令和4年 第13回 教育委員会定例会会議録 とき 令和4年9月13日 品川区教育委員会 令和4年第13回教育委員会定例会 日時 令和4年9月13日(火)      開会:午後2時                         閉会:午後2時42分 場所 教育委員室 出席委員 教育長 中島 豊         教育長職務代理者 冨尾 則子       委員 海沼 マリ子       委員 塚田 成四郎       委員 吉村 潔        出席理事者 教育次長 米田 博       庶務課長 宮尾 裕介       学務課長 勝亦 隆一       指導課長 中谷 愛       教育総合支援センター長 矢部 洋一       品川図書館長 吉田 義信       学校施設担当課長 森  雄治       統括指導主事 唐澤 好彦       統括指導主事 丸谷 大輔 事務局職員 庶務係長 菅野 祐輝       書    記 藤沼 真也子       書    記 根本 亮佑             傍聴人数 2名 その他 品川区教育委員会会議規則第14条の規定に基づき、会議の一部を       非公開とした。                   次第 報告事項1 教職員の任免等について(休職) 報告事項2 令和3年度保護者アンケートおよび児童・生徒アンケートの結  果について 報告事項3 特別支援学級(難聴通級指導学級)の移設について 報告事項4 事務局職員の任免等について(休職) その他 令和4年10月行事予定について 令和4年第13回教育委員会 定例会 令和4年9月13日 【教育長】  ただいまから令和4年第13回教育委員会定例会を開会いたします。  本日の署名委員には、海沼委員、吉村委員を御指名いたします。よろしくお願いいたします。  また、本日は傍聴の方がおられますので、お知らせいたします。  初めに、本日の会議の持ち方についてお諮りしたいと思います。  日程第1、報告事項1 教職員の任免等について(休職)、日程第1、報告事項4 事務局職員の任免等について(休職)、これら2件につきましては人事に関する案件となりますので、品川区教育委員会会議規則14条の規定に基づきまして非公開の会議としたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。 (「異議なし」の声あり) 【教育長】  異議なしと認め、この2件につきましては全ての日程の終了後に審議することといたします。  それでは、本日の議題に入ります。  日程第1、報告事項2 令和3年度保護者アンケートおよび児童・生徒アンケートの結果について、事務局からの説明をお願いいたします。  指導課長。 【指導課長】  それでは、令和3年度保護者アンケートおよび児童・生徒アンケートの結果について御報告をさせていただきます。  資料2でございます。こちらの一番上にA3判の概要版がございますので、こちらに沿って説明をさせていただきます。  保護者アンケートおよび児童・生徒アンケートにつきましては、品川区における教育施策の成果を検証し、より一層の充実を図ることを目的として毎年実施しているものでございます。  では、まず保護者アンケートの結果について、資料の中ほどを御覧ください。  初めに、「C 品川区の教育施策について」の教科等に関する設問では、設問10、本区の一貫教育の特色である「1年生からの英語学習は良いことだと思う」に「当てはまる」、「どちらかといえば当てはまる」という肯定的な回答をしている保護者は全体の95.3%でございました。  また、設問11「お子さんの通っている学校は、オリンピック・パラリンピック教育を推進している」という項目について、肯定的な回答をしている保護者は全体で89.3%でございました。  設問12「現在通っている学校に満足している」という項目については、肯定的な回答をしている保護者は93.4%でございました。  これらは、品川区が推進してきた英語教育、オリンピック・パラリンピック教育をはじめとした教育活動の成果であると考えているところでございます。  次に、設問6「義務教育段階で重要だと思うことは何ですか」についてですが、回答数が高かった順に「基礎学力をつけること」、「考える力や想像力・表現力をつけること」、「友達と仲良く過ごせること」と続いております。  保護者アンケートは以上でございます。  続きまして、資料右側、児童・生徒アンケートでございます。  初めに「B 英語の学習について」の設問3「英語の学習は大切だと思う」につきまして、「当てはまる」、「どちらかといえば当てはまる」という肯定的な回答をしている児童・生徒は全体で93.0%でございました。  また、設問2「英語の学習は好きである」につきまして、肯定的な回答をしている児童・生徒は全体で69.9%でございました。  英語の学習について「大切だと思う」と「好きである」のそれぞれの設問に対する肯定的な回答に約20%の開きがあることが分かります。  ここで、設問5として2年生から4年生を対象に英語の授業で楽しいと思うことについて、そして、5年生から9年生を対象に英語の授業で好きなものについて、具体的にどのようなものかを質問した結果がございますので、説明いたします。  恐れ入りますが、令和3年度児童・生徒アンケートの結果という資料の6ページをお開きいただければと思います。  まず、2年生から4年生が英語の授業で楽しいと思うことでは、「英語のゲームをすること」が74.1%と最上位で、次に、「英語の歌を歌うこと」45.5%となっております。  次のページに参りまして、5年生から9年生が英語の授業で好きなものについては、「英語を聞くこと」が38.2%と最上位で、次に、「英語を話すこと」33.0%となっております。  今回、アンケート回答のさらなる分析といたしまして、「英語の学習が好きである」に肯定的な回答をした児童・生徒が設問5にどのように回答しているかを見ていくため、クロス集計を行いました。  A3判の概要の資料にお戻りいただければと思います。資料右側の中ほどになります。  2年生から4年生が「英語の授業で楽しいと思うこと」の回答の内容の中で、設問2「英語の学習は好きである」で肯定的な回答をした割合が高い項目について、高い順に「英語の文字や単語を読むこと」で90.4%、「英語で友達と会話をすること」で89.9%、「外国のことについて学ぶこと」で89.2%となっております。  5年生から9年生が「英語の授業で好きなもの」の回答の内容の中で設問2「英語の学習は好きである」で肯定的な回答をした割合が高い項目について、高い順に「英語で話すこと」で87.4%、「英語の本や文章を読むこと」で85.5%、「英語で書くこと」で83.0%となっております。  これらの結果から、児童・生徒の英語の学習において授業の中で年齢に合わせながら、児童・生徒が楽しい・好きだと思う活動を取り入れていくことに加えまして、それぞれの学年で「英語が好きである」と回答している児童・生徒が楽しい・好きだと思う活動をその学年の全ての児童・生徒が達成感を持って活動できるようにしていくことが授業改善のポイントになってくると分析をしております。  こうした視点で授業改善を実施していく中で、引き続き児童・生徒の英語の大切さを実感できるようにしてまいります。  次に、「C オリンピック・パラリンピックについて」の設問9「オリンピックに興味がありますか」及び設問10「パラリンピックに興味がありますか」について、肯定的な回答をした児童・生徒は全体でそれぞれ71.8%、61.7%でございました。  品川区として、これまで学校が取り組んできた内容を今年度より学校2020レガシーとして継続しております。引き続き学校の特色を生かした教育活動が実施されるように支援してまいりたいと思います。  概要版に基づく説明は以上でございます。本アンケートの結果と合わせまして、各学校では自校の結果と区全体の結果を分析し、今後の教育活動、次年度の教育課程の編成に活用していく予定でございます。  説明は以上でございます。 【教育長】  説明が終わりました。質疑があればお願いいたします。  吉村委員。 【吉村委員】  最初にちょっとだけ。まず保護者の分は、回答率87.6%という数字が出ていますけれども、これは例年これぐらいの数字なんでしょうか。また、最近はFormsとか電子で調査するのも結構増えているようですけれども、その辺、これは紙ベースでやったんでしょうかというのをまず一つです。  2つ目は、今、英語のことについてかなり重点的にお話をいただきました。ありがとうございます。2年生から4年生の子供の中で、90.4%が「英語の文字や単語を読むこと」が比較的好きだという結果でした。もう随分前ですけれども、当初英語を導入するときに、英語の読み書きは中学校でやるので小学校では会話を中心に…という話もありましたが、こうやって実態で見ると、意外に2年生から4年生の子も英語の文字を読むことについては関心があるんだなというのを思いました。  一番重要なのは、英語の学習が好きかどうかということだと思うんですけれども、これについては全体で言うと7割が肯定的に答えているようですが、こちらの児童・生徒の学年別のアンケートの3ページを見ると、やっぱり5年生・6年生あたりから肯定的な子は7割いますけれども、逆に言うとあまり好きじゃないという子が3割ぐらいいるということですよね。英語を小学校段階で導入するときに、これは英語をとにかく好きな状況で7年生・8年生に送り込んでいくということが大事なんじゃないかというのはよく言われていたわけですけれども、この辺のデータについては事務局としてどう捉えているのか、そのあたりをお聞きしたいと思います。  以上です。 【教育長】  大きく2点、調査方法に関する部分と児童・生徒アンケートの設問2に関わっての御質問かなと思いますが。  指導課長でいいですか。指導課長。 【指導課長】  まず1つ目の御質問でございますが、保護者の回収率ということで、ここ3年間の回収率のほうを見ておりますと、大体9割前後というところになります。若干今回の令和3年度が低めに出ている傾向はありますが、約9割ということで捉えております。  紙ベースでの回収で、今回、この令和3年度については行っております。電子での回収ということも、今、検討はしておるところなんですが、心配しているのはやはりこの回収率でございまして、電子にすることによって極端にこれまで9割近く取れていた回収率が減ってしまうというようなことは避けたいと思っているので、もし導入する場合においてもきちんと検討した上でのしっかりした実施ということで、そこも踏まえて、今、どちらに移るかということは検討中でございます。  それから、2つ目といたしまして、2年生から4年生で読むことについての割合が非常に高くなっているということについては、品川区でやはり1年生の頃から音に親しむという活動を一定時間やってきておりますので、その積上げの成果として、音から今度は読む、文字を見ていくということに関心をもっていくのが、他地区よりも早い段階で出てきている傾向なのかなというふうに思っております。これは言語の習得において非常にいい段階になっているのかなというふうに捉えております。  重要なのは、やはり好きなことを続けていきながら力をつけていくというところであると思うので、そういった意味においては9年間の英語が好きであるという状況をできるだけ保つということが大事だなというふうに思っております。その中で、この今回分析させていただいたクロス集計というのは、やはり英語の学習と一固まりに申し上げても、その中の中身に関して学年ごとに、年齢が上がるにつれても変わっていくという傾向があることを捉えておりますので、そこを学年ごとにアンケートを取っておりますので、ぜひそういった意味では学年でいい活動がこれだということを見極めながら授業改善をしていくということが大事だなと思っております。  特に、6年生から7年生にかけて、少し好きという割合が低まるというような状況が結果からも出てきております。こちらについて、やはり義務教育も最終段階のところに入る中で、若干6年生までやってきたときの活動と、7年生でやってきている活動に違いがあることを学習者である子供たち自身が感じ取っているのかなというふうにも捉えています。  いずれにしましても、こういったところの分析もしっかりと行いながら、最後の9年生になる、卒業させられるところまでしっかり学習の支援をしていけるように進めてまいりたいなと思っております。  以上でございます。 【教育長】  どうぞ続けて。 【吉村委員】  ありがとうございました。回収率については、分かりました。幾つかの学校で学校評価を電子でやるようになってから劇的に回収率が上がったという声もよく聞くんで、そのあたりはどうかなと思いましたのでお伺いしました。  それから、英語のほうについては、やはりこれは学年別データを見ると、やはり5年生・6年生段階で否定的に答えている子が3割というのは、これはもう少しどちらかというと減らしたいなと。英語を好きなまま7年生に送っていきたいというのと、やっぱり6年と7年の間で、今、課長もおっしゃっていましたけれども、ちょっと段差があるような気がしますよね。ここでの英語の指導がスムーズに6年から7年につながっていくのが小中一貫教育としては一番重要なのかなというふうに思いましたので、質問させていただきました。  ありがとうございました。 【教育長】  今は調査方法と英語について、子供たちの英語の意識についてということでやり取りがあったんですけれども、ほかの委員の皆様、今の調査方法とかについては何か御意見ある方はいらっしゃいませんか。  これは、来年度検討しているということなんですけれども、いきなり全部電子にするんじゃなくて、紙でもいいですよ、電子で答える人は電子でもどうぞというようなやり方で1回やってみて状況を見るという方法もあるかもしれませんね。吉村委員の話にあったように電子にすると飛躍的に回答率が上がったということも考えられますので、タブレットの活用としてもそういうのがあるかもしれません。  あとは、委員の皆様も御質問あるかなと思うんですが、今の英語のところにつきましては、私も思ったんですけれども、これはちょっと学年差が多少あるなと。学年の発達段階の差もあるんでしょうけれども、全般的に8年生がどちらかというと苦手意識を持っているというような回答をしているようです。例えば設問6でも「苦手なものは何ですか」という答えに、8年生が非常にどの項目もトップを占めているというような状況もあるので、多少学年差があるかということで、昨年度のデータと比較して分析してみることも必要ではないかなというふうに思いました。  これが学年を追ってこういう状況が続いているとすれば、一つそれはそれで学年の課題かなという感じはいたしますが、その辺は今は分からないですかね。  指導課長。 【指導課長】  ちょうど8年生という段階が、英語の学習の中でも非常に文法事項が一番出てくる学年というところになっておりまして、一般的にやはり8年生が英語学習の中の壁にぶつかりやすい時代というところがあります。  そういう中で、品川の子供たちは非常に音に親しんでおりますので、そういう中では音に対する抵抗というのはないんですけれども、知識の整理というところで非常にたくさんの文法事項をどう整理していくかというところが8年生で求められているところかと思いますので、そこをしっかり山を越えられるような指導をしていくということが肝要かなというふうに思っています。 【教育長】  なるほど。そうすると品川だけの傾向ではなく、一般的に8年生の段階においてはなかなか厳しい状況があるんだということも加味して考えるということですね。分かりました。  ほかの委員の皆様はいかがですか。  アンケート項目につきましては、毎年全ての項目を取っているわけではなくて、3年に1度という形で項目を設定してデータ分析している状況もあるということですので、公表をしていただく段階で3年前の状況との比較なども入れていただけると、この間の生徒たちの学びの状況もより分かりやすくなるかなと思うので、今後に向けてはそんなような報告の仕方も考えていただけるといいかなと思います。  特に委員の皆様はございませんか。 【吉村委員】  これはほかの点でもいいですか、英語のこと以外でも。 【教育長】  もちろん結構ですよ。吉村委員。 【吉村委員】  すごく興味深く拝見させていただいて、保護者アンケートのほうの、すみません、概要版ではないので、今回、重点じゃないのかもしれないんですけれども、例えば8ページの「お子さんの通っている学校は一貫教育を推進しているか」というところについての、これは肯定的な割合が非常に高い、私はこれやっぱり品川は長い間ずっと積み上げてきているので高いですよね。これは、今、小中一貫とか連携はほとんどの自治体が何らかしらやっていて、学校評価の項目にこういう項目を挙げるんですけれども、もう本当に頑張って6割とか、低学年になってしまうと本当に低いんですよね。  そこに比べると、やっぱり品川区はこれだけ積み上げてきているということもあって、低学年であっても一貫教育を推進しているということについて肯定的に思っている保護者の方が6割以上いて、上のほうの学年に行けば8割という数字はやっぱり成果なんだろうなというふうに思います。  それから、同じく10ページの市民科についてのアンケートで「市民科はよい学習である」というのも、これが肯定的な割合が本当に9割超えているという、この実態はすごいなと思いますね。併せて、これもずっと積み上げてきているからですけれども、いわゆる無回答とかそういうのがすごく少ない。つまり、市民科はもう浸透していて、市民科については一定の評価を得ているというのが、このデータなのかなというふうに読ませていただきました。  こういう部分もすごく成果として上げられているんじゃないかなというふうに思いましたので、付け加えさせていただきました。ありがとうございました。 【教育長】  ありがとうございます。こういったアンケートを見慣れている私どもにとっては、改めてそういうお話を伺うとそうなんだなというふうに思うところが多々ございます。  ほかの委員の方はどうですか。よろしいですか。  冨尾教育長職務代理者。 【冨尾教育長職務代理者】  私が質問する内容はちょっとずれているかもしれないんですけれども、保護者アンケートの中で習い事についてのアンケートがあって、4ページですね。「1週間のうち、塾や習い事を何日間行っていますか」ということやどんな習い事をしていますかというようなのがあったかと思うんですけれども、こういったアンケートは、ちょっと漠然とした質問になるかもしれないですが、どういったことに今後役立っていく? このアンケート結果をもって、どんなふうに施策につなげていったりするのかなというのを思ったんですけれども、教えていただけますか。 【教育長】  指導課長。 【指導課長】  ここの「どのような塾や習い事をしていますか」という質問ですけれども、これに関して様々な事柄が出てくるんですが、今回、その他に回答された方の中で、英語や英会話を習っているという、選択肢にはなかったもので答えていらっしゃる方が一定数いまして、それが非常に顕著に出ていたものでしたので、やはり品川の教育施策として進めている英語教育が非常に御家庭でも浸透しているのかなというふうに見て捉えています。  要は、学校の中でやっていることが御家庭の中でどのように影響している部分があり得るかといったところを見ていくためにやっておりますので、こういった設問も3年の中で1回という形にはなるんですけれども、定期的に行っていきたいと思っています。 【教育長】  よろしいですか。保護者として何か続けて。 【冨尾教育長職務代理者】  やっぱりスポーツのことでしたり、あるいは学習塾でしたり、割と習い事・塾なんかは多いのかなというふうに思って、今後、部活動ですとかの在り方になんかも影響してくるのかなというふうにちょっと思いました。 【教育長】  スポーツのほうは、やはり7から9は減りますけれども、1から6までのニーズは非常に高い状況であるようですからね。  こちらの項目につきましては、多分、3年に一度の調査の項目ではないかなと思うので、恐らく毎年結果があまり変化ないのではないかなと思います。そうなってくると、このデータを学校としてもどういう形で保護者にフィードバックするのかというあたりがポイントになってくるのかなと思いますので、指導課からの今後の指導の際にも視点を示していただけるといいかなというふうに考えます。  ほかの委員の方はいかがでしょうか。  よろしいですか。  それでは、令和3年度保護者アンケート及び児童・生徒アンケートの結果につきましては、よろしいでしょうか。 (「はい」の声あり) 【教育長】  本件は、了承いたします。  次は、日程第1、報告事項3になります。特別支援学級(難聴通級指導学級)の移設についての説明を事務局よりお願いいたします。  教育総合支援センター長。 【教育総合支援センター長】  私からは、特別支援学級(難聴通級指導学級)の移設について御説明いたします。資料は3番でございます。  1番として、移設目的は2点ございます。台場小学校に置きます難聴通級指導学級に他校から通う児童の利便性の向上。もう一点は、豊葉の杜学園に設置しております難聴通級指導学級(後期課程)への円滑な移行。先ほど一貫教育のお話もございましたが、そのことも踏まえての移転でございます。  2点目は、移設日ですが、令和6年4月を考えております。  また、移設場所は、豊葉の杜学園。  移行期間を設けます。令和6年・7年度は、現在、台場小学校に在籍し、校内通級をしている児童がおりますので、その教育環境維持のため、どちらの学校にも、台場小学校にも、豊葉の杜学園にも通級できるようにいたします。  5番としまして、スケジュールは下の表のとおりでございます。大分下のほうに水色の枠囲みにも記載がございますが、現在も台場小学校に在籍して校内通級している児童がいらっしゃいまして、今の3・4年生は卒業まで自校の通室が可能になります。したがいまして、令和6年度の4月には、既にある豊葉の杜学園の難聴通級指導学級の在籍となりまして、円滑な移行が可能になります。  また、現在、2年生にいらっしゃるお子さんたちは、今、2名なんですけれども、2人とも台場小学校以外から通級しておりまして、台場小学校に通級するより豊葉の杜学園に通う利便性が高いと認識しております。また、1年生につきましては、今現在はいらっしゃいません。就学前のお子さんも、今のところ就学相談の中ではお声をいただいていないところでございます。  一番下になりますが、周知方法ですが、保護者会や学校だより、学校説明会、就学相談等によりますが、そのほかにも現在通級している児童・保護者、また就学相談等で御相談があった折には、未就学児の保護者にもその都度、丁寧に説明してまいりたいと考えております。  私からは以上です。よろしくお願いいたします。 【教育長】  説明が終わりました。質疑があればお願いいたします。  吉村委員。 【吉村委員】  今、難聴通級指導学級は、小学校の前期段階だと台場と戸越ですか。あとはどこにあるのでしょうか、また、今何人ぐらい対象のお子さんがいるのでしょうか。 【教育長】  現状説明ですね。教育総合支援センター長。 【教育総合支援センター長】  難聴は、きこえという言い方をしています。きこえの学級は、こちらの台場小学校のみでございます。戸越のほうはことばの学級になってございます。  今、現状は、台場小学校にいるお子さんが、通級しているお子さん全てで11名。そのうち4名の方が台場小学校で校内通級をされているお子さんです。  以上です。 【吉村委員】  はい。分かりました。 【教育長】  よろしいですか。ほかにどうでしょう。  冨尾教育長職務代理者。 【冨尾教育長職務代理者】  周知方法なんですけれども、以前、きこえの学級があるからといって台場小のほうに転居された方などもおられるので、広く周知をしていただいたほうがいいのかなというふうに思いました。 【教育長】  それは、例えば就学前の子供さんのある保護者の方とか、そういった方々にも伝わるように……。 【冨尾教育長職務代理者】  はい。ホームページですとかで。 【教育長】  それはどうですか。教育総合支援センター長。 【教育総合支援センター長】  そのとおりだと思います。実は、この移転の発端となった声の中には、台場小学校はちょっと遠いので諦めたというようなパターン、または検討するという方が何人もいらしたということもあります。現在も台場小学校のほうに転居をわざわざされて、その学校の中で校内通級をされている方もいらっしゃるという現実がございますので、就学前のお子さんも含めてホームページ、教育相談のほうで広く丁寧に説明してまいりたいと思います。  以上です。 【教育長】  よろしいですか。 【冨尾教育長職務代理者】  はい。ありがとうございます。 【教育長】  ほかにいかがでしょうか。  特にございませんですね。では、特別支援学級(難聴通級指導学級)の移設につきましては、よろしいでしょうか。 (「はい」の声あり) 【教育長】  では、本件も了承いたします。  次です。日程第2、その他になります。令和4年10月の行事予定について説明をお願いいたします。  庶務課長。 【庶務課長】  それでは、私から令和4年10月行事予定について御説明を申し上げます。資料の5を御覧いただければと思います。  10月につきましては、資料に記載のとおり定例会を2回予定してございます。いずれも第2・第4の火曜日ということで、時間・会場はそれぞれ記載のとおり、いずれも午後2時から、場所はここ教育委員室ということで予定をしているところでございます。  簡単ですが、私からの説明は以上でございます。 【教育長】  説明が終わりました。質疑等ございますでしょうか。  皆様、予定は大丈夫ですか。 (「はい」の声あり) 【教育長】  これは、私のほうから一つ。学校訪問は、両方ともセットはしていないということですね。  庶務課長。 【庶務課長】  学校訪問につきましては、次回、9月27日の火曜日、このときに、開始の前に学校訪問を予定しているところでございます。 【教育長】  10月はなしということで。 【庶務課長】  はい。そうです。 【教育長】  はい。了解です。それでは、令和4年10月行事予定については、よろしいでしょうか。 (「はい」の声あり) 【教育長】  では、本件も了承いたします。  そのほか、事務局から何かありますか。  事務局のほうから、その他、何かありますか。 【事務局】  ございません。 【教育長】  では、先ほど決定いたしましたとおり、これからは非公開の会議を開きたいと思いますので、傍聴の方は御退出をお願いいたします。 ―― 了 ――