大崎第一地域ニュース はなぐるま 第172号 令和6年8月20日発行 音声案内 編集  はなぐるま編集委員会 住所  西五反田3丁目6番3号 電話  03-3491-2000 FAX   03-3491-2002 発行元 大崎第一地域センター 1ページ 品川区に今も残る伝統工芸 和裁とは、主に着物を仕立てることを指します。 13メートル程の織物である反物(たんもの)を裁断し 縫い合わせると一着の着物になりますが、 着物の形になるまでには様々な工程があり、 技術や経験が必要です。 今回は和裁士の高橋紀子さんに、 和裁のことや、 品川区伝統工芸保存会の一員として 活動を続ける理由についてお伺いしました。 きっかけは浴衣作り 手縫いの奥深さを知り和裁士の道へ 短期大学で服飾を学んでいた高橋さんは、 夏休みに自身で浴衣を仕立てた際に手縫いの奥深さと面白さを知り、 和裁の縫製会社に入社します。 「短大では洋裁を学んでいたため、 就職を機に本格的に和裁の技術を学びました。 入社後はまず和裁の基礎である「運針(うんしん:基本となる縫い方)」や 「くけ(裾や袖口に用いる縫い方)」の技術を修練し、 丁寧かつ迅速に着物を仕立てられるよう技術を磨きました」。 縫製会社には約8年勤め、その後、和裁士として独立しました。 手縫いは生地への負担を少なくし、絶妙な力加減を調整できます。 また、ミシン縫いと比べると仕立て直しがしやすい点も特徴です。 関東では生地を足の指に挟んで縫う「男仕立て」が一般的ですが、 それ以外の地域では懸吊機(けんちょうき)を使い、 正座をして縫う方法もあります。 和裁ではまず、「検反(けんたん)」を行い、 反物に傷や汚れ、色やけがないか確認し、長さを測ります。 その後、採寸表を確認し、仕立てあがった際に 美しく見えるよう柄の位置を考える「柄合わせ」を行います。 柄合わせが決まったら生地に印をつけ、裁断します。 8つのパーツごとに分かれた生地を縫い合わせ、着物ができあがります。 「独立してからはお客様と直接やりとりすることができ、 その方の着姿を想像して縫えるようになりました。 そうして出来上がった一着を喜んでもらえることが嬉しいです」と 高橋さんは話してくれました。 教育と環境づくりを通じ、和裁を続けられる人を増やす 高橋さんは、毎年きゅりあんで開催される 「伝との技と味 しながわ展」や中小企業センター(またはエコルとごし)での 体験教室などを通じ、伝統工芸を身近に感じ、知ってもらう活動を行っています。 高橋さんの体験教室では、飾り紐結びや巾着作りを体験できます。 「参加される方は子供から大人まで幅広く、 皆さん楽しそうに体験される姿が印象に残っています。 作品にはそれぞれのこだわりや性格が出るので面白いですよ」。 高橋さんは自宅で和裁教室も開催しています。 また、品川区伝統工芸保存会の活動以外にも、 東京和服裁縫協同組合と東京都和裁技能士会の一員として、 都が主催するものづくりイベントや、小中学校のものづくり教室に携わっています。 自身も定期的に和裁の勉強会に通い、知識・技術の向上を続けています。 最後に、高橋さんに今後の活動についてお伺いしました。 「今後もお客様の着物の仕立てを続けのはもちろん、 さまざまな世代の方に和装について知っていただきたいです。 体験教室やイベントをきっかけに、 和裁の技術や和裁士という職業を見塚に感じてもらえてたら嬉しいです。 私が和裁士として活動を続けることで、 和裁の良さや技術が受け継がれ、 和裁を続けられる人が増える環境づくりに少しでも貢献したいと思っています」。 (編集委員 古郡) 2ページ 中原児童センター 親子のひろば 0歳クラススタート つくしんぼ【0歳児】R6.4.2〜生まれ 日時:9月5日(木)〜毎週木曜日 13:30〜14:15 内容:ふれあい遊びや子育て情報の交換 ※その他のクラスは9月4日〜スタートです。 詳しくはお問い合わせください。 おしえて!スラックライン 日時:9月12日(木)・10月10日(木) 16:00〜17:30 講師:我妻 吉信氏(アヅキャン) 対象:幼児親子〜小中高生 定員:なし 内容:幅5センチのラインの上を歩いたり飛んだり 技に挑戦してみよう。 毎週木曜日はスラックラインタイム!第二木曜日は 行使のアヅキャンが教えに来てくれるよ! 読み聞かせタイム 日時:9月21日(土)・10月19日(土) 11:30〜12:00 対象:乳幼児親子 内容:五反田図書館のお姉さんが来て読み聞かせをしてくれるよ 東五反田児童センター 幼児食の栄養バランス 日時:9月26日(木) 10:30〜11:00 講師:栄養士 対象:1歳〜3歳くらいの親子またはその保護者 定員:15組 申込:9月2日(月)〜来館または電話受付 ベビーマッサージ 日時:10月7日(月) 10:30〜11:30 講師:助産師 対象:おおむねハイハイ前のお子さんとその保護者 定員:12組 申込:9月18日(水)〜来館または電話受付 産後ママのセルフケア 日時:10月17日(木) 10:30〜11:45 講師:助産師 対象:1カ月検診を終了〜R6.5.18〜生まれの親子 定員:10組 申込:9月18日(水)〜来館または電話受付 卒乳のおはなし 日時:10月28日(月) 10:30〜11:30 講師:助産師 対象:卒乳に興味のある方 定員:12組 申込:10月1日(火)〜来館または電話受付 お問い合わせ:中原児童センター 03-3492-6119 東五反田児童センター 03-3443-1629 親子で楽しむ♪潮干狩り体験 6月9日(日)に、大崎第一地区委員会・社会生活部主催事業 「親子で楽しむ♪潮干狩り体験」が実施されました。 当日は気温も高すぎず、日差しも強すぎない絶好の潮干狩り日和でした。 そんな中、参加者は各々潮干狩り体験を楽しみ 「ハマグリやアサリが沢山獲れた」と報告してくれた子もいました。 帰りは海ほたるに寄りました。お土産を買ったり景色を楽しんだりと 各々楽しい時間を過ごしました。 渋滞に巻き込まれることもなく、また途中で具合が悪くなる参加者もおらず、 最後まで無事に事業を行うことができました。 大崎第一地区委員会では、今後も様々なイベントを行う予定です。 機会がありましたらぜひまた応募してください。 就任のご挨拶 萩原 忠幸 校長先生(第四日野小学校) 今年度より着任いたしました、萩原 忠幸と申します。 「地域が誇る、強く・やさしい四日野っ子を育てる」を教育理念とし、 第四日野小学校の全ての児童が「学校が楽しい」と実感しながら、 将来広く国際社会で活躍できるよう、また、人生を幸福で豊かなものにすることが できるよう教育活動を進めていきたいと考えます。 来年度は、本校創立100周年を迎えます。今まで以上に地域とともにある 学校の実現に向け、家庭・地域と協働した豊かな教育活動の創造を目指していきます。 引き続き、皆様のご支援、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。 稲嶺 史 副校長先生(第三日野小学校) 今年度より第三日野小学校の副校長に就任いたしました、稲嶺 史と申します。 私は品川区に配属されて12年目を迎えます。 品川区は地域に歴史が根付いていて学校教育や地域教育を行う上で とても素晴らしいところだと感じています。本校の目の前には池田山公園があります。 江戸時代より岡山藩主の下屋敷の跡で、回遊式庭園は季節ごとに様子を変えます。 地域の活動もとても盛んで、6月には、支え愛活動の取り組みとして ボッチャ大会がありました。また、7月には、子どもたちがとても楽しみにしている 区民まつりが行われ、模擬店や盆踊り大会、一輪車ショーなどを予定しております。 学校と地域の結びつきを大切にしながら、子どもたちの健やかな育成につなげていきます。 川柳・俳句 馴れ初めは 故郷の宵の 盆踊り 南品川六丁目 田中 邦彦 ハンド扇 隣の女子の お裾分け 大井三丁目 金輪 健 かくれんぼ 影が写って 見つけられ 中延五丁目 松本 悦子 高齢の ひとり住まいに 舞うコバエ 西五反田四丁目 村上 和也 物価高 脳トレの趣味 かっこいい 西五反田三丁目 大島 道子 日々猛暑 日陰の家が 見直され 西五反田六丁目 久保田 公二 編集後記 律儀過ぎるほどの今年の猛暑に天を仰いでおられる人も多いと思います。 原因となる温暖化ガスを減らす方法は私たちにも無いものでしょうか。 そこでご相談ですが、わが地元あげての“緑の町づくり”は如何でしょうか? ご承知のように緑の樹木や草花は、人の心を癒してくれるだけではなく、 温暖化の原因となるガスを吸収してくれます。 また昨今の都市のヒートアイランド現象の抑制にも役立つと思います。 これからの皆様のご家庭には少しでも多くの草花を植えていただきますとともに、 わが区でもこれまで以上に“緑の町づくり”にご尽力いただけないものでしょうか。 ご苦労をおかけいたしますが、ご尽力いただければ将来の区民に代わりまして 心からお礼を申し上げます。 (編集長 久保田) 地域の方が協力し意見を出し合って「はなぐるま」を作成しております。 ご意見・ご感想や川柳・俳句などお気軽にお寄せください。 編集委員も随時募集中です!一緒に紙面作りをしましょう。 大崎第一地域センター(電話 3491-2000)までご連絡ください。 お問い合わせ 品川区地域振興部地域活動課大崎第一地域センター 電話 03-3491-2000 FAX  03-3491-2002