みんなはどう思っている? こんなこと、こんな場面、モヤっとしたことない? 品川区ジェンダー平等と性の多様性を尊重し合う社会を実現するための条例 リーフレット(児童・生徒用) 品川区ジェンダー平等推進センター 住所 品川区東大井5-18-1きゅりあん3階 電話 03-5479-4104 FAX 03-5479-4111 「男だから」「女だから」って? 1 力仕事は男子の仕事なの? 重いんだから、男子が運んでよ! 男子だって重いものは大変なんだけどな・・・ 2 女子は料理や掃除ができて当たり前? 女の子なんだからもう少しお手伝いしてよ 自分だけお手伝い?お手伝いは家族みんながやるものでしょ・・・ 3 男の仕事、女の仕事ってあるの? 僕は病気になった人のお世話や治療のお手伝いがしたいから看護師になりたいんだけど・・・ 私は建築の仕事がしたい現場に立って大きなビルを作るのが夢だけど・・・ 自分がなりたい未来を描いてみよう 一緒に考えよう! 性別による思いこみや決めつけはありませか? 男子が泣くのは「男のくせに恥ずかしい」 きれいな字だからこれを書いたのはきっと女子 理系といえば男子だよね 細かい作業は女子が得意だよね 「ふつう」って何だろう? 1 女子は男子を好きになる?男子は女子を好きになる? 私は友達と恋バナしたとき何か違う感じがした・・・ 僕は前に座っている男子が気になるんだけど・・・ 2 「かわいい」は女子のもの? 僕はきれいなものや、かわいいものが好き。「女子みたーい」と言われたけど・・・ 私が好きな洋服は、「かわいい」より「カッコいい」なんだけどな・・・ 一緒に考えよう! 自分らしさ、その人らしさ、大切にしていますか? 「男みたいだなー」と女子をからかったことがある 見た目で男子とか女子とか決めつけているかもしれない 「絶対ないしょだよ」と言われた友達の好きな子の名前を他の友達に話してしまった 品川区は、性別などにかかわらず、誰もが自分らしく生きられる社会をめざして 令和6年4月1日「品川区ジェンダー平等と性の多様性を尊重し合う社会を実現 するための条例」を制定しました。 条例って何? 国が作るルールは「法律」ですが、品川区民のみなさんの生活をよりよくするために、 品川区が作ったルールが「条例」です。法律は国民全員にかかわってくるものですが、 品川区で作った条例は品川区民のみなさんにかかわってくるものです。 どんな条例なの? 性別などにかかわらず、すべての人が自分らしく生きられる社会を目指して、 品川区が皆さんと一緒に取り組みを進めていくための条例です。 誰もが自分らしく生きられる社会にしていくための根本となる考え方や目標などを掲げています。 ジェンダー平等って? 性別にかかわらず、すべての人が平等に責任や権利や機会を分かち合って、あらゆる物事を一緒に 決めてゆくことです。「男だから」「女だから」という理由で、生き方や働き方の選択肢が 決められてしまうことがあります。これらをなくしていくことがジェンダー平等につながります。 条例にはどんなことが書いてあるの? 大事なことはみんなが平等に参加して、一緒に考えて一緒に決めよう。 男だから、女だからという考え方にとらわれずに、一人ひとりが持っている個性を大切にして、お互いを尊重しあい、自分らしく生きよう。 性のあり方は多様です。性は、からだの性、こころの性、好きになる性、表現する性などさまざまな要素で 構成されていて、みんな一人ひとり違います。性の多様性をお互いに認め合い、尊重しよう。 もし、友だちから自分の性について相談されたとき(カミングアウト)は、あなたを信じて打ち明けてくれています。 他の人に相談したいときは、友だちの同意が必要です。自分の判断で他の人に勝手にばらしてしまうこと(アウティング)は絶対にしてはいけません。 自分も相手も大事にする。どんな時も差別や暴力は決して許しません。 SDGsとジェンダー平等 〜ジェンダー平等は重要な課題〜 SDGsは、人類がこの地球で暮らし続けていくために、2030年までに世界中のすべての国や人が協力して達成すべき目標です。 17の目標の中には、女性に関する人権、自然環境を守るものなどがありますが、「ジェンダー平等の実現」は、5番の目標として 掲げられていて、SDGsのすべての目標を進めるうえで欠かせない、重要な取り組みになっています。 みなさんへのメッセージ 私たちは、一人ひとり顔が違うように、性格や好きなこと、得意なことが違います。全く同じ人は いません。その「違い」がその人の個性であり、その人らしさでもあります。 性別などにかかわりなく、「自分らしく」「あなたらしく」を大切にしていきましょう。そして、周り のみんなの「自分らしさ」「その人らしさ」も尊重し合い大切にしましょう。 ジェンダーにかかわる課題はたくさんありますが、一人ひとりが自分のこととして考え、誰もが自分らしく 生きられるジェンダー平等と性の多様性を尊重し合う社会を一緒にめざしていきましょう! 令和6年(2024年)6月発行