大井第一マイ・タウン21 2月号 第201号 音声案内 発行 編集委員会         住所 南大井1−12−6      大井第一地域センター内 電話 3761−2000 FAX 5493−7286 令和3年4月20日発行 1ページ 町会より コロナ禍ステイホーム中の自由研究 北浜川仲町会 レモンの葉に揚羽蝶がタマゴを産んでゆく、ステイホームの暇つぶしにタマゴが蝶になるまでその観察を 始めた。9月10日にレモンの葉の裏に蝶のタマゴを見つけた。その葉を取って部屋に置いておく。2日 程したらタマゴは割れていて長さ5o程の太い木綿糸のような黒いのがモゾモゾ這いまわっていた。タマ ゴを産みつけた葉は固くて食べられない様子だ。若葉を与えたら食べあとが円弧を描くようにモグモグ始 めた。2日程すると脱皮したのか少し大きく太くなって、糸くずのような抜け殻が転がっていた。いまだ 若葉しか食べられない様子だ。次々と脱皮をくり返して大きくなって、抜け殻も食べていた。大きく太く なると固い葉でも食べられるようになり、食べている音がシャキシャキ聞こえる。円弧を描いてどんどん 食べて、アッと言う間に太い葉脈だけを残して食べ尽くしていた。遂に緑色の見慣れたイモ虫になった。 旺盛な食欲で与える葉をどんどん葉脈だけにしてしまう。数日後やたらに歩き回って足を止め、下痢のよ うな黒ずんだ便をした。またしばらく歩き回ってお尻を固定し、胸元を固定し、そっくり返ってサナギへ と脱皮した。10月16日の朝見にいくと蝶になって、しわくちゃの羽をヒラヒラ動かして広がるように 乾かしている。  観察はここまでで、どこかに飛んでいってしまった。 立会小学校避難所訓練会議報告 大井立会町会 令和2年11月13日立会小学校家庭科室において避難所連絡会議が開催され、大井立会町会からも代表者 2名が出席しました。この会議は、12月13日の区内一斉防災訓練避難所訓練を前にして行われたもので す。  災害の予期せぬ発生に対処するべく新型コロナ禍の元を想定し、またその実際の収束を待たずに行われる 今回の訓練には二重の意味で感染防止の対策が求められます。そのための当日の流れと各町会の役割分担お よびその実務内容を議論、確認しました。訓練の参加者人数についても各町会4人とする計画で、これにつ いてはあまりに少人数で町会内に訓練内容を浸透できないという意見がありましたが、訓練時のクラスター 発生を避けるために致し方ないという結論に落ち着きました。  当町会は、検温・問診所で感染とその可能ありと判断された避難者以外の、一般避難者を対象にした受付 所の設営および運営を担当します。この際のマスク、ビニール手袋等の装着、アルコール消毒液の準備、 筆記用具の都度回収、2mのソーシャルディスタンスを保持する為のマーキング等が要請されました。  訓練本番後にはその結果を町会に持ち帰り共有して、今後に備えたいと考えています。 12月13日の防災訓練は、この後の新型コロナ第三波拡大を受けた関係者間協議によって中止とし、 さらなる展開を検討してゆくことになりました。 2ページ コロナ禍での活動の工夫 大井南浜町会 昨年から続くコロナ禍で、町会の活動も自粛を余儀なくされています。そんな中2つの大きな活動を発見し ました。 1つ目は、新しくわが町会に転居されてきた方への「町会紹介のリーフレット」並びに「班長、組長マニュ アル」の作成です。 従来町会長が、転入者のお宅に出向き、対面、口頭で町会の説明、勧誘をしていました。しかし、リーフレ ット作成により、「三密」回避の日常に即した大変有効な方法で活動ができるようになりました。また、 「班長、組長マニュアル」の作成も、誰でも円滑に業務遂行ができ、引き継ぎ不安も解消され、非常にスム ーズになる等大いなるメリットがあります。町会組織の抜本的な見直しができた貴重な年でした。  2つ目は、現在61名の会員を有するわが町会の高齢者クラブ「高砂クラブ」の活動です。  コロナに負けじと、万全の対策を講じながら、7月以降2ヶ月に一度、誕生会を開催し、高齢者にとって は特に大切なコミュニケーションを図っていることです。  例年9月の敬老会は、会食しながら長寿の方を皆んなで祝い、親睦を図っていましたが、昨年は飲食は 伴わずお土産とし、ご家庭で味わっていただくようにしました。また、誕生会で輪投げ大会を開催し、 運動不足や、ストレス解消、そして何より笑顔のパワーチャージをしているのです。5名の方は、品川区 の高齢者大会にも参加しました。  今回の取材を通し、改めてコロナに屈しないわが町会の前向きな姿勢、団結力を痛感しました。今年は どんな工夫がされるのか楽しみです。 私たちの町 今は昔2 立会川に二十歳の龍馬がいた 今月号もまた、大井第一地区の昔話にお付き合いください。この辺りは大井村でのどかな農村地帯で、 沿岸部では将軍家に献上する漁も盛んに行われていました。 今の浜川中学校とその周辺には広大な土佐藩下屋敷がありました。坂本龍馬は土佐では城に上がれぬ 身分の武士(かし下士)でしたが、経済的には豊かであったようです。龍馬二十歳の時の嘉永6年 (1853年)、藩の許可を得て自費で剣術と軍学の修行のため、江戸へ出てきて土佐藩下屋敷にも逗留 していました。 折も折、その年の6月ペリー提督率いる米艦隊が浦賀沖に来航しました。土佐藩はペリーの艦隊が江戸 に入るのを防備するため、立会川の河口に浜川砲台を設置しました。龍馬も召集され任についていました。 何ごとにも興味津々の龍馬は黒船を見に行ったようで、大きな衝撃を受け、その後の自身が進む道を見 出したようです。じっと海の彼方を見ることが多くなりました。 「あいつらに勝つには、もっと海の外に目を向け、学ばんといけん」 (絵と文: 東大井林町会  松井 一雄) 3ページ、4ページ 大井第一地域センター管内の施設の行事予定を掲載しています。 詳しくはお問合せください。 お問い合わせ 品川区地域振興部地域活動課大井第一地域センター 電話 03−3761−2000 FAX 03−5493−7286