大崎第一地域ニュース はなぐるま 第175号 令和7年2月20日発行 音声案内 編集  はなぐるま編集委員会 住所  西五反田3丁目6番3号 電話  03-3491-2000 FAX   03-3491-2002 発行元 大崎第一地域センター 1ページ かるたに見るわが街、しながわE 品川区には「しながわ歌留多」「品川ふる里かるた」の二つのかるたがあります。 今号では、区内全般の歴史や文化を対象としている「しながわ歌留多」を紹介させていただきます。 〜しながわ歌留多〜 ふ ふるさとの ねんねのねむの木 子守歌 「ねむの木の子守歌」は、上皇后美智子さまが高校時代に作られた詩です。 ねんねの ねむの木 眠りの木 そっとゆすった その枝に 遠い昔の 夜の調べ ねんねの ねむの木 子守歌 薄紅(うすくれない)の 花の咲く ねむの木蔭(こかげ)で ふと聞いた 小さなささやき ねむの声 ねんね ねんねと 歌ってた 故郷(ふるさと)の夜(よ)の ねむの木は 今日も歌って いるでしょか あの日の夜の ささやきを ねむの木 ねんねの木 子守歌              (掲載許諾 社会福祉法人日本肢体不自由児協会) この「ねむの木の子守歌」に公園名が由来する「ねむの木の庭」(東五反田5-19-5)は、上皇后美智子さまのご実家・正田邸の跡地を品川区が整備し、2004年に開園しました。 シンボルツリーとしてネムノキが植えられており、6月中旬頃に可憐な花を咲かせます。 他にも、上皇后さまゆかりの樹木やお歌の中で読まれた草花、鮮やかなオレンジ色のバラ「プリンセスミチコ」などが、来園者の目を楽しませています。(営業時間:9時〜17時 年末年始休) (編集委員 外山) 〜しながわ歌留多〜 む 武蔵と相模 徳川往来 中原街道 「旧中原街道」は虎の門から五反田・旗の台・小杉を通り、平塚市中原に至る道路で、江戸時代は東海道が整備されるまで沢山の旅行者で賑わっていたようです。 徳川家康も鷹狩や、中原に築いた御殿、駿府の城との往来に通った道です。このうち現在残っている旧中原街道は、西五反田6丁目から標識を見て入り、荏原1、2丁目を通り、平塚橋の手前までの約1キロ足らずです。 街道に入り少し歩くと右手に「子別れ地蔵」が立っています。ここは昔から桐ケ谷火葬場に続く道筋で、子供に先立たれた親がその亡骸を見送った場所と伝えられており、今でも沢山の人がお参りをし、お花,千羽鶴などの供物が絶えることがありません。 また桐(又は霧)ケ谷の地名はその昔この辺りは桐の木が多く、また霧の出る丘陵地だったことも伺えます。 桐ケ谷通りを横切るとすぐ左手に「旧中原街道供養塔群(1)」があり、碑文には近隣17か村の名が連なっていて、当時の庶民信仰の広がりが伺える貴重な供養塔です。 さらに「星薬科大学」(小説家 星新一氏の父君が設立された学校の丸屋根の講堂を右に見て街道を進むと、左手に子育て地蔵として知られている「戸越地蔵尊(旧中原街道供養塔群(2)」が有り、寄付者に池波正太郎氏の名前も見えます。 こうした江戸時代の史跡が今も大切に保存されている街道は、尋ねる人に何か昔懐かしい雰囲気が感じられるお手頃な散歩道ではないでしょうか。 (編集長 久保田) 〜しながわ歌留多〜 や 山手線はじめの駅は大崎駅 これは品川かるた「や」の読み札です。山手線の起点は品川といわれています。 ではなぜ初めの駅は大崎駅となるのでしょうか。 大崎駅は昔は貨物駅としても親しまれていました。 もう一つ、車両管理センターがあることでも知られています。 つまり列車管理上の基本駅となっているということです。 山手線はぐるぐる回って走っていますが、大崎の車庫を出て大崎の車庫に入る走行を日に何度か繰り返しているわけです。 乗車していて、大崎止まり・大崎始発というアナウンスを聞いた覚えのある方はいると思いますが、実はそういうことだったようです。 (編集委員 服部) 2ページ 中原児童センター パパのベビーマッサージ 日時:3月8日(土) 10:30〜11:30 対象:おおむねハイハイ前のお子さんとその父親 定員:12組程度 備考:吐き戻しの可能性があるため授乳直後のご参加はお控え    ください。 申込:申込受付中 東五反田児童センター 助産師さんによるベビーマッサージ講座です。 質疑応答も行います。 日時:3月10日(月) 10:30〜11:30 対象:おおむねハイハイ前までのお子さんとその保護者 定員:12組 申込:2月25日(火)〜電話可。 お問い合わせ:中原児童センター 03-3492-6119 東五反田児童センター 03-3443-1629 中原ふぁみりーフェスティバル 12月21日(土)、中原児童センターで「中原ふぁみりーフェスティバル」が開催されました。 中原児童センターは、乳幼児親子から高校生が自由に利用できる施設です。 子育てネウボラ相談室、遊戯室、図書室に加え、楽器演奏ができるクラブ室なども完備しています。 乳幼児から小学生が主な利用者ですが、ティーンズタイムを設け中高生の活動支援もしています。 今回のフェスティバルでは、子どもたちが企画・運営する屋台が並び、バンドやダンスチームによるステージ発表も行われ、多くの来場者で賑わいました。 子どもたちにとって、自分のアイデアや日頃の練習の成果を披露する貴重な機会となりました。 運営面では、センターのOB・OGや大学生、地域の団体がボランティアとして参加し、イベントの運営サポートや様々な催しを実施しました。 地域全体で子どもたちの成長を見守り、育む良い循環が生まれていることを実感できるイベントでした。 (編集委員 古郡) お餅つき 1月19日(日)第四日野小学校にて不動前駅通り商店街主催の「お餅つき」のイベントが開かれました。 当日までの1週間内に商店街加盟店で買い物などをされたレシートや領収書を持参すると、当商店街と友好提携を結んでいる山形県西川町産の山菜やキノコが入ったお雑煮が食べられるという企画です。 さらに小学生以下のお子様や餅つきを手伝ってくれた子供達にもお雑煮が配られました。 睦野球クラブのみなさんや地元の商店街に協力してくれる方々のおかげで沢山の人が参加してくれました。 盛況で、身も心もあたたまる催しになりました。 (不動前駅通り商店街 理事 菅沼 教光) 川柳・俳句 1 ほろ酔いで 昔を語る 友白髪・・・・・・旗の台6丁目 松本悦子 2 茅葺の 祖父の家には 心張棒・・・・・・旗の台6丁目 野村美恵子     3 試みて 復元できぬ 母の味・・・・・・・・大井3丁目 金輪 健 4 飲むほどに 本音が漏れる 縄暖簾・・・・南品川6丁目 田中邦彦 5 長かった 注射1年 成果出る・・・・・・西五反田3丁目 大島道子 6 踏まれれば なおさら強く 芽吹く麦・・・西五反田6丁目 久保田 公二 編集後記 朝の登校時に顔が会うと「おはようございます」とさわやかに挨拶をしてくれる小学生がいます。嬉しくなって、私も急いで「おはようございます」と笑顔を返しています。名前は知りませんが,こんな挨拶ができる子にはきっと良い友がいて、楽しい一日を過ごしているような気がします。そのうえ私までも何故か今日は良いことが有るような嬉しい気分になります。その子の挨拶の力は次第に周りに広がっていき、将来きっとこの街を明るくしてくれるような予感がします。          (編集長 久保田) 地域の方が協力し意見を出し合って「はなぐるま」を作成しております。 ご意見・ご感想や川柳・俳句などお気軽にお寄せください。 編集委員も随時募集中です!一緒に紙面作りをしましょう。 大崎第一地域センター(電話 3491-2000)までご連絡ください。 お問い合わせ 品川区地域振興部地域活動課大崎第一地域センター 電話 03-3491-2000 FAX  03-3491-2002