミュニケーションを図る素地を育成しています。5年生から9年生までは「英語を使う」と位置付け、これまでの学習に加えて、読み書きの指導に重点を置き、英会話学習などを取り入れ、英語で主体的にコミュニケーションを図る資質・能力を育成しています。

 小学校では学級担任とALT(外国語指導助手:ネイティブの外国人)か学級担任とJTE(英語専科指導員:専門性を有する日本人)のティームティーチングで指導を行うため、質の高い英語の授業が受けられます。また、中学校でもALTやオンライン英会話レッスンを活用し、ネイティブの英語に触れる機会を充実させています。

 このような取り組みにより、英検3級相当以上の英語力を有する9年生の割合は89.7%(7年度)に達しており、全国や東京都と比較しても非常に高い水準となっています。

品川英語力向上推進プランイメージ図

詳しくは区ホームページ(品川区の教育13・14ページ)をご覧ください

区ホームページ

問い合わせ
指導課指導主事(電話/03-5742-6832 FAX/03-5742-6892)

特別支援教育の充実と不登校支援

誰一人取り残さないきめ細やかな教育の実現

特別支援教育の充実

問い合わせ
教育総合支援センター特別支援教育担当(電話/03-5740-8202 FAX/03-3490-2007)
9年3月に品川区特別支援教育推進計画を策定

 区では、7年3月に策定した品川区教育振興基本計画「品川区教育ビジョン」およびアクションプラン*に基づき、個別の教育的ニーズのある子ども一人ひとりの教育環境の一層の充実を図るため、「品川区特別支援教育推進計画」を策定します。

 全ての子どもたちが互いの違いを認め合い、一人ひとりの能力と可能性を最大限に伸ばすことができる教育の実現、また、自分らしさを存分に発揮することができる共生社会の実現を目指していきます。

*品川区教育振興基本計画を着実に進めるため、7年度から11年度までの行動目標と取り組みをまとめたもの

9年4月に冨士見台中学校に特別支援学級を開設

 冨士見台中学校に、自閉症・情緒障害特別支援学級を開設します。

 通常の学級と同じ学習・指導内容を基本としながらも、小集団で情緒の安定・コミュニケーション能力を育成するための授業(自立活動)を行います。

対象
知的の発達に遅れがなく、次のいずれかにあてはまる生徒
  • 自閉症などで他人との意思疎通および対人関係の形成が困難
  • 主として選択性かん黙などで社会生活への適応が困難
入学・転学について
  • 9年度新たに入学を希望する場合は、10月9日(金)までに就学相談の申し込みをしてください。
  • 現在、区立中学校に在学中で、冨士見台中学校へ転学を希望する場合は、12月末までに在学校へご相談ください。

詳しくは区ホームページをご覧ください

区ホームページ

不登校支援

問い合わせ
教育総合支援センター不登校・相談担当(電話/03-3490-2011 FAX/03-3490-2007)
フリースクールなどの利用料の一部を助成する事業を実施しています/電子申請
対象
次の全てにあてはまる方
  • 区立学校に在籍している児童・生徒の保護者
  • 8年度に東京都フリースクール等利用者支援事業助成金の交付決定を受けた方
  • 8年度に東京都以外の自治体から、フリースクールなどの利用料に関する助成金を受け取っていない方
助成額
保護者が負担したフリースクールなどの利用料から都助成金の金額を差し引いた金額(児童・生徒1人につき月あたり上限20,000円)
申請方法
9年3月31日(水)までに、品川区電子申請サービスか申請書と必要書類を教育総合支援センター不登校・相談担当(〒141-0031 西五反田6-5-1-4階)へ郵送持参

※申請書と必要書類は、区ホームページからダウンロード可。

詳しくは区ホームページをご覧ください

区ホームページ

校内別室の取り組みの充実

 区立学校では、6年度から全校に校内別室指導支援員を配置しています。登校することはできても、教室に入ることが難しい児童・生徒を対象に、空き教室などを活用し、一人ひとりの状況に応じたきめ細やかな支援を行っています。

 児童・生徒の様子については教職員と情報共有を図り、今後の支援の方向性やサポート体制について継続的に相談しています。さらに、中学校および義務教育学校(後期課程)では、不登校対応巡回教員が不登校の生徒への支援や魅力ある学校づくりに関する助言を行い、不登校の未然防止や校内別室支援の充実を図っています。

校内別室写真