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東海道品川宿のはなし 第4回
更新日:2012年8月7日
清水横町
品川宿内には、たくさんの横町がありました。東海道から東に入り、海岸や目黒川河口へ出る横町は浜道とよばれ、その中の「台場横町」・「溜屋横町」・「竹屋横町」・「陣屋横町」と名付けられた横町は、今も地域の人々に広くその名で親しまれています。
「台場横町」の名は、この横町の地先に御殿山下砲台(台場)が築造されたために付けられたもので、今も台場小学校や台場交番にその名を残しています。
「溜屋横町」・「竹屋横町」の由来は伝わっていませんが、「陣屋横町」は、陣屋敷という宿駅の官署があったことからその名がつけられました。
虚空蔵横町
東海道から西に入る横町には、「清水横町」・「大横町」・「黒門横町」・「虚空蔵横町」といった横町があります。
「清水横町」は、横町の奥に井戸があり、磯の清水といわれ旱魃にも涸れることがなかったといいます。
「大横町」は、東海道から御殿山へ登る道で道幅が広かったからといわれています。
「黒門横町」は東海寺の大門が黒塗りであったからだといいます。
「虚空蔵横町」は養願寺の本尊の虚空蔵参りに因んだものです。
また、かつては「天王横町」という荏原神社へ入る横町がありましたが、目黒川の改修で川筋になってしまいました。
東海道を歩くと名のある横町には、地元の有志によって説明板が立てられていますので、史跡めぐりに加えてご覧ください。
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