(P13) 地域 にぎわい 活力 ■■地域コミュニティの推進  地域住民のつながりを深めるため、地域の支え合いや防災活動など、さまざまな分野での地域のニーズに合った活動を支援します。 ■町会・自治会の支援 「町会および自治会の活動活性化の推進に関する条例」に基づき、地域コミュニティの核である町会・自治会に対する支援として、活動に 必要な経費に対する各種助成金の交付や加入促進のための取り組みを行っています。また活動の拠点となる町会会館や、情報発信に必要な 掲示板等のハード面の整備についても助成金を交付することで支援しています。 ■しながわCSR推進協議会  企業(区民)と区との協働で「私たちのまち」品川区をつくるという理念に基づき、企業の社会貢献活動を推進することを目的に設置さ れました。区内に本社または事業所等を有する企業に、品川区を加えた87の事業所等で構成されています。積極的に情報配信・交換を行い ながら、各企業が様々な分野において、社会貢献活動等の取り組みを進めています。 ■地域振興基金と区民活動助成制度寄附金により地域振  興基金を運用しています。区内で様々な社会貢献活動や公益活動を行っている区民団体の事業を公募し、基金から資金助成を行い、地域 課題の解決と団体の育成を図ります。 ■しながわ大学連携推進協議会  区と大学とのより円滑な連携に加え、大学間の連携も推進するべく、平成29年2月に「しながわ大学連携推進協議会」を設立しました。品 川区と大学が包括的な連携のもと、教育・文化、健康・福祉、産業・観光、環境、まちづくり等の政策で協力し、区における地域社会の課 題解決および大学の教育・研究機能の向上を図り、もって地域社会の発展に資することを目的としています。 ■■学びとスポーツの推進  学びとスポーツの楽しさを広めるため、生涯にわたり、誰もが学習・スポーツにふれ、親しめるように、年齢や障害等の有無にかかわらず 学びとスポーツが行えるしくみづくりを進めます。  また、学習活動やスポーツを行いやすい環境づくりを進めるため、ICT(情報通信技術)などの先端技術も活用した環境整備を進めます。 ■しながわ学びの杜  品川区全体をキャンパスと見立て、区内の文化センター・大学・史跡などを学び舎としてあらゆる世代の方々に生涯学習講座を提供してお ります。 ■ブラインドサッカー出前体験教室の実施・国内公式戦の開催、障害者スポーツの普及・啓発  ブラインドサッカー等のパラスポーツを通じて障害者スポーツと障害の理解を深め、選手の応援・交流など、障害者と健常者が混ざり合う 社会の実現に取り組んでまいります。 ■障害者スポーツチャレンジデー  障害者スポーツ体験を通して、障害のある人もない人も一緒にスポーツを楽しみ、交流することで障害者スポーツの理解と普及を進めてい ます。 ■図書館機能の充実  図書館では、地域の様々な課題解決を支援する取り組みとともに、誰にでも開かれた身近な居場所づくりとして認知症カフェなどの事業を 実施しています。 (P14) ■■伝統・文化の振興  伝統・文化を継承し親しむ環境づくりのため、将来の文化・芸術を担う人材の発掘や育成を行い、気軽に文化・芸術にふれ親しむ機会や一 流の文化・芸術活動にふれ、参加する機会を拡大します。 ■品川区民芸術祭  区にゆかりのある音楽家・芸術家の協力を得ながら、区民の誰もが気軽に参加・鑑賞でき、質の高い文化芸術にふれ親しむことができる芸 術祭を、9月から11月までの3か月間、区内各所で開催しています。 ■伝統文化・芸能、伝統工芸の継承  区の伝統ある行事や風習をはじめとする伝統文化・芸能、伝統工芸を次世代へ継承・普及・発展させるために、これらを後世に継承するさ まざまな活動に対して支援を行います。地域の貴重な文化的資源を掘り起こし、その魅力を発信するとともに文化財の計画的な保存、公開、 活用に取り組みます。 ■文化施設 • こみゅにてぃぷらざ八潮 • 文化センター(5) • 品川歴史館 ※令和4年7月から休館予定 • きゅりあん(品川区立総合区民会館) ※小ホール・イベントホール・会議室等は令和5年1月中旬まで休館予定 ※大ホールは、令和5年9月中旬まで休館予定 • スクエア荏原(品川区立荏原平塚総合区民会館) • メイプルカルチャーセンター • O(オー)美術館 • 品川区民ギャラリー ■■産業の振興  創業や地域産業の経営基盤の強化を支援するとともに、産業構造の変化などに応じた区内中小企業の経営力の強化や事業継続への取り組み を支援します。また、区民の生活とにぎわいの中心である商店街を支援します。 ■事業承継支援  区内中小企業の多くが経営者の高齢化による後継者不足に直面している現状を踏まえ、事業承継に関するセミナーの開催、個別相談等を行 います。また、後継者を対象とした講座(後継者塾)、設備投資への助成、融資あっせん等、事業継続を図るための一貫したサポートを行い ます。 ■創業支援施設等の運営  区内での創業を支援するため、品川産業支援交流施設(SHIP)を中心として、4つの創業支援センター(西大井、天王洲、広町、武蔵小山) を運営し、創業に必要なノウハウの提供や交流会等を実施します。 ■新たなデジタル技術の進展と情報通信業への支援強化  AI・IoT等の新たなデジタル技術を活用した品川区発の新ビジネス・新サービスの創出を図るため、区内に集積する情報通信業の交流・連携 の促進に向けた取り組みの実施など、情報通信業への支援を強化します。 ■商店街の特徴や地域の特性をいかしたイベント事業に対する支援  商店街や商店街と地域団体等との連携によるにぎわいを創出する事業に対し支援を行います。 (P15) ■■ 都市型観光の推進  「繰り返し訪れて楽しいまち しながわ」の実現に向け、官民連携で、風情ある商店街や、水辺や公園、地区の祭事や史跡・旧跡といった、 身近な観光資源にスポットを当てた「都市型観光」を多くの人が楽しめる仕組み作りや環境を充実させることにより推進していきます。 ■観光コンテンツの充実  水辺を活用したイベント、商店街や歴史資源と連携したイベントの開催、それらの散策ルートの開発等により、観光資源の付加価値を高め ていきます。 ■情報発信の強化  パンフレット、ホームページ、SNSなどの多様な媒体で国内外に情報発信を展開しています。また、キャラクターを活用した観光情報の PRや映画やテレビのロケ地のPRをしています。 ■しながわ観光を支える体制の充実  観光関連事業者、地域団体等により構成される品川区観光振興協議会において、観光推進に係る情報共有や意見交換を行っています。また、 効率的・効果的な観光施策を策定、実施するため、訪区観光客の動向を調査していきます。 ■■都市景観の形成  品川区景観計画に基づき、都市計画におけるさまざまな手法と連携して効果的な運用を行い、それぞれの地域にふさわしい景観形成をめざ します。  天王洲エリアや目黒川などの水辺空間においては、開放感のある街なみや眺望を大切にするとともに、ライトアップやイルミネーション等、 夜間における「光」を効果的に演出することで、昼間とは違った新たなまちの魅力的な景観を創出します。 ■旧東海道品川宿における修景事業  品川区では、旧東海道品川宿地区を「重点地区」に指定し、旧東海道にふさわしい街なみづくりに貢献する建物に対し、修景費用の一部を 助成する事業を行っています。この取り組みにより、地域の個性や特徴を生かした良好な街なみづくりを推進しています。 ■ヒカリの水辺プロジェクト  区内の水辺が多くの来訪者でにぎわう観光・交流の軸となることを目指し、目黒川や京浜運河等に架かる橋梁のライトアップを実施してい ます。季節に合わせたカラーのライトアップなど、通年で楽しめる演出を行なっています。 ■天王洲地区における修景事業  品川区では、天王洲地区を重点地区に指定し、「まち全体がミュージアムのような天王洲I SLE」を目標とし、地元事業者や専門委員からな る『天王洲地区デザイン会議』などを活用し、にぎわいや魅力の創出、活気ある街なみ形成を推進しています。 (P16) ■■水とみどりのネットワーク  区内には、東京湾に面した運河が南北に伸びているほか、両岸に桜並木の続く目黒川が東西を流れるなど、豊かな水環境があります。区民や 外国人観光客等、多くの人がこの豊かな水環境を身近に親しむことができるよう、水辺空間の整備や利活用促進を図ります。  さらに、みどり豊かなまちづくりを進めるため、接道部や屋上への緑化助成、公園ボランティアへの支援、保存樹木・樹林の保全など緑化啓 発に努めています。また、公園施設等を快適に利用していだくための点検や日常管理を行うとともに、町会ごとに一つ以上の公園を確保してい くことや、子どもたちのアイディアを活かした公園づくりなど、皆様に愛される公園づくりを進めています。 ■区内のみどりを増やす  「みどりの条例」に基づいて、みどりの保全や緑化の推進を図るため特定の建築行為に対して緑化指導を行う、緑化計画書の届出を義務づけ ています。  また、区内に残された数少ない大木や樹林を保護するため、所有者の同意を得て保存樹木に指定しています。  さらに、地域のみどりを増やすため、生垣や屋上を緑化する方へ助成金を交付しています。 ■舟運活性化の検討  住む人と働く人、地域と来訪者を結び、水辺のにぎわい・活性化を図るため、交通手段としての船の活用に向けた社会実験などを行い、舟運 事業の活性化を進めます。 ■多様な公園管理  大森貝塚や大名の下屋敷跡、河川上部を利活用した公園、みんなで遊ぶことのできる広場や運動施設、水族館等を擁する公園など、多様なニ ーズに応えることができるよう、様々な公園を維持管理しています。 ■みんなに愛される公園づくり  公園のない町会・自治会に、地域コミュニティを形成する場等として新たな公園を提供するため、用地の確保と公園の整備を進めています。  また、2019(令和元)年度には、子どもたち自身が様々な議論と検討を行い、全ての利用者が楽しめるユニバーサルデザインに配慮された公 園を整備するためのアイデアを考え、公園の計画案を作成しました。